池田大作と創価学会に宗門・法主批判の兆しが現れたのは平成2年からである。52年路線の時と同じように池田の各種会合のスピーチや学会幹部による法主上人や宗門僧侶にに対する批判と思われる怪しげな指導が平成2年初頭から繰り返されていた。聖教新聞などでは間接的な表現で誤魔化していたが、全国の学会員から宗務院に手紙や電話などで、こうした池田や学会幹部の指導・スピーチはおかしという報告が相次いでなされ宗門側もこの事実を知りに警戒感を持った。宗門からすれば池田創価には52年路線の教義逸脱という前科もあり警戒心を持つのは当然のことだろう。創価破門を知るうえで「宗門に喧嘩を仕掛けたのは池田創価の方」という認識は重要だ。つまり「破和合僧」を仕掛けてきたのは池田創価側だったというのが事実なのである。そしてこの年の7月17日の宗門と創価の連絡会議の席上で秋谷会長(当時)を始めとする創価首脳陣が一方的に宗門・法主上人