問う、報恩の要術、その意は如何。答う、不惜身命を名づけて要術と為す。謂く、身命を惜しまず邪法を退治し、正法を弘通すれば、即ち一切の恩として報ぜざること莫きが故なり。 今回は『報恩抄文段』の御指南を拝します。これは本文の「かくのごとく存じて、父母・師匠等に随わずして仏法をうかがいしほどに~」の部分の御講義です。ここでは大聖人仏法の僧俗の行うべき報恩とは、父母・師匠に随うことではなく「不惜身命」で破邪・顕正の折伏を行うことであると日寛上人は御指南されています。この御文の直前に、「邪法を退治するは即ちこれ報恩なることを明かし乃至正法を弘通するは即ちこれ謝徳なることを明かすなり」と言われていて「報恩」とは邪教破折をすることであり、「謝徳」とは大聖人の正法を弘教することであると日寛上人は言われています。父母・師匠そして一切衆生に対して折伏弘教をしていくことがそれらの人々に対しての報恩謝徳であり翻って
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