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ブックマーク / book.asahi.com (15)

  • 「君たちはどう生きるか」宮崎駿監督が、新作映画について語っていたこと。そして吉野源三郎のこと|好書好日

    宮崎駿監督の新作「君たちはどう生きるか」ポスター=スタジオジブリのTwitterより 「私自身、訳が分からない」 「おそらく、訳が分からなかったことでしょう。私自身、訳が分からないところがありました」。 2023年2月下旬、東京都内のスタジオで上映された、「君たちはどう生きるか」の初号試写。米津玄師の歌うピアノバラードが流れ、エンドロールが終わった瞬間、灯りが点き、宮崎駿監督のコメントが読み上げられた。 客席から軽い笑い声が漏れた。私もその一人だった。あまりの展開の速さと、盛り込むだけ盛り込まれた情報を消化しきれず、茫然と座り込んでいたが、その言葉で我に返った。 これは「宮崎アニメ」の集大成なのか、吉野源三郎の著書『君たちはどう生きるか』の再解釈なのか。とにかく、1回見ただけではとても全容を把握できなかった。 「自分のことをやるしかない」 今回の作品は、公開前のプロモーションも、メディア関

    「君たちはどう生きるか」宮崎駿監督が、新作映画について語っていたこと。そして吉野源三郎のこと|好書好日
    soylent_green
    soylent_green 2023/07/14
    いまどきT2ネタがトップコメントになるとか、はてな民はこれまでどう生きてきたのかを反省すべきじゃないのか
  • 陸秋槎さん「雪が白いとき、かつそのときに限り」インタビュー 日本サブカルを取り込みまくった「華文百合ミステリ」|好書好日

    「雪が白いとき、かつそのときに限り」あらすじ 冬の朝の学生寮で、少女が死体で発見された。白い雪に覆われた地面には足跡がなく、警察は自殺として処理する。5年後、生徒会長の馮露葵は、寮委員の顧千千の相談を受ける。いじめ騒動をきっかけに過去の事件の噂が校内に広がっていた。真相を探るべく、彼女は図書室司書の姚漱寒と調査を始める。そんな折、新たな殺人事件が寮で発生、その現場は5年前と酷似した“雪密室”だった……。 中国格ミステリブーム受け ――作は中国の学校を舞台にした、学園物のミステリです。5年前の雪が降る学生寮で起きた少女死亡事件を女生徒らが調査する中、酷似した「密室」で新たな犠牲者が出る……。トリックを重視した「新格」系作品である一方、女生徒らの関係性や感情を描いた「百合もの」でもあります。中国で作品をいくつも発表しつつ今は金沢市に住む陸さんですが、どんなきっかけでミステリ作家になった

    陸秋槎さん「雪が白いとき、かつそのときに限り」インタビュー 日本サブカルを取り込みまくった「華文百合ミステリ」|好書好日
  • コラム別に読む : だから日本はズレている [著]古市憲寿 - 斎藤環(精神科医) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■おじさんのズレたしなめる 著者は『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)で、惨めな弱者に成り果てたと思われていた現代の若者が、実は過去40年で最も生活満足度が高い若者でもあったというデータを紹介して話題となった。人が弱冠20代ということもあって、当事者性のある若者論の語り手として人気がある。 書で古市は、そんな「若者」の立場から、日の「おじさん」のズレ方を目の細かいヤスリのような皮肉でたしなめる。「クールジャパン推進会議」やスマホ家電のズレ具合に突っ込みまくる章などは実に痛快だ。溜飲(りゅういん)を下げたい若い世代と他人事のように説教されたい「おじさん」世代のニーズに、書はみごとに答えている。 「社会学者としては掘り下げが甘い」「ズレた原因の解明がない」「朝井リョウへの謎のこだわりがうざい」などの不満もあろうが、エッセイ集として読めば新鮮な視点も多い。女子力の高い文体は親しみやすく

    コラム別に読む : だから日本はズレている [著]古市憲寿 - 斎藤環(精神科医) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    soylent_green
    soylent_green 2014/06/20
    「「社会学者としては掘り下げが甘い」「ズレた原因の解明がない」「朝井リョウへの謎のこだわりがうざい」などの不満もあろうが」
  • コラム別に読む : 日本の地方財閥30家 [著]菊地浩之 - 青木るえか | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■それにしても面白い地方財閥の歴史 これを知ってどうなるのか。生きていく上で役に立つのか。というようなことは、子供の頃に数学などに苦しみながら思ったものだったが、最近は屋の新書の棚の前でそう思うことが多い。「これって誰が読んで喜ぶんだ?」という新書が山ほど出ている。日の地方財閥について知ったところで、得することがあるのか。物質的な得がなくても心が豊かになるかといえば、そういうこともなかろう。 しかし、面白いのである。地方の財閥を紹介している、ただそれだけの。三菱とか三井とか住友とか、全国区の財閥はそれなりに知られている。「三菱さんはもと岩崎で、大河ドラマなんかにも出てくる」というぐらいのスターである。しかし愛知の中埜家と言われても聞いたこともない。これはミツカン酢の「酢財閥」の家であり、江戸時代に酒造業をやっていたのが、江戸前寿司の流行に目をつけて酢の生産を始めた、とかいう話を読むと

    コラム別に読む : 日本の地方財閥30家 [著]菊地浩之 - 青木るえか | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • インタビュー : 〈時の回廊〉蓮實重彦「監督 小津安二郎」 “神話”を引きはがした | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    一冊の書物が映画評論を変えた。蓮實重彦『監督 小津安二郎』(筑摩書房、1983年。03年に増補決定版)はテーマとセリフのくびきから人々を解放し、銀幕に映っているもののみを見つめることの快楽を知らしめた。崇拝から反発まで位相は種々あるが、映画にまつわる文章を書く者が、通称「ハスミ節」の引力から自由でいることはもはや至難だ。 ◇ 1963年12月、パリの小さな公園でルモンドを読んでいて、小津安二郎監督の訃報(ふほう)に接しました。足元から来る空気の冷たさを今も感じています。当時は映画を書くことになるとは思ってもいませんでしたが、『監督 小津安二郎』の執筆は、その喪失感を取り戻そうとするものでした。 その頃、フランスでは「OZUという変な人がいる」と話題になり始めていました。パリのシネマテークの上映にはアラン・レネやジャック・リベットらが来ていた。余談ですが、小津映画に熱狂する観客の一人が現

    インタビュー : 〈時の回廊〉蓮實重彦「監督 小津安二郎」 “神話”を引きはがした | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    soylent_green
    soylent_green 2011/08/27
    なんだか蓮實よぼよぼになりつつないか さすがに歳なのか
  • 【レビュー・書評】災害ユートピア―なぜそのとき特別な共同体が立ち上がるのか [著]レベッカ・ソルニット - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    災害ユートピア―なぜそのとき特別な共同体が立ち上がるのか [著]レベッカ・ソルニット[評者]柄谷行人(評論家)[掲載]2011年2月6日著者:レベッカ ソルニット  出版社:亜紀書房 価格:¥ 2,625 ■相互扶助の出現、無法状態でなく 大災害が起きると、秩序の不在によって暴動、略奪、レイプなどが生じるという見方が一般にある。しかし、実際には、災害のあと、被害者の間にすぐに相互扶助的な共同体が形成される。著者はその例を、サンフランシスコ大地震(1906年)をはじめとする幾つかの災害ケースに見いだしている。これは主観的な印象ではない。災害学者チャールズ・フリッツが立証したことであり、専門家の間では承認されている。にもかかわらず、国家の災害対策やメディアの関係者はこれを無視する。各種のパニック映画は今も、災害が恐るべき無法状態を生み出すという通念をくりかえし強化している。 むしろこのような通

  • asahi.com:ロック・フェスティバル [著]西田浩 - 新書の穴 - BOOK

    ロック・フェスティバル [著]西田浩 [掲載]週刊朝日2007年08月31日号 [評者]青木るえか ■「ロックって健康的」な気分でいいんだろうか ロック・フェスティバル。何かこうワクワクする響きだ。75年に後楽園球場で行われた「ワールドロックフェスティバル」というのに行って、フェスティバルの内容はさっぱり覚えてないのに、お弁当に鶏の唐揚げ持っていったとか、雨が降るかもしれないからカッパの準備は忘れずに、というようなことは昨日のことのように覚えている。 フェスティバルというようなロックコンサートはそれっきり行ってないが、心そそられるものとしていつも気にしていて、日で過去行われたロック・フェスティバルをやネットで探して読んだりしていた。なので「フジ・ロック」が決定した時には「おお、日でもついにこんなフェスが」とか言われていたけど「箱根アフロディーテや郡山のワンステップフェスティバルもすご

    soylent_green
    soylent_green 2007/08/28
    こういう頭のかたい人いるよな。オルタモントで黒人が殺されないとロックじゃないとか言い出しそう
  • asahi.com: 鏡の法則―人生のどんな問題も解決する魔法のルール [著]野口嘉則 - ニュースな本 - BOOK

    鏡の法則―人生のどんな問題も解決する魔法のルール [著]野口嘉則 [掲載]週刊朝日2006年12月15日号 [評者]永江朗 ■たしかに私も、涙が出てきた しばらく前からベストセラーの上位に居続けているのが、野口嘉則『鏡の法則』である。なんでも60万部突破とか。人生の問題を解決してくれるらしい。 子供がいじめられて悩んでいる母親の話が出てくる。実話をもとにしているそうだ。 母親から相談された男は「あなたが大事なお子さんを人から責められて悩んでいるということは、あなたが、誰か感謝すべき人に感謝せずに、その人を責めて生きているからなんです」と驚くべきことを言う。 男、つまり著者の分身が説くのは因果応報である。世の中の出来事はすべて結果であり、原因がある。原因はその人の心の中にある。人生の現実は、心を映した鏡だ、というのだ。 アドバイスされた母親は、いままで責めていた父に詫びて感謝し、馬鹿にして

    soylent_green
    soylent_green 2006/12/13
    ぶははは。
  • asahi.com: 児童文学者、翻訳家の渡辺茂男さん死去 - BOOK

    渡辺 茂男さん(わたなべ・しげお=児童文学者、翻訳家)が18日、出血性脳梗塞(こうそく)で死去、78歳。葬儀は近親者のみで済ませた。後日「お別れの会」を行う予定。喪主は長男鉄太さん。 著書に「寺町三丁目十一番地」など。訳書は「どろんこハリー」「エルマーのぼうけん」など多数。日国際児童図書評議会(JBBY)創立に尽力し、86年の「子どもの世界大会」実行委員長を務めた。

    soylent_green
    soylent_green 2006/11/24
    ご冥福をお祈り申し上げます。
  • 群青学舎 [著]入江亜季 - コミックガイド - BOOK

    クライン・ブルーと呼ばれる色がある。現代美術家イヴ・クラインが生み出した独特の深みと輝きを湛(たた)えた青色で、その青を一面に塗り込めた彼の作品を見ていると、そのまま吸い込まれそうな錯覚に陥るのだ。 書を読んで、それと似たような感覚に襲われた。『群青学舎』というタイトルが示すとおり、さまざまな学び舎(や)(それは学校とは限らない)を舞台に、“青の時代”に属する人々が群れ集い、ささやかなドラマを繰り広げる。古い教室で少年が不思議な同級生と出会う「異界の窓」、怪しげな媚薬(びやく)の実験台にされた研究員男女の受難劇「ピンク・チョコレート」、森の精霊と木の実採りに来た老婆の交感をセリフなしで描いた「森へ」、カフェの看板娘が朴念仁の教授にアタックする「アルベルティーナ」など10編。ファンタジーあり、ロマンスあり、コメディあり。懐かしさと瑞々(みずみず)しさと、ほのかなエロティシズムを兼ね備えた物

  • asahi.com: あなたに不利な証拠として [著]ローリー・リン・ドラモンド - 書評 - BOOK

    読みながら何度も心が震えた。昂奮(こうふん)することはある。感動することもある。感涙に咽(むせ)び、温かな余韻に浸ることもある。あるいは衝撃をうけ、思わず声をもらすこともある。しかし小説を読みながら、心が震えることは滅多(めった)にない。 まず、冒頭にあるのは、「完全」という短編だ。主人公はキャサリン、二十二歳。警官歴十五カ月で、職務執行中に強盗を撃ち殺した。物語では、キャサリンがどのように事件と関(かか)わり、どのように射殺したかを振り返る。それだけである。十頁(ページ)、およそ三十枚の短編なのに、まるで長編のように重く深い。徹底したリアリズムで、警察官の職務の一部始終を描き、事件現場へと読者を連れて行き、キャサリンが銃を撃たざるをえない状況をまざまざと味わわせる。そして殺すしかなかったこと、殺さなければ自分が死んでいたことを深く感得させるのである。 そう、僕らはキャサリンになる。彼女が

  • asahi.com: マンガ嫌韓流 [著]山野車輪 - ベストセラー快読 - BOOK

    知識人と呼ばれる人々はたいてい、ベストセラーがお嫌いである。たまに読んでも、まずほとんどが、 「(いやいやながら)読んではみたがなにほどの内容もない。なんで大衆はこんなレベルの低いものを喜ぶのか」 というようなお叱(しか)りがほとんどである。……しかし、これはベストセラーの質をわかっていない言である。ベストセラーがベストセラーたり得ているのは、内容ではなく、社会の基層に蔓延(まんえん)した“感情”をすくいあげていることが、大抵の場合その理由だからである。オイルショックによる社会不安が『ノストラダムスの大予言』をベストセラーにし、団塊の世代を中心とした中高年層の老いへのあせりが渡辺淳一の不倫小説をベストセラーにする。これらはその時点時点での日の大多数の国民感情を映した鏡なのである。 その意味で、最近話題の『マンガ嫌韓流』を取り上げる際には、その内容の分析よりも、こういうがベストセラーに

    soylent_green
    soylent_green 2005/09/29
    「若い読者層は自分の感情を素直に表明することを是として教育を受けてきた」ゆとり教育の弊害だ!
  • asahi.com: 死の棘日記 [著]島尾敏雄 - 書評 - BOOK

    昭和二十年代の末、島尾敏雄というひとりの作家に、ある不幸が訪れる。敏雄の不倫によって、ミホが狂気に陥ったのである。しかし、それ自体は、どこにでもある悲劇にすぎない。仮に、夫が、生き残った特攻隊長であり、が、その隊長に恋した、王族の血を引く南の島の娘であったという、物語のような恋愛で結びついたとしても、家庭を持ち、生活を始めてしまえば、結局のところ、人は同じ退屈なドラマを繰り返すしかないのである。 ……というのは間違いなのだ。島尾敏雄とそのミホに限っては。 ミホは狂う、狂う、狂う。そして、幾夜も眠らず、夫を責める、責める、責める。けれど、すぐに反省し、何もかも一からやり直そうと思い、うまく行きそうになり、けれど、次の瞬間には、またすべてが元に戻り、狂い、狂い、狂うのである。 敏雄は、そのすべてを日記に書き込む。ちょっと待て。そんな余裕があったのか? いや、余裕がないからこそ、日記を書い

    soylent_green
    soylent_green 2005/05/22
    高橋源一郎による書評。
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