主に、読んだハードボイルド・ノワール・クライム系の小説や、英米のコミックの感想など。猫のことは書いてありません。 今回は、前回まで長々とやってきました英国犯罪小説アンソロジー『True Brit Grit』の編者でもあり、イギリスの現在のこのシーンのオーガナイザー的立場でもある作家Paul D. Brazillの、とりあえず現在のところの代表作である『Guns Of Brixton』であります。 なんてこった。Big JimがHalf-Pint Harryの頭を吹っ飛ばしちまった。ボスのTony Cookのために、スーツケースを受け取って来るだけの仕事だったのに。うっかりショットガンが暴発しちまったんだ。こうなっちまったものはしょうがない。次の仕事が待ってる。Harryの死体は途中でAnarchy Alの所に寄って始末を頼むとしよう。KennyはBig Jimと死体をジャガーのトランクに積