タグ

ブックマーク / okemos.hatenablog.com (6)

  • クルーグマン:中国、壁にぶつかる - P.E.S.

    またクルーグマンの翻訳です。今回はクルーグマンが中国経済の問題について書いてたので、訳してみました。クルーグマンは中国については以前から色々と批判的な事をかいてますが、中国の景気悪化について書いたのは初めてじゃないですかね? クルーグマンは90年代に東アジア金融危機が起こる前に、東アジア経済の経済成長鈍化の可能性についてのエッセイを書いた事がありましたが、今回はどうなりますかね。 誤訳・タイポ等ありましたら、コメント欄によろしくお願いします。 中国、壁にぶつかる 2013年7月18日 経済データなんてものは、その全てが奇妙なつまらなさを持ったSFの一ジャンルとみるのが良いようなものなのだが、しかし中国のデータは大抵のものよりもさらにフィクションじみている。秘密主義の政府、統制された報道、そしてこの国のとんでもないサイズを加えると、中国で実際に何が起きているのか判断するのはその他の主要国につ

    クルーグマン:中国、壁にぶつかる - P.E.S.
    sphynx
    sphynx 2013/07/19
  • ベスター:回想 1 - P.E.S.

    アルフレッド・ベスターの短篇・エッセイ集"redemolished"というのがあるんですが、これにベスターが1975年に書いた自分のSF史の回想"My Affair with Science Fiction"が載っています。結構長文ですが、興味深いので訳してみる事にしました。ただし31ページもあって長いので複数回に分けます。それから、この時期のベスターは雑誌編集者としてSFからほぼ離れていた60年代が過ぎた後、雑誌の廃刊によりSFにまた戻ってきた時期で、ちょっと寂しい感じがあります。今回の分の最後の箇所などは、なんかちょっと悲哀を感じます。 誤訳やタイポなどはないように気をつけていますが、もし何か見つけられましたらいつものようにコメント欄にお願いします。 マイ・アフェア・ウィズ・サイエンスフィクション アルフレッド・ベスター 一部のサイエンスクション読者が、私のプライベートライフについて何

    ベスター:回想 1 - P.E.S.
  • 40.戦争後の生活 - P.E.S.

    1992年に亡くなったアイザック・アシモフの最後の自伝的エッセイ、"I.Asimov: A Memoir" (1994)の第40セクション「戦争後の生活」の翻訳です。 「戦争後」というか、「直後」のアシモフです。なんとまあ、戦争終了後に陸軍に徴兵されてしまいます。ですが、その陸軍時代にアシモフに大きな変化を迎えるのでした、というお話。 ところで最近よく映画を観てまして、こないだ「マン・オン・ワイヤー」、「エヴァンゲリオン破」、そして30周年リバイバル上映の「ガンダム1」を観てきたのですが、その3ともに上空高くに横になりながら小さく映る人間・ロボットという構図がありました。とくにガンダムエヴァはどちらも上空を滑空しながら射出されたライフルを受け取るという構図でした。その構図については、ドキュメンタリーである「マン・オン・ワイヤー」が一番インパクトがあったわけですが、しかし正直一番かっこよ

    40.戦争後の生活 - P.E.S.
    sphynx
    sphynx 2009/07/06
  • 13. パルプフィクション - P.E.S.

    1992年に亡くなったアイザック・アシモフの最後の自伝的エッセイ、"I.Asimov: A Memoir" (1994)の第13セクション「パルプフィクション」の翻訳です。 ここと次のセクションはアシモフのフィクションについての読書傾向のお話で、第二次世界大戦前のアメリカのジャンクフィクションについての事です。海外SFファンとしては、この辺りの事はなじみのある楽しい話なんですが、正直SFに興味のない人が面白いと感じてくれるのかどうかはちょっと不安です。でも、もしよかったら読んでみてください。 13.パルプフィクション 1920年代と1930年代には、テレビはなかった。コミックブックすらほとんど存在しなかったのだ。(確かに、ラジオはあった。そしてAmos'n'Andyといったプログラムは、一時は国民的な番組であった。)しかし全体的に、頭のジャンクフードのための環境的ニッチは、「パルプ雑誌」に

    13. パルプフィクション - P.E.S.
    sphynx
    sphynx 2009/05/05
  • 12. 長時間労働 - P.E.S.

    1992年に亡くなったアイザック・アシモフの最後の自伝的エッセイ、"I.Asimov: A Memoir" (1994)の第12セクション「長時間労働」の翻訳です。 いかにも仕事中毒のアシモフらしいセクションですね。英語版Wikiのアシモフの項によると、アシモフは1992年までの72年の人生*1で500冊以上のを執筆・編集し、9000以上の手紙とはがきを書いていて、書籍についてのデューイ十進分類の10項目で彼のがないのは哲学・心理学の一項目だけだそうです。(追記:付け加えると、ボストン大学で化学の准教授もやってました。この翻訳を行うことにした理由の一つは、院を出た後の就職問題への共感でもありましたので(アシモフも苦労したのですよ)、翻訳は大体その頃のセクションまで続けるつもりです。) ところでこのセクションを読んでいると、俺もがんばってもっと働こう!と思うのですが、同時に、でも日で長

    12. 長時間労働 - P.E.S.
    sphynx
    sphynx 2009/05/02
  • クルーグマン:恒星系間貿易の理論 - P.E.S.

    このブログのタイトルは、政治(Politics)、経済学(Economics)、そしてSF(Science Fiction)という、おれの興味のある分野のそれぞれの頭文字から取ってるのですが、残念ながらプロフィールにも書いたように、これまでSFについて書くことはあまりありませんでした。それなのに、ついに経済学SFタグを同時に使える日が来ようとは!クルーグマン、ありがとう! というわけで、またまたクルーグマンの論文、それも彼の専門の貿易分野についてのものです。かなり前から訳そう訳そうと思っていながらぐずぐずしていたのですが、もうそろそろ忙しくなりそうなのでその前に訳してすっきりしておくことにしました。そもそもこれを訳そうと思ったのはこれが国際貿易ではなくて恒星系間、つまり異なる太陽系間での貿易についての論文だからです。この手のものではアシモフのチオチモリンが有名ですが、論文の形式についてだ

    クルーグマン:恒星系間貿易の理論 - P.E.S.
  • 1