タグ

2010年8月5日のブックマーク (21件)

  • 旅と言葉4:翻訳、あるいは、世界というやすりを使って、自分を削ること - 記憶の彼方へ

    Nicolas Bouvier: Oeuvres, col. Quatro, Éd. Gallimard, 2004 asin:462207298X asin:4794205759 2004年にガリマール社から出た新しい文学叢書クワルト版(Quarto)の1400頁余りのニコラ・ブーヴィエ作品集には、彼が生前刊行したほとんどすべての作品が収められているだけでなく、旅の先々で撮影した写真、自筆ノートの複写なども豊富に収録されていて、<書物>としての魅力に溢れている。2007年にみすず書房から出た『ブーヴィエの世界』(高橋啓訳)はそのクワルト版作品集の「抄訳」である。非常に優れた訳業だと思う。「訳者あとがき」も収録作品の精緻な「解題」として非常に充実した内容であり、かつ、気迫の籠ったものである。そのなかで、高橋啓氏はなぜ理想的な「全訳」が行われなかったかについて次のように記している。 訳者は今

    旅と言葉4:翻訳、あるいは、世界というやすりを使って、自分を削ること - 記憶の彼方へ
  • 佐渡へのオマージュ - 記憶の彼方へ

    ムクゲ(木槿, Rose of Sharon, Hibiscus syriacus) ムクゲの花の 凛と咲く 夏の日 いのちを 削って 過ぎし日を 綴れ さすらいの旅の果て 蒼穹(あおぞら)の記憶を辿り ムクゲの花の うれしい夏の日 ムクゲの花の 美しい夏の日 村崎修二「猿曵き佐渡をゆく」より(沖浦和光編『佐渡の風土と被差別民』88頁) 自称「猿曳き芸人」の村崎修二さんは2000年の夏、佐渡の旅の途中、猛暑のなかで脱水症を起こし、無住のお寺ともお堂ともつかない建物の日陰の縁で横になった。しばらくして気分が良くなって、ふと前方を見ると白い小さなムクゲの花が目にとまった。よろけながら近づいてみると、暑いのに花たちは緑をしっかりつけてつよく咲いていた。村崎さんはお堂まで戻って、ぼーっとその花をしばらくながめていたという。そのときポロッと手帖に書き留めたのが、上の歌詞である。 佐渡の風土と被差別民

    佐渡へのオマージュ - 記憶の彼方へ
  • 佐渡の地蔵堂 - 記憶の彼方へ

    佐渡へのオマージュ(2010年08月03日) 上のエントリーを書いた時、村崎修二さんが2000年の夏に佐渡の旅の途中で「無住のお寺ともお堂ともつかない建物」のお陰で、ちょっと大げさに言えば、命拾いした、その「お堂」のことが気にかかっていた。偶然とは思えない何かを感じた。 宮常一が撮った昭和の情景 上巻 作者: 宮常一出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2009/06/09メディア: 大型購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (14件) を見る宮常一が撮った昭和の情景 下巻 作者: 宮常一出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2009/06/09メディア: 大型購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (13件) を見る 宮常一の十万枚の写真のなかに佐渡のお堂の写真がある。今手元にある『宮常一が撮った昭和の情景』の上巻には、昭和34(1959)年

    佐渡の地蔵堂 - 記憶の彼方へ
  • Private Site

  • 【MMD】ミク、ちび、ぷちでハートキャッチ☆パラダイス【プリキュア】

    「ハートキャッチ プリキュア」のEDテーマ、「ハートキャッチ☆パラダイス!」です。初回放映でガツンとハートキャッチされてしまったので、ミク、ちびミク、ぷちミクの3人に踊ってもらいました。ちびミク、ぷちミク、教室、ステージといったモデルやアクセは、VPVP wikiなど経由でお借りしました。制作者の方に大感謝。モーション制作過程での応援&アドバイスも有り難うございました。マイリス→mylist/5430061【追記3】モーション公開しました。MMD専用アップローダ:up0675.zip(HeartCatch.zip)よりどうぞ。☆広告ありがとうございます!

    【MMD】ミク、ちび、ぷちでハートキャッチ☆パラダイス【プリキュア】
  • 舞台の脚本を書いたよ! - 絶叫機械

    10月に上演される舞台『Alice in Deadly School』の脚を書きました! 女子中学校の漫才研究会を中心にした、コメディホラーです。 中学生の自意識と、学校の屋上、そして動く死体。笑えない状況で、彼女たちは笑えるのか? 記者会見もまだなので、情報がそろったら随時報告しますね。 公式サイトはこちら>http://alicein.info/ フライヤーのイメージなんかも作ってるんだけど(今回はデザイナーさんが入る予定なので、あくまでイメージなんだけど)早く見せたくてたまらないぜ! かっこいいぜ! 来週にはメインビジュアルが完成する予定なんだぜ?

    舞台の脚本を書いたよ! - 絶叫機械
  • 大阪ハムレット4(森下裕美、双葉社アクションコミックス) - 幻 想 の 断 片

  • 8/4/2010: 悔し涙 | 蜜蜂を弄ぶ

    先日、カナダに旅行に行ってきた。 出発当日は朝が早かった。何とか頑張ってみたものの、エルパソ空港に着いた時には搭乗時間の2時間前を切っていた(1時間半~2時間の間といったところ)。 私たちが利用する航空会社の搭乗券発行カウンターはものすごい長蛇の列だった。そんな状態のカウンターはその航空会社だけだったのだが、私たちが到着した当初、対応していたのはたったの2人だった。 私たちはロサンジェルス経由でバンクーバーに向かう予定だったのだが、同じような時間にデンバー行きの飛行機も出るらしい。客をデンバー行きとロサンジェルス行きに分けてそれぞれ別の担当者が対応することにしたらしかった。デンバー行きの客とロサンジェルス行きの客の割合ははおそらくほぼ半々くらいだったはずだ。 並んでいる客はあまりに列の進みが遅いせいか、隣のカウンター(別の航空会社)の人に「どうなっているのか」と尋ね出す始末。 「え、わ、私

    8/4/2010: 悔し涙 | 蜜蜂を弄ぶ
  • ベスター:回想 1 - P.E.S.

    アルフレッド・ベスターの短篇・エッセイ集"redemolished"というのがあるんですが、これにベスターが1975年に書いた自分のSF史の回想"My Affair with Science Fiction"が載っています。結構長文ですが、興味深いので訳してみる事にしました。ただし31ページもあって長いので複数回に分けます。それから、この時期のベスターは雑誌編集者としてSFからほぼ離れていた60年代が過ぎた後、雑誌の廃刊によりSFにまた戻ってきた時期で、ちょっと寂しい感じがあります。今回の分の最後の箇所などは、なんかちょっと悲哀を感じます。 誤訳やタイポなどはないように気をつけていますが、もし何か見つけられましたらいつものようにコメント欄にお願いします。 マイ・アフェア・ウィズ・サイエンスフィクション アルフレッド・ベスター 一部のサイエンスクション読者が、私のプライベートライフについて何

    ベスター:回想 1 - P.E.S.
  • 朝日新聞社説 高齢者不明―調査だけでは解決しない : asahi.com(朝日新聞社):社説 - finalventの日記

    朝日新聞さん、書いていて矛盾を感じないのだろうか。 健康保険の記録を見て、何年も医者にかかっていない高齢者がいれば、普段から地域を回っている民生委員らの情報と総合して、不自然な事例を抽出できるはずだ。 これと。 しかし、行政が「地域のネットワーク構築を」とかけ声をかけても、人と人との信頼にもとづく関係は一朝一夕にできるものではないだろう。 これね。 まあ、率直な話、民生委員が機能しているなら大半はわかっているのですよ。なので、(1)民生委員はわかっているけどできない、(2)民生委員が知らないということ。 で、(1)の場合は、子どもとかがブロックしている、まあ、広義に制度の問題といえないこともない、(2)は広義に制度の問題。 民生委員はそれを支えるボランティアがあって、私の母もやっていたからある程度内情は知っている。というか普通に地域に住んでいる人間ならこういう仕組みは知っている。 朝日新聞

    朝日新聞社説 高齢者不明―調査だけでは解決しない : asahi.com(朝日新聞社):社説 - finalventの日記
  • 朝日新聞社説 下がる長期金利―世界デフレの不安を映す : asahi.com(朝日新聞社):社説 - finalventの日記

    国債残高が国内総生産(GDP)の2倍になろうかという日の財政事情からすれば、当座の利払い負担が減る金利低下は歓迎したい面もある。だが、決して日の財政運営が評価されて買われているのではない。 気まぐれに移ろうマネーに支えられている危うさを認識すれば、値上がりした国債相場に急落のリスクが蓄積されていることも見えてくる。 何かの拍子で売りが売りを呼ぶ可能性も排除できない。日にとって大事なのは成長と財政健全化の両立を図ることであり、そのためにも市場で無用の波乱を招かないことだ。行き過ぎた金利低下を喜ぶことはできない。 朝日新聞ってもうすこし経済がわかっていたんじゃないかな。なんだ、これ。 大切なのは「成長と財政健全化の両立」をいったん諦めることなんだが。

    朝日新聞社説 下がる長期金利―世界デフレの不安を映す : asahi.com(朝日新聞社):社説 - finalventの日記
  • 毎日新聞社説 社説:長期金利1%割れ 国債のバブルが心配だ - 毎日jp(毎日新聞) - finalventの日記

    この現象を見る限り、「日もギリシャのようになる」と財政悪化への危機感を唱えた菅直人首相の言葉はウソのように思えてくるだろう。先進国一の借金大国ながら、国債は暴落するどころか大人気じゃないか、と増税や歳出削減に反対する人たちは言いそうだ。 しかし、「値下がりしそうにないから」と国債を買いまくる今のバブル現象はむしろ警戒すべきだろう。財政がこれほど悪化したにもかかわらず、金利上昇という市場の警報装置が作動しないのは、日国債の95%もが国内で買われているという特殊事情と関係がある。リスクに敏感な投資家が日国債を手放し資金を海外に引き揚げる、といった心配がないため、みんなで安心している。 つまり、貨幣愛なわけなんですよ。 ギリシャのようになっていない理由の一つに、日に残された増税余地がある。だが、「余地」はあっても、政治の決断がなければ何も変わらない。「金利が低いから」と財政再建を先送りす

    毎日新聞社説 社説:長期金利1%割れ 国債のバブルが心配だ - 毎日jp(毎日新聞) - finalventの日記
  • 【東方手書き】新弾幕戦記トウホウW【ガンダムW後期OP】

    【東方手書き】新弾幕戦記トウホウW【ガンダムW後期OP】 [ゲーム] ■リンク先の動画へご迷惑の無いよう、ご協力お願い申し上げます■東方V風神録sm10611122(しじ兄氏作)...

    【東方手書き】新弾幕戦記トウホウW【ガンダムW後期OP】
  • 金麦CMの違和感 - とは云ふものヽお前ではなし

    昨日のついったーでサントリーの金麦のCMがもやもやするという話が出ていたのだけど、確かに私自身もあのCM自体はキライではないのだけど、ちょっともやもやする。なんでだろうなー。 あのCMの檀れいさんはタッチの朝倉南のように男性からの支持が多いらしい。檀れいさんはお美しいと思うけど、南ちゃんはよく判らん。なんでだろ。というのは置いといて、あのCMはあまりにも最大公約数の『理想』を体現しすぎていてファンタジックすぎるんだな。しかしCMがファンタジーなのは今に始まったことじゃないけどな。 檀れいさんが演じる女性は、普通に考えたらちょっとおかしい。どうも若夫婦のようなのだけど、付き合い始めの頃のように熱烈に恋しちゃってる女性なのだ。 上の映像のように『金麦と待ってるから〜!』なんて叫ぶのは、相当浮かれてないと出来ない芸当だ。というか、恋愛中だって実際にやったらかなりイタイ。頭オカシイ。なのに結婚して

    金麦CMの違和感 - とは云ふものヽお前ではなし
  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…

    はてなブログ | 無料ブログを作成しよう
  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    思いは言葉に。 はてなブログは、あなたの思いや考えを残したり、 さまざまな人が綴った多様な価値観に触れたりできる場所です。

    はてなブログ | 無料ブログを作成しよう
  • 恐山あれこれ日記: 番外: 警告します!

    番外: 警告します! インターネットの普及に伴い、ウェブ上には多くの、霊的能力(降霊術、霊視、前世や来世の鑑定、占い等々)を売り物にする個人や団体のサイトがあります。同様のものは、雑誌その他のメディアにも、しばしば登場しています。 このうち、恐山(恐山菩提寺)との関係を想像させるものが、かなり多数みられますが、それらと恐山とは、一切関係ありません。すなわち、 恐山に所属する、恐山が契約する、恐山が雇用する、恐山が認定する、いずれの霊能者や霊能者団体も皆無であり、「恐山で修行した」と我々が公認する霊能者は一人もいません。 また、恐山の名前を使った降霊術、霊視術、占い術などの霊的技術は、それを使う者が商品宣伝的に自称しているだけであり、恐山と特別な関係を持つ技術は、絶無です。すなわち、 恐山で開発された、恐山が認定する、恐山が保証する、恐山で「修行した」結果作り出された、「恐山」の名称が特別な

  • 古本夜話46 折口信夫「口ぶえ」 - 出版・読書メモランダム

    前回に引き続き、宮武外骨と男色文献の関連を書いてみる。大正二年に外骨は小林一三の社屋提供と資金援助を受け、日刊新聞『不二』を創刊する。その一面論評主任が天王寺中学の元教師の大林華峰であったことから、彼の友人で今宮中学校の教師を務める折口信夫が文芸欄に短歌や文芸時評や評論を寄せ、大正三年三月から四月にかけては小説「口ぶえ」を二十五回にわたって連載した。外骨はこの二十七歳の無名の青年の文学的センスにただ者ではない印象を抱いたという。 釈迢空の名前で発表された「口ぶえ」は自伝的な最初の小説とされ、旧『折口信夫全集』 第二四巻の巻頭に初めて収録されたと思われるが、「不二新聞」掲載とあるだけで、解題はまったく施されていない。「口ぶえ」は中学三年生の漆間安良を主人公とし、ホモセクシャルな陰影に充ちた性的衝動、及び生と死をつかさどるかのような大和の山行きを描いている。安良は兄はいるにしても、不在なために

    古本夜話46 折口信夫「口ぶえ」 - 出版・読書メモランダム
  • アイドルマスター2 PV(KissMint Edit)

    またAMVっぽい自作マイリスト→mylist/1743457

    アイドルマスター2 PV(KissMint Edit)
  • 晴れ - finalventの日記

    炎天。 ⇒はてなブックマーク - bookmarks ; complaintbox complaintbox この人は、どっか偏った視点からしか、ものを語れない人なんだな。 2010/08/04 0 そうですかね。

    晴れ - finalventの日記
  • コミック版『数学ガール フェルマーの最終定理』

    コミック版『数学ガール フェルマーの最終定理』 『数学ガール/フェルマーの最終定理』がコミック版に! 結城浩 「数学ガール」シリーズ第二巻『数学ガール/フェルマーの最終定理』がコミックになり、 メディアファクトリーの月刊誌「コミックフラッパー」で連載→コミックスへ! どうぞ応援してくださいね! 目次 コミック版『数学ガール フェルマーの最終定理』のご案内 店舗での購入特典(3巻刊行時) 店舗での購入特典(2巻刊行時) 店舗での購入特典(1巻刊行時) コミックスの誤りと訂正 関連リンク 電子書籍のお知らせ(2012-11-16) ぜひ、感想をお送りください 更新履歴 コミック版『数学ガール フェルマーの最終定理』のご案内 結城浩です。いつも結城の活動を応援してくださり、ありがとうございます。 《理系にとって最強の萌え》の「数学ガール」シリーズのコミカライズ第二弾です! メディアファクトリーの

    sphynx
    sphynx 2010/08/05