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インドと言えばIT大国の印象を持つ人たちも多いかもしれない。マイクロソフトやグーグル、Facebookといった世界中の名だたるIT企業がインドに研究開発拠点を作ったり、インフォシスやタタ コンサルタンシー サービシズ(TCS)と言ったインド系IT関連会社も世界的に名をはせたりしている。 IT大国なのであればインターネット利用割合も高いと思われがちだ。だが、格差社会のインドでは、実はインターネットユーザーは割合で考えるとまだまだ極めて小さく8%程度でしかない。ただ、数からすれば約1億人となる。 現時点でのインドのインターネットユーザーの中心は、ある程度所得水準の高い若者が中心だ。そのため、都市部の若者やミドル層をターゲティングしややすいメディアとも言える。実際、全土のインターネットユーザーを居住地によってわけると、農村部は10%にも満たないと考えられ、ほとんどは都市部在住者だ。 また、80%
インドの人口ピラミッドをインドと並んで人口超大国の中国の人口ピラミッドと比較した図を掲げた。 数次の出生ブームと一人っ子政策という人口抑制政策を取ってきたため尻すぼまりとなっている中国に比べ、インドは、まさにピラミッド型の典型的な途上国パターンを示している。ただし、近年は、かってほど出生率が高くないため、0-4歳は5-9歳に比べ、人口が少なくなっており、かつて我々が教科書で習った0~4歳まで完全にピラミッド型の人口構成とは異なってきている。 インドと中国のこうした人口ピラミッドの違いから将来人口はインドが中国を上回る予想となる(図録8280参照)。 年齢別の性比(男の人数÷女の人数)をみると概して1以上と男が多い点が、普通の国とは異なっている。出生性比は下図の通り、中国ほどではないが、平均より高い。出生性比が高くともその後は通常男性のほうの死亡率のほうが高いためだんだんと性比は低くなるが、
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