ドラマーのミラはパフォーマンスの前に、「ロックダウンに入る少し前に教室で男の子に、パパから中国人には近づくなと言われたと言われた。私は中国人だと彼に言ったら、彼は私から逃げた。エロイーズと私は、その経験からこの曲を書きました」と語った。 アメリカを筆頭とする各国では、新型コロナウイルスが最初に確認された場所が中国の武漢であったことから、中国人へのヘイトクライムが急増している。ミラの経験もその影響を受けていると言える。そして、まだ幼い彼女たちは、その経験からどのような音楽を作り出したのか。 彼女たちが生み出した楽曲、「レイシスト、セクシスト・ボーイ」がこちら。 ボーカルのエロイーズが「君は人種差別主義者で性差別主義者な男の子/それを楽しんでるいる/フェイクダンス 発砲 そして破壊」と叫び、ミラが「君はいじわるなことを言う/自分が嫌いなことには頭をシャットダウンして/自分が見たくないものからは
カッコ良すぎ! LA発10〜16歳女子パンク・バンド、ザ・リンダ・リンダズ。バンド名はザ・ブルーハーツの“リンダ リンダ”から取った! 女性差別、人種差別を叫ぶ! アメリカでLA図書館からライブ映像が公開され、一瞬で誰もがパンク・バンド、ザ・リンダ・リンダズの虜になってしまった。10歳、13歳、14歳、16歳の女子で構成されてる超若いバンドだが、彼女たちがカッコ良すぎて、トム・モレロみたいな大御所からワシントン・ポストみたいなメジャーな新聞まで、みんな大絶賛している。 LAの図書館から中継された彼女たちのライブ映像はこれ。 映像の中で10歳のドラマー・Milaがこう語っている。 「ロックダウンが開始するちょっと前に、クラスの男子が私のところに来て、『お父さんに中国人には近づくなって言われた』と言った。それで『私は中国人だけど』と言ったら、その子は私から遠ざかった。そんな経験をしたことを元に
半世紀にわたる軍事政権を経て、2015年、民主化運動の活動家アウンサンスーチー氏が率いる与党・国民民主連盟(NLD)*が勝利し、多くが民主化への希望をもったが、数ヶ月前のクーデターにより国軍が政権を掌握、軍による市民への弾圧で犠牲者は増えている。 一方で、クーデター後のミャンマーの民主化運動では、香港などアジアでおこっている一連の民主化運動に合流しながら、若者世代を中心にしたソーシャルメディアでの活動やアートピースを用いた主張などがさかんにおこなわれている。 一度、HEAPSが別の記事のために取材していたミャンマーのパンクバンド「The Rebel Riot(ザ・レベル・ライオット)」も、誰よりもミャンマーの民主化や自由を願い活動を続けた一人で、今回のクーデターでも積極的に声を上げている。 バンド結成は、2007年に発生した反政府デモ運動「サフラン革命**」の直後、旧首都であるヤンゴンにて
「もう若いころのエネルギーや、怖いもの知らずの蛮勇は持ち合わせていないけれど、ステージに立っているときに失礼なヤジを飛ばされたら、きっちりやり返す。パンクのスピリットはいつも私の中にあるんです」 言わずとしれた70年代ニューヨークのカウンターカルチャーの女王、パティ・スミスは、2020年8月、イギリスの月刊誌『アンカット』にそう語った。60年代末に無一文で故郷のニュージャージーからマンハッタンに移り住み、書店員として働きながら、写真家ロバート・メイプルソープや劇作家のサム・シェパードをはじめ同世代の才能と出会い、やがて自らも詩人、シンガーとして独自の芸術を築き始める。当時パートナーであったメイプルソープがカバー写真を撮影したアルバム『ホーセス』(1975)でブレイク後は、ポエジーとロックンロールを融合させた唯一無二のスタイルで「パンクの桂冠詩人」とも呼ばれ、U2のボノからマドンナ、ソニック
DETERMINATION アーティスト: G.I.S.M.出版社/メーカー: BEAST ARTS発売日: 2015/04/29メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る https://m.youtube.com/watch?v=LW8LlJaK3C4(1st『DETESTation』フル音源)'83 https://m.youtube.com/watch?v=fGzg3BfkSyg(3rd『SoniCRIME TheRapy』フル音源)'02(リンク先の'95という表記は誤りです) 日本が世界に誇る最強のハードコアバンド。優れた音楽性と存在感により、世界中のバンドに絶大な影響を与えています。(他ジャンルのファンはピンと来ないかもしれませんが、ハードコアの世界においては、日本はアメリカやイギリスに並ぶ音楽大国です。) まずは上記1stの音源を聴いてみてください。'83年とい
異例ずくめ! インディーズバンド映画のロングランヒット日本屈指のキャリアを誇るパンクロックバンド、the原爆オナニーズ。彼らを追った初のドキュメンタリー映画『JUST ANOTHER』が名古屋から封切られてヒットしています。 エネルギッシュなthe原爆オナニーズのライブ。38年間ブレずにパンクロックをやり続けられてきたのはなぜなのか?その答えを見つけることがこの作品の鑑賞の最大の醍醐味だ。(C)2020 SPACE SHOWER FILMSバンドは1982年結成。実に38年のキャリアを誇り、メンバー4人中2人は還暦を超える超ベテラン(ついでに言うと素顔はフツーのオジさん)にして、独立独歩の活動を続けるインディーズバンドです。コアなロックファンの間では確固たる評価を得ながらも、その物議をかもす名前ゆえにテレビの地上波に出演することはほぼありません。そんな決してメジャーとはいえないバンドが、劇
1982年に名古屋で結成、日本のパンク黎明期から現在まで活動を続けるthe原爆オナニーズに迫った初のドキュメンタリー映画『JUST ANOTHER』公開にあわせ、先日よりスタートしたバンドのフロントマン、TAYLOWへの全3本立てとなるロング・インタヴュー『ANOTHER JUST ANOTHER』。第2回となる今回は日本のパンク黎明期のエピソードから、“ハードコア”としての根源的な考えなどについてなど、今回も濃厚な内容でお届けします。 第1回はこちら 第1回目のインタヴューでは、今回の映画に入る前などについて触れてきた。第2回目となる今回のインタヴューでは、映画の内容に触れながらも、さらに内容を掘り下げるインタヴューとなっている。the原爆オナニーズが結成された1980年代初期に、世界中の音楽シーンで起きたとしか思えない「何か?」とは? プロとしてではなくバンドを続けるための、仕事とバン
Listen to The Toy Dolls on Spotify: http://spoti.fi/2BYjeNl Listen to The Toy Dolls On Apple Music: https://apple.co/2BX4rm7 The Toy Dolls' chart-busting version of the popular childrens' song. All together now: oooooooooooooooooooooOOOOOOOOOOOO! This video is a celebration of the north of England's most famous punk rock outfit. We're Mad captures the band at their best. Not so much a set of song
TEXT / 横山シンスケ 前回「日本のロックはもうRCサクセションから始まった事にしよう」と勝手な事を書いたが、今回は「日本で一番危険なロックバンドはザ・スターリンだった」とまた勝手な事を書く。 実際スターリンは本当に危険なバンドだった。 1980年結成。ソ連の政治家の名前をわざとバンド名につけ、インテリかつ凶暴かつ非常に詩的な歌詞。初期パンクサウンドから途中当時発生したばかりのハードコアパンクのメチャクチャ早く激しいビートも取り入れ、メディアも巧みに使いながらスキャンダラスな活動や発言で一躍80年代サブカルシーンのヒーローとなった。 ライブは今も伝説で語り継がれてるその通り、豚の内臓を客席に投げ、全裸で客席に放尿し、バクチク花火が飛び交いステージと客の耳元や目元で破裂していた。 34年前。友達と見に行ったスターリンも客も一番ヤバかった頃のライブはそこら中でケンカだらけ。客のほとんどは真
悲しい事実だが、1970年代に女性のパンクスが台頭するまでは、“ロックン・ロール”という男性社会において、女性が男性と同等に見られることはおろか、真面目に扱われるチャンスさえほとんどなかった。 こうした視点から見ると、かつてのロック界には独立心のある力強い女性が絶望的なほど少なかった。1960年代後期から1970年代初頭にかけての時期には、ジェファーソン・エアプレインのグレイス・スリック、今は亡きジャニス・ジョプリン、高く評価されているシンガー・ソングライターのジョニ・ミッチェルやキャロル・キングなどが頭角を現し始めている。しかしメンバー全員が女性というバンドはほとんど見られなかった。アメリカ・カナダの混成バンド、シー・トリニティやニューハンプシャー州の元祖パンク・バンド、シャッグスは、自分たちで作った曲をレコードにしようと果敢に挑戦したが、商業的な成功は収められなかった。 性別による不平
2018年7月に来日公演を行うPiL。左から2番目がジョン・ライドン。(C) PiL Official Ltd (Photo by Tomohiro Noritsune) パブリック・イメージ・リミテッド(以下PiL)がデビュー40周年を記念した「The Public Image is Rotten」ツアーの一環で、7月3日(火)に東京・六本木EXシアター、7月4日(水)に大阪・IMP HALLで来日公演を行う。今回RSJでは、バンドの首謀者であるジョン・ライドンに電話インタビューを実施。ele-king編集長・野田努に質問作成を依頼し、2018年の今思うことを存分に語ってもらった。 ジョン・ライドン相手に真面目な質問(捻りのない質問)ばかりしてどうすると思いながら、いざ質問を考えてみると洒落のひとつも思い浮かばない……。よくない。日本では、いつの間にかパンクといえばクソ真面目なものになっ
タレント 有吉弘行と似てる芸能人10人!櫻井翔や松田大輔など画像比較!共通点は目? 2023年12月19日 唯香さん
70年代後半のイギリスで、権力を相手に人種差別撤廃を主張し続け、やがてザ・クラッシュをはじめ、数多くのミュージシャンからも支持された、若者たちよる運動“ロック・アゲインスト・レイシズム”を追った、社会派音楽ドキュメンタリー映画『WHITE RIOT』が、邦題『白い暴動』で、4月3日(金)よりHTC渋谷、アップリンク吉祥寺ほかにて全国順次公開されることが決定しました。 みごとドキュメンタリー部門で受賞した2019年のBFIロンドン映画祭での上映を除いて日本が世界最初の劇場公開国となる『白い暴動』の舞台は、「英国病」と呼ばれるほどに経済破綻状態にあった1970年代のイギリス。市民が抱いていた不安と不満は、第二次世界大戦後に増加した移民たちへ転嫁されていきました。街は暴力であふれかえり、特に黒人たちが襲撃される中で、芸術家として活動していたレッド・ソーン
来年9月にT・J・クラーク来日とのツイートを読んだ。 The Painting of Modern Life: Paris in the Art of Manet and His Followers 作者: T. J. Clark出版社/メーカー: Princeton Univ Pr発売日: 1999/10/18メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (2件) を見る 言わずと知れたマルクス主義美術史の第一人者で、かつてのニュー・アート・ヒストリーの牽引者のひとり。上記は、コロンビアの19世紀フランス美術史のゼミで読んだ。 数年前、どういう機会だかは忘れたが、彼がシチュアシオニスト・インターナショナル(以下、SI)に関わっていたということを知った。それに関して、以前ツイートした(佐藤守弘(@bmonkey1966)/2010年04月09日 - Twilog)ことを思い出したので、ち
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