この論文は黄文雄氏の2001-10-25の論説です。 大変ためになりますので台湾の声の編集長の林健良氏の許可を得てここにアップします。 世界一ジコチュウー国家を台湾人学者が徹底解剖 中国が嫌われる七つの理由 拓植大学日本文化研究所客員教授 黄文雄 隣国同士で非常に友好的な関係を結んでいるという国は案外と少ない。善隣は実はむずかしいのである。「呉越同舟」という中国故事があるが、これは、善隣を装わなくてはならない悲哀をよく表している。「遠交近攻」とは、善隣のむずかしさから生まれた国家存亡の戦略である。 中国と韓国は嫌日感情が強い。日本に反発し、日本ゆえにあなどろうとする感情は日常的に存在している。逆に、日本でも、嫌中・嫌韓感情が生まれている。いくら「友好」を強調しても、すればするだけ「善隣」のむずかしさが大きくなる。実は中国は、日本ばかりでなく、他の近隣諸国からも嫌われている。ベトナム人もイン