タグ

ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (9)

  • 首都大混乱 by 「計画停電」 - Chikirinの日記

    今回の「計画停電」で、東京はプチパニック。 月曜日の通勤時はどの駅も大混乱、昼間はインスタントラーメンやミネラルウォーターを買いだめするおばちゃんが街に溢れ、オフィス街には仕事そっちのけで懐中電灯と電池を探し回る会社員が多数出現しました。 東北がリアルに大変だというのに、首都トーキョーがこんな笑える状態に陥った最大の理由は、東京電力の「計画停電」というネーミングにあります。 前回のエントリーにも書いたように、日人は超がつくほどマジメ。 だから「計画停電」なんて言われると、「計画的にきちんと停電するんだ」と思いこみます。 そして、「であれば我が家も計画的に準備しなければ!」となり、「電池が足りない!」→「あなたっ買ってきて!」となったのです。 役所や企業も同じです。 東電が夜の 8時に翌日の停電スケジュールを発表するという挑戦的な態度に出たため、国土交通省も厚生労働省も警視庁も頭に血が上り

    首都大混乱 by 「計画停電」 - Chikirinの日記
  • 消費税が逆進的って嘘だと思う - Chikirinの日記

    消費税増税が議論されています。 日は歳出の半分しか税収がないので、どこかの段階で大幅な増税が必要になることは間違いありません。 日の各種税金の税収に占める割合(右側半分ほどが税収。左側は借金)は下記のようになってるんですが、 (単位:億円、出典資料) これをみてわかるのは、「細かい税金をいじっても根解決にはならない」ということです。 増税というと健康によくないたばこ税や、お金持ちから徴収すべきという主張で相続税などが真っ先に槍玉にあがります。 けれどそれら周辺的な税では、税率を倍にしても全体への増収効果は限定的です。 相続税やたばこ税を上げろという意見は、財政改善策ではなく「特定の思想の実現策」に過ぎません。 財政再建のために必要なのは、そんなインパクトの小さい増税ではなく、基幹税である「法人税」、「所得税」、「消費税」のいずれかを倍にできる方策です。 そしてこの3つの中で「税率を倍

    消費税が逆進的って嘘だと思う - Chikirinの日記
  • 日本のエリート、その作られ方 - Chikirinの日記

    10年前にでただけど、すごくおもしろかった。 不平等社会日―さよなら総中流 (中公新書) 作者: 佐藤俊樹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2000/06/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 54回この商品を含むブログ (107件) を見る “ほほお!”な点はたくさんあるのだけど、特に紹介したいのが“日における人の選抜方法とエリート”に関しての洞察でした。 よく“日のエリートは自分の利害しか考えない”と言う人がいるでしょ。ちきりん的には、そんなことないんじゃない?と思ってるけど、そういう意見は確かによく聞く。で、だとしたらそれはなぜ?ということへの答えが書いてあった。 西欧のような明らかな階級社会であれば、たとえ形式的には競争という形をとっていても、選抜方法自体の不平等さが目に見えている。だから競争に勝ち残った人々は、勝ち残ったという事実だけでは自分の地位を正当化

    日本のエリート、その作られ方 - Chikirinの日記
  • 「その時歴史が動いた!」 (未来編) - Chikirinの日記

    2013年 仏滅 @首相官邸 緊急招集を受けて集まった、数人の男達が緊迫した表情で総理を囲んでいた。 財務省理財局長「総理、たっ、大変です。遂に心配していた事態が現実になりましたっ!」 総理「なにっ! それは、もしかして・・!?」 理財局長「はい。国債の入札が大幅未達となりました。」 総理「なっ、なんと。いよいよか・・・」 理財局長「はい・・、一部の金融機関が応札をしないと決めたようです・・・。総理、どうしましょう」 総理「どっどうしましょうって・・・どうすればいいんだ?」 理財局長「今後の入札ではもっと応札額は減ると思われます。既に既存の国債相場も暴落を始めています。今後償還を迎える国債はもう借り換えはできないとみた方がいいかと・・・つまり、期限がきたものからすべて償還していくことが必要になります。」 総理「・・・すると、年間いくらくらいの金が必要になるんだ?」 理財局長「最低50兆円は

    「その時歴史が動いた!」 (未来編) - Chikirinの日記
    suikyo
    suikyo 2010/03/18
    良いことづくめwww
  • 正社員ポジションはどこへ? - Chikirinの日記

    昨日使ったデータについてさらに調べてみたら、おもしろかったのでまとめておきます。 その中には、昭和62年(1987年)と平成19年(2007年)の比較で次のような数字がありました。 1987年の被雇用者数=4306万(正規雇用3456万人+非正規雇用850万人) 2007年の被雇用者数=5326万(正規雇用3436万人+非正規雇用1890万人) 2007年のほうは、社民党、民主党、さらに“ロスジェネの味方のふりをしているマスコミ”が「今や会社員のうち35%以上が非正規雇用!」と報じる元データです。 でもよく見ると「あれっ?」と思いませんか? だってこのデータをみる限り、過去20年で正規雇用数はほとんど変わってないですよね。非正規雇用が増えてるだけなんです。しかも1000万人も! これだとその意味するところは、「正社員が減って、不安定な非正規雇用が増えた」のではなく、「正社員は減っていない。

    正社員ポジションはどこへ? - Chikirinの日記
    suikyo
    suikyo 2009/09/25
  • 全体最適 vs. オレ様最適 - Chikirinの日記

    「全体最適」という概念があります。 個々の構成員にとってではなく「組織や社会全体にとって最も価値が高くなる方法」を選ぶ考え方です。 最近よく聞くようになった「トリアージ」 大災害や大事故が起こり、治療を要する人が大量に発生して医療キャパシティがたりない時、専門の医師が治療の優先順位を考える手法のことです。 優先して治療を受けるべしとされるのは「より重症の人」ではなく、「治療する意味のある人」なので、その時点で「手を尽くしても既に治療の甲斐がない」と判断されると優先順位が低くなります。 こうすることにより、救える命の数が「全体として最大化」できるわけですね。 もうひとつの例は、倒産しそうになった企業を国が税金で支援すべきかどうかという議論です。 銀行や日航空には国の支援が入りましたが、普通の民間企業が倒産しそうになっても税金での支援などありえません。 ここでも「特定の企業に関しては、税金で

    全体最適 vs. オレ様最適 - Chikirinの日記
    suikyo
    suikyo 2009/04/16
  • メディアの見識 中川さん問題に関して - Chikirinの日記

    中川元財務相の酩酊、辞任問題について、日の大手メディアの報道内容と態度があまりにあまりなので、ちょっとまとめておきます。正直言って、中川さんは病気なんだからしかたない(早く治療しなよ)ということですが、マスコミのやり方はさすがに今回はちょっとひどいでしょ、と思うので。 問題1 当事者意識の欠如 一番最初にこの問題を日のメディアが報道した時、新聞もテレビも「会見に臨んだ中川大臣がろれつが回らない様子であったことを、海外通信社がアップ画像で捉えて世界に配信し、世界各地で波紋が拡がっています。」というニュアンスで報道しました。 これ、なんなの? 「中川大臣が会見で全くろれつが回っておらず、大変な失態を演じました。」でもなく、 「その前日は夜遅くまで某マスコミの記者と、また、会見直前には某新聞社の美人記者と飲んでいて、その結果、記者会見の時間には完全な酩酊状態になっていて、会見がまともに行えま

    メディアの見識 中川さん問題に関して - Chikirinの日記
    suikyo
    suikyo 2009/02/19
  • “失業者”と“人手不足”が併存するわけ - Chikirinの日記

    不況でどんなに失業者が溢れていても、一方には人手不足業界が存在します。だから失業対策の話になるとすぐに「○○分野は人手不足だから、そこで失業者を雇えばいい」という話になります。 けれど実際にはロジックは逆です。 人手不足の市場にはすべて“人手不足である理由”が存在します。それらの市場は、“多くの人を雇用できない理由があるから”、もしくは“継続的な雇用維持が困難だから”、結果として人手不足なのです。 なので、失業者を無理矢理に人手不足市場に就職させても、根問題が残る限り雇用は長くは維持できず、どちらの問題も解決しません。 ★★★ ところで、なぜ多くの失業者がいる一方で“人手不足”の市場があるのでしょう?ここでは、人手不足業界としてよく挙げられる3分野について考えてみます。 (1)外サービス業 (2)医療&介護 (3)農業 それぞれ人手不足の理由を考えてみると (1)外サービス業 熾烈な

    “失業者”と“人手不足”が併存するわけ - Chikirinの日記
  • 怨嗟の街 - Chikirinの日記

    昨日のフレンチはおいしかった。 バタくさくてクリームでこねくり回した調理方法が好きでないため、ちきりんはあんましフランス料理は得意でないのだが、 昨日のとこはお魚系がとても上手に素材が活かしてあって爽快な舌心地でスタートでき、かつ、お肉もフォアグラとか使ってるのにもかかわらずあっさりしあげてあって、とてもちきりん好みでした。 フルコースだったのに全部しっかり平らげたです。結構珍しいことだ。 ただ、平日とはいえあんなに客が少ないと(たぶん私たち入れて全員で5名のみ)、長くは存在し得ないかも。 割り勘で一人 1万 7千円。ってか、高過ぎてお互い「おごるよ」と言えない・・シャンパンから後酒まで飲んでるから、んなもんか。 まあ、また行ってもいいかな、というレベル。 ちなみに今までちきりんが自腹でべた事で一番高かったのはホテル西洋銀座ができたばっかりの頃にべたメインレストランのランチ。 ひと

    怨嗟の街 - Chikirinの日記
    suikyo
    suikyo 2008/06/12
    うむ。正しい。
  • 1