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書評とBOOKに関するt2-newsのブックマーク (264)

  • 21世紀の「公民」教材としての「Googleを支える技術」 - アンカテ

    の中学校の社会科には、地理、歴史に加えて、「公民」という科目があります。 ちょっと検索してみたら、FdTextという教材のサイトに、この中で教える項目の一覧がありました。 中学社会公民一覧 三権分立とか民主政治の仕組みとか日国憲法に加えて、経済とか金融に関する話もあります。要するに「我々の社会はどう回っているのか」についての基礎知識だと思います。論壇系のブログをやるなら必須の知識という感じです。 私は、ここにグーグルに代表されるネットのアーキテクチャを含めるべきではないかと思います。つまり、この社会がどう成り立っているかについて考えるなら、それが必須になってくるではないかと。 ちょうどこんなエントリがありました。 rerofumiのつぶやき » 最近のニコニコ動画論にぼんよりと思うこと 2007年秋のあたりはいろんな人の「ニコニコ動画論」を読んで回るのが楽しかったのだが、最近はなんか

    21世紀の「公民」教材としての「Googleを支える技術」 - アンカテ
  • 太田昌国『日本ナショナリズム解体新書 発言1996-2000』(現代企画室) - 一人でお茶を

    ナショナリズム解体新書―発言1996‐2000 作者: 太田昌国出版社/メーカー: 現代企画室発売日: 2000/09/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る太田昌国氏が1996年から2000年にかけて書いた文章を集めたもの。特にそのころから顕著になりだした日のウヨ化に関しての考察が多い。 私はこの日記での[朝日報道問題]を読めばわかるように、ウヨウイルスに感染して発熱した過去を持つ者なので、自分がいつ、どのような経路で感染したのか我が身を振り返ったりしてしまった。 太田氏は、たとえば小林よしのりが多くの若者に支持されるような状況は、左翼・進歩派知識人も加担して作り出された面があり、また戦後左翼・進歩派の代表的な人物の著作も読み直してみると根深いナショナリズムを宿していることに気がついたなど、「自由主義史観」を批判することは同時に我

    太田昌国『日本ナショナリズム解体新書 発言1996-2000』(現代企画室) - 一人でお茶を
    t2-news
    t2-news 2008/05/18
    ナショナリズム[]
  • 『地球温暖化は止まらない』

    「地球温暖化は止まらない」読了いたしました。おもしろかったです。 地球温暖化は止まらない/デニス・T・エイヴァリー このの主旨は、「温暖化」は人為的なものではなく「1500年の気候周期である」です。専門的な話だけではなく、コメント欄でも書かれていた「二流の温暖化論」への反論を何百という証拠をから引用して反論しています。 を読んでびっくりしたのは、訳者の山形浩生さんも書かれているように、IPCCが中世の温暖期や小氷河期を否定しようとしたこと。えーーと思いました。ちなみにIPCCの第四次報告書では“やっぱりあった”ってことに落ち着いてるそうです。おいおい大丈夫かね。 あと、ちと寒気がしたところは、「人為的温暖化チーム」によると「窒素肥料まで、敵なのね」ってところが、ぶるぶる。以下「種の絶滅」について書かれているところです。 ------------- UNEPも20世紀終盤の絶滅率は16世

  • ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 : 反実仮想の重要性

    新刊『世界を動かす人脈』は、『ニューズ・ウィーク』などで紹介の書籍Superclassも取り上げた、話題のビルダーバーグ会議の歴史、グローバル・エリートの生態を日語で体系的・系統的に書いたです。アルルの男・ヒロシです。 唐突ですが、「反実仮想」って重要ですよね。 古文の授業で習いましたね。「もし~ならば、・・・・だっただろうに」というやつ。 現実の世界で、「もし~だったら」と考えてみると、実際に起きている現実が凄く分かってくるということがあるものです。 この間フジテレビで放送していた、「世にも奇妙な物語」では、共産化した(架空の)日と、自由主義陣営の現在の日の間で人が行き交うという筋立てのストーリーがありましたが、これも反実仮想の一種。 ある選択をするということは、当然、それ以外の可能性を排除することになります。 例えば、今日は運動をしないでを読んでいようと考えた場合、運動をした

  • 文芸評論家・加藤弘一の書評ブログ : 『中国はいかにチベットを侵略したか』 マイケル・ダナム (講談社インターナショナル)

    →紀伊國屋書店で購入 3月10日のラサ騒乱以来、チベット問題ににわかに注目が集まるようになったが、1950年以来のチベット侵略以来、中国によるチベット民族の絶滅政策は60年近くにわたってつづいている。日の人権団体は社会主義国の人権問題にはふれようとしないので知られていないが、欧米では関心が高く、すぐれたが多数出版されている。同じアジアの国なのに、チベット問題をとりあげた日人の著作はすくない。残念ながら、書も翻訳である。 書の邦題は『中国はいかにチベットを侵略したか』となっているが、「チベット武装抵抗史」というべき内容のである。ダライ・ラマは一貫して非暴力による抵抗を説いてきたが、チベットの抵抗勢力のすべてがダライ・ラマのコントロール下にあるわけではなく、最初の25年間は組織的な武装闘争をおこなったグループが存在したのである。しかし、1971年の米中国交樹立によってアメリカの武器

    文芸評論家・加藤弘一の書評ブログ : 『中国はいかにチベットを侵略したか』 マイケル・ダナム (講談社インターナショナル)
  • 若者論を疑うことは人生の目標となりえるか? : 少年犯罪データベースドア

    2008年04月27日00:41 若者論を疑うことは人生の目標となりえるか? 『「ニート」って言うな!』にも執筆されてる後藤和智氏が『若者論を疑え!』(宝島社新書)という初の単独著作を出されまして、『戦前の少年犯罪』のこともその中で取り上げていただいて、おまけに一冊送ってきていただいたので宣伝しておきます。 後藤氏がこういうを出すと聞いて、この人のやり方で肝心のそのおかしな若者論を喜んでいる年寄り読者に届くのかいなと正直疑問を持っていたのですが、読んでみるとこれは勘違いした年寄りを説き伏せて改心させるではなくて、そういうおかしな若者論に対抗しようとする若者に向けたものなんですな。 少年犯罪が増えてるだとかゲーム脳だとかニート叩きだとかの間違った言説を正す科学的データを提示し、闘う若者へ武器を提供する「武器屋」であると、後藤氏は自分を規定しています。 勘違いした年寄りを成敗して間違った

    若者論を疑うことは人生の目標となりえるか? : 少年犯罪データベースドア
  • ジェラルド・カーティス「政治と秋刀魚――日本と暮らして45年」のススメ:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2008年4月29日 [書評] [ポリティクス]ジェラルド・カーティス「政治と秋刀魚――日と暮らして45年」のススメ アメリカから日政治を研究しにやってきた青年が、1967年の衆院選挙で大分二区に立候補した佐藤文生氏(中曽根派)の事務所に飛び込み、舞台裏を活写した『代議士の誕生――日保守党の選挙運動』(1971年)以来、ジェラルド・カーティスの名はいわば「密着取材」の先駆者の代名詞だった。 この処女作のことはよく覚えている。まだ私は新聞記者ではなかったが、やられたという悔しさより、その密着手法がえらく新鮮に思えた。ライシャワーはじめアメリカの日通はどこか雲の上の存在であり、日政治のような下々の泥臭い世界には下りてこないものと決めてかかっていたが、カーティス氏の手法は大所高所ではなかった。ブルックリンのリアリズムを体現したかのような「

  • 「若者論」を疑え!:女子リベ  安原宏美--編集者のブログ

    後藤和智さんの新書「若者論を疑え!」が発売になりました。とにもかくにもおめでとうございます。私のブログを読んでくださっている方は後藤さんのブログもお読みの方も多いでしょうし、たこやきさんが書評を丁寧にまとめてくださっているので、ここをお読みくださるのが全体像がよくわかると思います。 http://takotakotakoyaki.blog52.fc2.com/blog-entry-486.html 若者論を疑え! (宝島社新書 265) (宝島社新書 (265))/後藤和智 では何を書こうかなあと・・・考えて、巻頭の田由紀先生の「疑問」から紹介してみようかなあと思いました。まさにここが後藤さんのオリジナルな部分でしょうし。赤木さんのことも書いてるみたいだし。 ----------------- 田 彼にとっての「戦争」の意味が、正直なところよくわからなくて・・・。「年収300万円もらっ

  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大、京大、北大、広大の教師が新入生にオススメする100冊

    毎年この時期になると、「東大教師が新入生にオススメするベスト100」という企画で紹介してきたが、飽きた。 ほとんど変わり映えしないリストにも飽きたし、毎年「ベスト1はカラマーゾフ!」とハヤすのも飽きた。カラ兄が最高であることはさんざん宣伝してきたから、皆さんご承知だろう(異論・反論大歓迎、これを超えるものがあるならね)。 だから、今回はスコープを広げてみる。 ■ この企画の趣旨 東京大学に限らず、新入生を迎えるにあたって、センセイたちは思うところがある(はずだ)。ゼミにくる前に、せめてこれぐらいは読んでおいてもらいたいと望んだり、若かりしころハマったで自分語りをしてみたり。そうした願望を吸い上げているところもいくつか見つけた。以下のとおり。 リスト1 「北海道大学教員による新入生への推薦図書」 リスト2 「京都大学新入生に勧める50冊の」 リスト3 「広島大学新入生に薦める101冊」

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大、京大、北大、広大の教師が新入生にオススメする100冊
  • 日本の「安心」はなぜ、消えたのか - 池田信夫 blog

    高市早苗氏も高井美穂氏も、インターネットが「青少年に対するいじめに当たる情報であって、当該青少年に著しい心理的外傷を与える」と思っているらしいが、それは実証的に確かめられたこともない通俗的な思い込みに過ぎない。いじめというのは今に始まったことではないし、インターネットが原因でもない。 著者は、いじめは子供が集団を形成するとき異質な分子を排除する伝統的な行動だと指摘する。それが「心理的外傷」を与えるほど暴力的になるのは、多くの子供が喧嘩や悪口などのノイズに免疫がないため、群衆行動に走るからだ。したがって、インターネットから子供を隔離して「無菌状態」に置くのは、かえって子供の免疫力を弱め、いじめを助長するおそれが強い。 古きよき「国家の品格」が失われたために子供の心が荒廃した、という類のセンチメンタリズムも、著者は実験データをもとに一蹴する。伝統的な小集団では、「村八分」のような繰り返しゲ

  • 高橋洋一「さらば財務省!」のススメ:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2008年4月 4日 [書評]高橋洋一「さらば財務省!」のススメ このが出来上がったばかりの3月下旬、彼をゲストに呼ぶBSデジタル放送の番組で司会をつとめた。彼がこのを持参したので、番組の中で紹介し、ブログで紹介することを約した。その約束をここで果たそう。 佐藤優「国家の罠」を連想させるタイトルだが、これは講談社の編集者がつけたもので、売らんかなの思惑が見え隠れするのは、高橋氏の意でも希望でもない。 霞が関官僚で彼を毛嫌いする人は多い。彼の名誉のために言っておくが、恨み節や暴露を書こうとしたのではない。彼の前著「財投改革の経済学」をやさしく噛み砕き、彼自分が左遷されるなどの個人的な体験もまじえた読み物に仕立てたである。前著と共通しているのは、霞が関の通念と化した不条理を切り捨てて、合理性を回復させようとする情熱であって、それ以上でも以下

  • ハコフグマン: さらば財務省!官僚すべてを敵にした男の告白

    何とも仰々しい売れ筋ねらいのタイトルだが、中身はそれほど扇情的でもない。小泉構造改革の実務をとりしきった元財務官僚・高橋洋一氏の回想である。まさに政権中枢にいた人間にしか分からない内幕を知ることができ非常におもしろかった。自民党を否定的に見ていた人には(私がまさにそうだが)、構造改革派といわれた小泉、安倍元首相や竹中・元総務相、とりわけ中川秀直・元幹事長への印象ががらりと変わるだろう。記者クラブべったりのマスコミ取材からは見えない、貴重な情報が満載である。 このでは構造改革派の自民党幹部を少し好意的に描き過ぎだとは思うが、実際に霞ヶ関から追い出された著者がそれほど事実をねじ曲げて書いているとも思えない。何となく安倍辞任劇に抱いていた私の違和感もこのでかなりすっきりした。安倍氏は少し青臭いところはあるが、人の意見を素直に受け入れ正義感もあったようだ。特殊法人改革、公務員制度改革に関しては

  • ハコフグマン: 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか〜アウトサイダーの時代〜

    城繁幸氏の「3年で辞めた若者はどこへ行ったのか~アウトサイダーの時代~」を読んだ。富士通を辞めて内部告発的なを出したときから彼のことは注目していた。このブログを2004年に始めたときも3番目の記事で取り上げていた。格差問題や就職氷河期などについてもだいたい同じ意見だ。会社や日社会に対して、うまく口にできないもどかしさや閉塞感を抱えている若者は読んでみるといいと思う。 年功序列と既得権を死守する大企業や官僚機構の中高年、左翼政党。これらを著者は昭和的価値観またはリバイアサンと呼んでいる。このでは、こうした旧体制に支配された江戸時代の封建制のような社会を変えようと、いつになく過激な言葉で若者をあおっている。このままいくと、ロストジェネレーションは35歳をこえ統計からもロストしてしまう。職務給や自由な労働市場を早く実現しないと、当に彼らはホームレスになる。あと10年の空白がロスジェネ世代

  • 門倉onベーシック・インカム - 書評 - ワーキングプアは自己責任か : 404 Blog Not Found

    2008年03月12日22:45 カテゴリTaxpayer 門倉onベーシック・インカム - 書評 - ワーキングプアは自己責任か 大和書房の三輪様より献御礼。 ワーキングプアは自己責任か 門倉貴史 門倉貴史のはすでに数多く書評してきたが、献を受けたのは初めてのはず。 書「ワーキングプアは自己責任か」は、同著者による「ワーキングプア」の事実上の続編。続編ではあるが、状況分析と提言は書の方が詳しい。どちらかを入手すべきかといえば、こちらの方がいいだろう。 目次 - 大和書房 | 人文書 | ワーキングプアは自己責任かより はじめに 第1章 フリーター漂流時代の悲劇 第2章 諸外国でも増える絶望する若者たち 第3章 ワーキングプアから脱出できない現実 第4章 働きすぎで「心のワーキングプア」になる正社員 第5章 ワーキングプアの連鎖を断ち切るために おわりに 書のコアとなる著者の問

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  • 今売れている本「トヨタの闇」・・・なぜ書評が掲載されない? : オフイス・マツナガのブログ

    同書の共同筆者である林克明さんは、オフイス・マツナガ出身である。 同書は昨年の11月14日に発売された。 また林さんは、平成暗黒日記というサイトも運営されている。 同サイトから、プロフィールを紹介。 フリーライター 通販あれこれStaff 日ビジュアル・ジャーナリスト協会会員 My News Japan 記者 新築マンションに引っ越してシックハウスに。それ以来、環境問題に興味を持ち、スウェーデンまで取材に行く。健康法にも興味あり。 【趣味】散歩。これが最高の趣味だと思っています 【ストレス解消&健康法】身体を動かす。地下鉄駅の階段を一段抜かしで登る。電車内ではつり革をつかまず、ヒザでバランスをとりながらを読む。とにかく歩くとすっきりする 【嗜好品】アルコール類で最高なのは日酒だと思っている 【べもの】毎日、弁当持参 【好きなことば】1日1ミリ 【気になるテーマ&得意分野】チェチェン

    今売れている本「トヨタの闇」・・・なぜ書評が掲載されない? : オフイス・マツナガのブログ
  • 死刑廃止論を読む | 中山研一の刑法学ブログ

    金沢文雄氏(廣島大学名誉教授)から、最近の拙著に対するお礼とともに、一冊の文庫が贈られてきました。それは、ホセ・ヨンパルト『死刑はどうして廃止すべきなのか』(聖母の騎士社、2008年)というです。著者は、1930年スペイン生まれのカトリック司祭で1954年来日、著明な法哲学者で上智大学名誉教授です。 私は、このを丁寧に読み進みながら、ある種の感動を覚えました。著者には、日と日人に対する暖かいシンパシーがあり、居丈高にならずに、平静にそして平易な文章で、的確に問題点を指摘し、押し付けではなく、いつの間にか興味をもって死刑の問題を考えさせるという不思議な魅力があるのです。 私は、いつでも参照できるように、20箇所以上、赤ペンを使い、付箋をつけて、読み終わりましたが、その中でもとくに印象に残った点を書きとめておきたいと思います。 第1は、日の死刑制度を考えるために必要な知識を「事実」

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  • 道徳よりも、損得を教えなさい~『子どもをナメるな』 中島隆信著(評:麻野一哉):日経ビジネスオンライン

    OECDの調査によると、日の中学生の学力がどんどん下がっている。2003年と2006年を比べると、科学的応用力が57カ国中2位から6位、数学的応用力は6位から10位、読解力は14位から15位と、全分野で順位が落ちている。 こうした状況を受け、「ゆとり教育」の見直しが進められているが、その成果がはっきりするのはまだ先の話だ。書は、このような傾きかけた日教育に対する提案の書である。 〈現在の教育システムにおける最大の問題は、なぜ勉強しなければならないか大人も子どももわかっていない点にある〉 確かにそうだ。子どもに「なぜ勉強するのか」と聞かれて、即座に答えられる親は多くはないだろう。では、いったい何のために勉強すべきなのか。「賢い消費者」になるためだ、というのが著者の答えである。 現在の義務教育は、基的に「生産者」を養成するためのものだ。医者やエンジニアになるために必要だから科学的な知

    道徳よりも、損得を教えなさい~『子どもをナメるな』 中島隆信著(評:麻野一哉):日経ビジネスオンライン
  • 全てのジャーナリスト必読の書「戦う石橋湛山」~読まずに戦争・軍備について書くべからず - 情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

    知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう いやぁ、先日の新特措法通過の際の心境を書いた記事がネタばれするので、当はもう少し後で書こうかとも思ったのですが、少しでも早い方がよいかと思って紹介することにします。半藤一利さんが書いた「戦う石橋湛山」、戦前のメディア状況を取り扱ったこのを読んでいたから、あんな文語調の文句が頭の中をぐるぐる巡ったんですね。結構、影響されやすいようでお恥ずかしい…。 で、論は、この書の中身です。タイトルのとおり、「満州放棄論」を唱えた石橋湛山が、戦前の好戦的メディアの中で孤軍奮闘した状況が書かれているのですが、その対比として書かれている当時の大メディア(朝日、毎日などの大新聞)の主張の変遷ぶりがすさまじい。ジャーナリスト必読の書であり、これを読まずして、戦争や軍備について書くことは対中国戦争、第二次

    全てのジャーナリスト必読の書「戦う石橋湛山」~読まずに戦争・軍備について書くべからず - 情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄
  • 404 Blog Not Found:返す言葉が見つからない - 書評 - 累犯障害者

    2008年01月08日22:30 カテゴリ書評/画評/品評Love 返す言葉が見つからない - 書評 - 累犯障害者 ハードカバーということで買うのが後回し後回しになってしまったが、もっと早く読んでおくべきだった一冊。 累犯障害者 山譲司 ただし、読むのが実に辛い一冊でもある。まるで書を読むことが、仮釈放無し終身刑の受刑者として、出口のない監獄に入っていくような、そんな気分になる一冊でもある。 書「累犯障害者」は、元国会議員が、塀の中で見つけて書で紹介するまで、「無前科健常者」に知られていなかった、「生きていくためにあえて堀の中を選ぶ」障害者たちの実態を淡々と語った。 目次 序章 安住の地は刑務所だった - 下関駅放火事件 第1章 レッサーパンダ帽の男 - 浅草・女子短大生刺殺事件 第2章 障害者をい物にする人々 - 宇都宮・誤認逮捕事件 第3章 生きがいはセックス - 売春す

    404 Blog Not Found:返す言葉が見つからない - 書評 - 累犯障害者
  • 障害者がなぜ犯罪者になってしまうのか / SAFETY JAPAN [書評] / 日経BP社

    服役中に発見した大変な社会問題 2002年、衆議院議員が、秘書給与の流用を行い、有罪の判決を受けて服役した。それ自体は「またかよ」と言わねばならない事件だった。「いつ塀の中に落ちるか」と言われつつも決して逮捕されることなく、今や長老と呼ばれるようになった大物政治家がいることを考えれば、この議員は愚直であり「間抜けだったんだ」と片づけている人もいるかも知れない。 だが、今や元議員となった著者は、刑に服した獄中において、今現在の日社会で進行しつつある大変な問題を発見し、俗世間へと帰還してきた。 障害者、なかんずく知的障害者によって引き起こされる犯罪である。 障害者は障害を持つが故に犯罪に走るというような単純なものではない。障害者は障害者であるが故に社会から疎外され、健全な心身の成長も、就業による社会参加をも阻まれ、その結果として犯罪の岸辺へと吹き寄せられていくのだ。 この問