「楽天で検索し、Amazonで買う」――ネットユーザーにこんな傾向があるという調査結果を、市場調査会社のカンター・ジャパンがこのほど明らかにした。楽天はAmazonより集客力が高いが購買率が低く、楽天からAmazonに流入して購買している人が約1割いた、という結果だ。 調査は、7月13日から8月12日にかけ、PCインターネットの行動履歴を提供しくれるネットユーザー6700人(男女比は6:4)の履歴情報を基に分析した。 期間中に楽天のサイトを訪問した人は89%、Amazonは68%と、集客力では楽天が勝ったが、訪問者がそのサイトで商品を購入した確率は、楽天が5%にとどまったのに対しAmazonは20%と、Amazonが楽天を大きく上回った。購入に至ったのべ回数を見ても、楽天は約600回、Amazonは4200回と4倍の開きがあった。 両サイトで購入が行われる直前に訪問しているサイトを調べたと