タグ

山田洋次に関するtagutenのブックマーク (4)

  • 映画監督・考 NO.4

    山田洋次の映画といえば、「男はつらい」であり、寅さんであるというのが定番であり、その存在の大きさから、ともすれば過去の作品が、見失われがちであるが、それらの作品も「寅さん」に劣らず、見るべきものが数多くある。 確かに「男はつらいよ」シリーズは48作という驚異的な長さのシリーズであり、多くの人たちに支持され続けた息の長い作品である。 しかし、「寅さん」以前の作品の中にも愛すべきものが、多くあり、世間的には、いまひとつ評価されなかった不遇な作品が多かっただけに、却って愛着を感じる作品が少なくない。 そして、それら「寅さん」以前の作品の中に、実は「男はつらいよ」の原型とも呼べるような人物や物語を、垣間見ることが出来るのである。 例えば、ハナ肇主演の「馬鹿」シリーズや「一発」シリーズに登場する主人公たちは、寅さんの原型のような人物たちである。 無教養で粗野だが、人がよく、底抜けに明るい。純情で、お

  • 評論ロボット 山田洋次

    ■ドラえもんと寅さん─人間に愛情を持って描くということ─ 山田洋次 (映画監督) ドラえもんは、映画「男はつらいよ」の主人公・寅さんにとても似ているところがあって、私は大変親近感を持っています。 寅さんは、日全国いたる所、北海道から沖縄まで自由自在に旅をしているかと思うと、突然故郷の柴又へ帰ってきたりする、じつに神出鬼没です。冬でも素足に雪駄ばき、四角いトランクをさげたおかしな身なり。お金はいつも財布に五百円ぐらいしか入っていない。それでも平気で長い旅をして、見知らぬお婆ちゃんと友だちになったり、子供と一日中たわむれたりするのです。 寅さんは、故郷に帰っても長滞在は決してしない。つまらないことで妹のさくらたちと喧嘩をすると、たちまちカバンを持って家出をするのです。普通、家出をするとなれば、カバンに洗面用具をつめたり、シャツやパンツをしまったりしなければならないのですが、映画の中の寅さんは

  • http://pzhouse.jp/tdiary/?date=20061126

  • 昔懐かし邦画巡礼:あゝ声なき友 - livedoor Blog(ブログ)

    日のお題はあゝ声なき友(1972年 監督:今井正) 原作は有馬頼義氏の遺書配達人。有馬氏は終身未決囚にて第31回直木賞 を受賞し、数々の作品を残していますが、のろは何と言っても若尾文子主演の 赤い天使(1966年 監督:増村保造)を真っ先に思い出します。のろのベスト3 に入るこの作品の原作も有馬氏の同名小説なのです。 そして日のお題あゝ声なき友も、のろの大好きな作品。この映画は原作の タイトル通り遺書を配達して歩いた男の物語です。太平洋戦争中に戦友の遺書を託 され、ただ一人生還し苦悩の戦後を生きた男・西山民次を渥美清が演じています。 「男はつらいよ」の寅さんファンでもあるのろですが、寅さん以外でも渥美清は 素晴らしい!!  注→ネタバレあります 西山民次(渥美清) の病は悪化し病院に搬送される。内還(内地送還)が決まった民次には、分隊12名の遺書が託 された。民次を残し南方へ向かった部

  • 1