雑誌「小学一年生」の広告が秀逸すぎる
今日の横浜北部は朝から雨です。しかもけっこう土砂降り。私も体調がすぐれないので家でゆっくりしております。 さて、地政学や戦略とは全く関係ないかもしれませんが、みなさんの職場の環境づくりにヒントになるような論考がありましたのでそのご紹介を。 ちなみに私のような個人業者(?)にとっては非常によくわかる話です。 ==== 「新グループシンク」の台頭 By スーザン・ケイン ●「孤独」というのは時代遅れである。 ●アメリカでは「新グループシンク」(New Group Think)というべきものが大流行中である。これは「グループや集団でどんどん働きましょう」という考え方だ。 ●この典型的なのが、「オフィスの壁を取り払って、アイディアを交換しながら、創造的に働く」という最近の職場環境の風潮だ。 ●ところがこのような風潮には大きな問題がある。なぜなら最近の心理学の調査研究では、人間というのはプライバシー
3月11日に発生した東日本大震災の影響でお蔵入りとなったものの、YouTubeなどに動画がアップロードされるや否や、瞬く間に総再生回数が200万回以上を記録した「JR九州/祝!九州キャンペーン」のCM(//www.youtube.com/watch?v=g5kU6mImUh0)。九州新幹線の全線開業を祝い、公募で集まった1万人以上の人たちが沿線から新幹線に手を振る映像には「元気をもらった」「今の日本に必要なCM!」など称賛の声が上がったが、このたび同CMがカンヌ国際広告祭のアウトドア部門で金賞、メディア部門で銀賞を受賞した。 「カンヌ国際広告賞(International Advertising Festival)」は、世界にある数々の賞の中でも世界最大級の規模を誇る広告賞。受賞者に渡されるトロフィーがライオンであることから、別名Cannes Lionsとも呼ばれている。毎年6月に南フラン
"1984"といえば、米Appleが1984年当時にMacintoshを世に送り出す際に放映した広告フィルムとして、スーパーボウル(Super Bowl)史上でも最も有名かつ最も評価の高いものとして、よく知られている。後にAppleが自身の製品発表イベントで同フィルムを流したり、米Motorolaが新型タブレット「Xoom」発表の際に"1984"をモチーフにしたCMを出すなど、非常に象徴的な存在だったことは間違いない。ところが、このCMを当時のApple役員会はひどく嫌っており、関わった広告関係者のクビを検討したほどだというのだ。当時、Appleで何があったのだろうか? この話題は、米AdWeekで当時の"1984"に関わったSteve Hayden氏が述懐する形で紹介している。"1984"の内容について簡単に説明しておくと、巨大モニターに映し出された支配者「Big Brother」の演説
天野祐吉作業室のゴクラクトンボ通信です♪ 昨日はアップルストア銀座店で、epjpの電子デザイン季刊誌『de』の創刊を記念して、電子書籍をテーマとしたトークセッションが行われました。
●書籍 『効果的なコピー作法』(1963/1983) chuukyuu.hatenablog.com 『創造と環境』(1966) chuukyuu.hatenablog.com クロード・ホプキンズの名言〜『科学的広告法』より(1966) chuukyuu.hatenablog.com 『ボルボ〜スウェーデンの雪と悪路が生んだ名車』(1968) chuukyuu.hatenablog.com 『アンチ・マジソン街の広告代理店PKL』(1969) chuukyuu.hatenablog.com 『かぶと虫の図版100選』(1970) chuukyuu.hatenablog.com 『アメリカのユダヤ人』(1972) chuukyuu.hatenablog.com 『5人の広告作家』(1966) まえがき chuukyuu.hatenablog.com バーンバック氏 広告の創り方を語る d.
主に広告関連の写真を撮影し、非常に才能のあるフォトレタッチの腕前も所有しているベルギー出身のフォトグラファー、それがChristophe Gilbert氏です。もともとは80年代に自動車を専門とするアシスタント・フォトグラファーだったのですが、そこから大きく間口を広げ、メルセデス・ルノー・イケア・リーバイス・LG電子・ソニー(プレイステーション)・トヨタ・フォルクスワーゲンなどの広告写真を担当、自らを「完全主義者」「永遠の学徒」と呼んでいるらしいこと以外は、彼自身の公式サイトに行ってもさっぱりわからない謎の写真家となっています。 ですが、そのアーティステックなイメージは妙に官能的なものが多く、それぞれの作品を連続して見ていくと、なんとなく「ああ、これがこの人の個性なのか」というのを強烈に感じることができるはずです。 鑑賞は以下から。 Christophe Gilbert - Photogr
Disclaimer このブログは高広伯彦の個人的なものです。ここで述べられていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の雇用者には一切の関係はありません。 Powered by Movable Type 3.17-ja ■「マスメディア広告万能の時代は終わった」・休刊する「広告批評」の天野祐吉氏:IT-PLUS うーん、やっぱり天野さんはわかってらっしゃるなあ。 以下抜粋。 「マスメディアの広告が“万能”の時代は終わったということですね」 「テレビ広告は視聴者が見たくなくても見せられちゃうところを暴力的と言っているわけです。すべてが暴力的だとは思わないけれど、テレビのCMは見ないではすまない。そのたびに消すわけにもいかない。暴力性を内包しているメディアと言ってもいいのかな。クリエーターは、面白くいい広告を作ることで暴力的であることを避けようとしています」 「それに対してウェブ広告
先日、宣伝会議のコピーライター養成講座の特別体験講座を受けてきた。 そのまとめ。 目次 言葉で世の中を動かそう コピーライターへの道 課題 解説 宣伝会議のコピーライター養成講座の宣伝 この講座で得られること コピーライターが求められている理由 コピーライターにはどうすればなれるか・・・その決心と、努力 キョロキョロしよう・・・観る フムフムする・・・聞く ワイワイする・・・話す ムチャクチャする・・・熱中 ウンウンする・・・書く コピーライターのためのコラム 感想 参考書籍 最近書いたまとめ記事 言葉で世の中を動かそう コピーライターへの道 講師は、理論派コピーライターの谷山雅計氏。 まず最初に課題が出された。 課題 『古本屋を若者にもっと利用してもらうためにキャッチフレーズを書いてください』 15分で3つ書くように言われた。 全員分を回収し、30分後谷山さんが戻ってきた。 解説 なぜこ
ー広告は、誰も見ていない。 何を目標に、僕らは広告をつくるべきなのか。 水野氏が独自のスタイルで導き出した、 広告の「ありかた」「つくりかた」について語る。 第2回講義 2007.10.13[土] 13:00~18:00 会場/専門学校九州デザイナー学院 講師/水野 学氏(good design company代表 アートディレクター) 公開塾 PROFILE みずの・まなぶ/1972年東京生まれ。96年多摩美術大学美術学部デザイン科卒業。 99年good design company設立。主な仕事に、NTTドコモ「iD」「DCMX」のネーミングからブランディング・広告に至るまでのトータルディレクション、首都高事故削減プロジェクト「TOKYO SMART DRIVER」、「農林水産省」、「世界陸上2007」、「KIRIN903」、ANA「travel Smap」、旅館「亀
1 名前:帰社倶楽部φ ★ 投稿日:2007/03/07(水) 16:12:28 ID:???0 「Mac対PC」シリーズのCMを国際市場に拡大しようと思ったとき、Appleは難しい問題に直面した。ある文化ではおもしろいものでも、ほかの文化では不作法に見られることがあるということだ。 Omnicom Group傘下のTBWA/Chiat/Day(/は正しくはバックスラッシュ)が制作した米国版CMでは、間抜けなパソコンくんはいつも、辛らつな冗談で自分の方がどれだけ優れているかを証明するいかしたMacくんに負かされている。 (中略) だが、以前から直接比較広告が嫌われている日本の文化では、力を誇示することは無礼に映る。そこで、昨秋から放送されている日本版のCMでは、ラーメンズという2人の日本人コメディアンを起用して微妙に変化を加え、MacとPCはそれほど変わらないという点を強調している
このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。
多くの広告代理店のプレゼンは課題抽出からはじまり、最終的にはプランや広告アイデアを説明する流れになっている。プレゼン上はこれらが流れるように進んでいくのだが、思考の流れはどうかというと、そんなにリニアなものではなく、実作業においては途中に大きな「溝」があり、それを超える必要がある。それを人によっては「クリエイティブ・ジャンプ」と呼んだりする。 有名な広告デザイナーの講習など受けていると、聞いていて「思考の道筋はわかるのだが、なぜそれを思いついたのか?」という事例などによくぶち当たる。なぜ思いついたのですか?と聞いても仕方がない。思いついたから思いついたのだ、ということになってしまう。別にそのデザイナーがコツの出し惜しみをしているわけではなくて、そこには立ち戻れない溝があるということだと思う。 課題を解決しようとするときには、どこを解決すればよいか?という視点で、問題点を洗い出したりする
わたしの広告業界に対する知識って90年代ですっかり停止しているんですが、その範囲で言えば、天野祐吉がべた褒め! さすがラーメンズ! みたいなことなんだと思う。まあ、「広告批評」の系譜ってことかにゃあ、島森さん、あいしてるもんね、ラーメンズのこと。 一般的に言って、このコーナーはいつも、普通に偏向薄くテレビを観てる人が目に留めている CM に関して、「そう、それ、気になってたの!」っていうのをタイムリーにすくって来るのが上手いコーナーなので、MacタンとPCタンはそんなにお茶の間で浸透してるのかー、と、改めて変な感心を覚えた次第である。 しかし、今確認したらこのコーナーはネットでは読めないのですね。じゃあちょっと内容触れておこうか、ってなことで、書き出しはこんな感じだ。 テレビは芸とソリが合わない。だいから落語にせよ漫才にせよ、ちゃんとした芸を楽しもうと持ったら、テレビを消して小屋へ出向くに
電通の上席常務執行役員メディア・コンテンツ本部副本部長,杉山恒太郎氏は2008年6月11日,幕張メッセで開催されているInterop Media Convergence TOKYO 2008において「進化する,クロスメディア。」と題した基調講演を行った(写真)。 杉山氏は冒頭,クロスメディアについて「広告会社の手法のように思われているが,それは違う。生活者自身が複数のメディアを行き来する生活をしており,クロスメディアは生活者自身の行動を表す言葉だ」と言及。そのうえで,広告会社におけるクロスメディアとは「複数のメディアを使って消費者の購買行動の文脈,シナリオを作ってあげること」と定義した。 クロスメディア展開事例として,「続きはWebで」の代表例でもある芝浦アイランド,ライフカードのテレビCMを紹介。特にライフカードについては,テレビCMの放映とWebサイトのページビュー(PV)が連動してい
ファーストリテイリング傘下のカジュアル衣料専門店ユニクロが、この2年足らずの間にWebサイトを通じたプロモーションを積極展開している。その代表作であるブログパーツ「UNIQLOCK」は、このほど世界三大広告賞の1つである「One Show」のインタラクティブ部門でグランプリを受賞した。国内外で高く評価され、ほかにも、「NY ADC」ハイブリッド部門でキューブ(最高賞)、「東京インタラクティブ・アド・アワード」でグランプリを受賞するなど各賞を総ナメにしている。ユニクロのWeb展開の現状と狙いをリポートする。 一連のネットプロモーションを率いた同社マーケティング部グローバル新メディアチームリーダーの勝部健太郎氏は、6月17日に開催するネットマーケティング関連の大規模イベント「NETMarketing Forum Spring 2008」のユーザー特別講演「『世界で勝つためのWeb』12の視点~
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