東京商工リサーチ横浜支店が5日発表した9月の県内企業倒産状況は、件数57件(前年同月比5・0%減)、負債額263億8300万円(46・3%減)だった。百貨店さいか屋の親会社、雑賀屋不動産(横須賀市、負債174億円)が特別清算を申請したため額が膨らんだが、発生件数は前月からも18件減って小康状態となった。 負債が10億円を超える大型倒産は雑賀屋不動産のほか、求人広告発行のエーピージェイ(厚木市、22億円)と老舗工務店の関工務店(横浜市中区、12億円)の3件にとどまった。 ただ同支店は「これから年末に向けて資金需要が増すため予断を許さない状況が続く」とみている。 【】