鉄道の利用状況を示す指標は数多くあるが、とりわけ世間の関心が高いのが、国土交通省が毎年7月頃に発表する主要路線における最混雑区間の混雑率だ。中でも東京圏の混雑率の動向は発表されるたびに、大きなニュースになる。 混雑率の算出式は「輸送人員÷輸送力」である。一定の時間帯に運行する列車の定員を合計したものが輸送力であり、実際の乗車人数が輸送人員である。輸送力や輸送人員の数字は混雑率ほど話題にはならないが、これらを注意深く見ていくと、混雑率だけ見ていてはわからない意外な事実が浮かび上がる。 国交省が定義する東京圏の主要31路線に山手線を加えた32路線の混雑率、輸送力、輸送人員を見ていこう。 他線に流れて混雑緩和 2008~2018年度の10年間で混雑率を減らした路線を改善度の高い順に見ていくと、上位10路線中7路線が輸送人員の減少を主要因としている。 混雑率改善度1位の山手線は2015年に開業した
公的年金160兆円を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)に、2度の衝撃が走った。 第1弾は10月18日、GPIF経営委員会(平野英治委員長)が、部下の女性との不適切な関係を疑われた高橋則広理事長に対し減給(20%)6カ月の処分を決めて公表したことである(GPIFのリリースはこちら)。しかし不適切な関係の事実確認はできず、理事長を告発する怪文書が届いていながら、監査委員などに内部通報しなかったことが処分の理由とされている。 極めて不自然なリリース これは不可解である。経営委員会は本筋の事実関係を突き止めないうちに、「内部統制上の迅速な対応を怠った」などと怪文書(リリースでは「書簡」と表現)を握りつぶしたかのような枝葉の理由をつけて理事長処分に踏み切ったのである。本人(被処分者)が否定したとの注意書きが申し訳のようについているものの、極めて不自然なリリースだった。 だが第2の爆弾
彼女と出会って、殿は変わってしまった――。ビートたけし(72)の10年来の弟子で運転手を務めていた石塚康介さんは、「週刊新潮」11月14日発売号で、たけしの愛人とされてきた横井喜代子さん(仮名)からのパワハラ被害と提訴した事実、そしてたけしと横井氏との「真実」を明かしていた。 【音声】たけし、「刀出せ!」の激高 *** 石塚さんはさらに、たけしらによる「オフィス北野」の元社長・森昌行氏への“糾弾”の詳細も明かす。 コトが起きたのは2018年2月11日。東京都世田谷区にあるたけしの自宅兼事務所、通称「等々力ベース」だった。たけしはこの日、軍団と会計士ら約10人を引き連れ、森氏を取り囲んだ。 「その日、殿と軍団は『金を貰い過ぎだ』『10億円なんてもんじゃないに決まってる』『株主総会になぜ呼ばない』『会社の株はどうなっているんだ』などと、延々とカネ絡みのことで森さんを追及していました。それも約3
新潟市西区で昨年5月、小学2年生の女児(当時7)が殺された事件の裁判員裁判が22日、新潟地裁(山崎威裁判長)であった。検察側は論告で「まれに見る悪逆非道な犯行で、生命軽視の度合いが甚だしく大きい」などと述べ、同区の元会社員、小林遼(はるか)被告(25)に死刑を求刑した。 【画像】被告人質問で、検察側からの質問に答える小林遼(はるか)被告=19日、新潟地裁 小林被告は殺人や強制わいせつ致死など七つの罪に問われている。 起訴状によると、小林被告は昨年5月7日、下校中の女児の背後から軽乗用車を衝突させて連れ去り、わいせつな行為をした後、首を絞めて殺害。同日夜、女児の遺体をJR越後線の線路上に遺棄し、列車にはねさせたなどとされる。 弁護側は冒頭陳述で、女児の首を絞めたのは気絶させるためだったとして殺意を否認し、傷害致死罪が適用されると主張。また、女児の死亡前にわいせつ行為はなかったとして、強制わい
大津市と大和リース(大阪市)などは14日、大津びわこ競輪場跡地に整備していた複合型商業施設「ブランチ大津京」(大津市二本松)を29日に開業すると発表した。スポーツができる公園を併設し、スーパーや飲食店など42店舗(開業時29店舗)が入る。 全9棟(延べ床面積2万5400平方メートル)に県内初出店のドラッグストア「チャーリー」のほか、マックスバリュ、ユニクロなどが入る。3人制のプロバスケットボールチーム「ニンジャエアーズ」の本拠や、託児機能付きオフィススペースも入居する。756台分の有料駐車場には渋滞対策としてゲートレスの課金システムを採用した。 公園(1万5千平方メートル)はサッカーやグラウンドゴルフができる天然芝の広場で、大和リースから市が寄贈を受けて管理する。 商業施設だけで年間客数400万人、72億円の売り上げを見込む。同社が全国展開する「ブランチ」の9カ所目で、敷地面積6万4700
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