南房総市和田町上三原の小向ダムの水量が著しく減少しているため、市は貯水率が20%を下回った場合、丸山、和田地区の約三千二百世帯を対象に断水することを決めた。十四日午前九時現在の貯水率は30・6%。このまま減少が続けば来年一月六日にも断水を始める。老朽化した水門の交換工事のため、水位を下げたところに記録的な少雨に見舞われた。関係地区で開かれた住民説明会では「ダム工事は必要だったのか」などと批判が相次いだ。 (山田雄一郎) 市によると、小向ダムは両地区と千倉地区の一部にまたがるエリアに水道水を供給。水門工事のため五月から水位を50%に下げていた。例年十一月は約一八〇ミリの雨量があるが、今年は三七ミリと約五分の一しかなかった。 今月三日の市渇水対策本部会議で、石井裕市長は「今後二〜三カ月はまとまった降雨が期待できず、このままでは長期にわたり断水せざるを得ない」と危機感をあらわにした。九日からは市
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