日本一人口が少ない鳥取県。その一地方都市で、あるファンドが誕生する。活性化の新たな試みは、大都市との経済格差を解消するか。 「妖怪ファンド」――。10月中にも、こんな名称のファンドが立ち上がる。目的は、鳥取県境港市の経済活性化。同市出身の水木しげる氏が生み出した『ゲゲゲの鬼太郎』などの妖怪を、ビジネスに仕立てる資金を集める。 妖怪ビジネスの第1弾となるのが、来年2~3月の発売を計画している「妖怪グッズ」の製作・販売だ。と言っても、Tシャツやコーヒーカップなどに主要キャラクターを描いたお土産グッズとは、ひと味違う。 『ゲゲゲの鬼太郎』など妖怪グッズ その象徴的な商品がダルマ(下図)。日本人にはお馴染みの形状に合わせて、鬼太郎や目玉おやじ、ねずみ男といったキャラクターをデザインしている。大きさは10~15cmで、価格は1体3000円程度の見込みだ。 デザインしたのは、米経済誌「ニューズウィーク
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