6月23日政府の臨時閣議で「骨太の方針2009」が決定されました。その中で、社会保障費の抑制方針が撤回され、「安心・安全を確保するために社会保障の必要な修復をする」との文言が追加されました。 これまで、政府は年に2200億円の社会保障費を削減し続けてきましたが、一転して削減を取りやめることを明確に打ち出したのです。振り返ってみると2002年度以来、5回にわたって2200億円を削減したことで、医療費が7.53%も減っていました。 社会保障費を取り戻して、削減前まで戻すには、2200×5=1兆1000億円が必要になります。本当にそこまで医療に予算を回すつもりなのかどうかはまだ分かりません。 それでも、「社会の高齢化が進む中、現状維持するだけでも医療費が増大する」という、当たり前のことが認識されたのだと思います。また、診療報酬内の配分だけでなく、国家の予算配分も少子高齢化社会に応じて調整しなけれ
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