『かくしてモスクワの夜はつくられ、ジャズはトルコにもたらされた』ウラジーミル・アレクサンドロフ著、竹田円訳 歴史と渡り合う痛快な一代記 1872年にアメリカ南部で生まれたフレデリック・ブルース・トーマスは、エンターテインメントビジネスの才覚で二つの帝国を巡り、時代をぐんぐん進んでいく。たった1人で渡り合うのはロシア革命、第一次世界大戦という歴史の荒波。本書は公文書や文献、証言を基に実在の人物を描いた痛快な一代記だ。エピローグまで一気に連れて行かれた。 10代で都会に出て給仕や従者として働き始めたフレデリックは、シカゴ、ニューヨーク、ロンドン、パリ、そしてモスクワと放浪する。人生の駆動装置が温まる期間でもあった。英語、フランス語、ロシア語を操り目端が利いて、笑顔も魅力的なフレデリックは行く先々で人と仕事を引き寄せる。 帝政末期のロシアに黒人はほとんど住んでいなかった。アメリカで受けたような差
ブックレット『セッションの本~国葬とは何か/宗教と政治』が9月20日に刊行を予定している。 同書はTBSラジオの発信型ニュース報道番組『荻上チキ・Session』が自費出版するもの。安倍晋三元総理の銃撃事件をきっかけに注目を集める「国葬」や「宗教と政治の関係」についてを特集する。収録される記事は、荻上チキによる「まえがき」、宮間純一「国葬とは何か?」、崎山敏也「TBSラジオは過去の国葬をどう伝えたのか」、安田菜津紀「『国葬』をテーマに報道写真」や、南部広美、澤田大樹によるコラムなど。編集は九龍ジョーと番組スタッフ、デザインは惣田紗希が担当した。TBSショッピングや、東京駅のTBSストア、一部書店で購入可能。 また安倍元総理の国葬が行なわれる予定の9月27日19:00から『セッションの本~国葬とは何か/宗教と政治』出版記念の有料オンラインイベントを開催。出演者は荻上チキ、南部広美、澤田大樹、
出版社: リットーミュージック(2021-12-23) 単行本: 192 ページ / 15.0 x 1.4 x 21.0 cm ISBN-10: 4845637006 ISBN-13: 9784845637003
出版社: DU BOOKS(2019-03-15) 単行本: 520 ページ / 14.9 x 2.4 x 21.1 cm ISBN-10: 4866470267 ISBN-13: 9784866470269 紹介 20世紀を代表する音楽家が、 これまでの人生や、インスピレーションの源について綴った、 もっとも純粋なハーモニー。 ビーチ・ボーイズの舞台裏と、 『ペット・サウンズ』『スマイル』の創作過程。 そして、喪失と再生の物語。 録音芸術の領域を拡張し、 現在のポピュラー音楽界にもっとも影響を与えた音楽家。 「ポップ・ミュージックの世界で現存する天才をひとり挙げなくてはならないとしたら、わたしはブライアン・ウィルソンを選ぶ。《ペット・サウンズ》なくして《サージェント・ペパーズ》は作られなかった」――ジョージ・マーティン 「あんなサウンドのレコードなんて作れやしないよ。ブライアン・ウィルソ
河畑さん >筋を通すことを嫌う人なら、「理路整然としている」ことを、真面目腐っていて、病的であると考えて、蔑みをこめて「病膏肓に入る」という慣用句を使ったとしても不思議ではありませんね。 不思議ではありません。もう一つ、「筋の通った思考をする習慣も能力も無い」のだとも考えられます。 >小島先生の本を紹介されているのだから、悪い意味ではないはずだと思い込んだのが失敗でした。 F爺も、Facebookの個人ページに書評を書いて 〈本の売れ行きを良くしてやったぞ。俺様に感謝しろ〉 と言う人が悪い意味で「病膏肓・・・」と言うはずが無いと思い込んで失敗しました。ブログの記事は、何回でも追記も修正も出来ますから大事には至りませんが。 次の篇の掲載は、3月9日か10日の予定です。 「特にプロフィールとかの欄では張り詰めていてキリキリいたします」という文を改めてじっくり読んでみると・・・「特に」というのは
村上春樹がビーチ・ボーイズについて書いた文章はいくつかあるが、ここでは以下の二つを中心に取り上げたい。一つ目は、『季刊アート・エクスプレス』1994年夏号に掲載された「神話力、1963、1983、そして」(以下「神話力」)。そして、二つ目は、『Stereo Sound』2003年夏号に掲載された「ブライアン・ウィルソン――南カリフォルニア神話の喪失と再生」(以下「喪失と再生」。引用は『意味が無ければスイングはない』から)。ちなみに、これ以外の物としては、ジム・フジーリ『ペット・サウンズ』のあとがきと『村上ソングズ』の「神のみぞ知る」、『カリフォルニア・フィーリン』のライナーなどがある。 「神話力」は、「喪失と再生」の原型ともなった文章である。両方とも、ブライアン・ウィルソンの現在について触れているが、その書き方にまず違いがある。 「神話力」では、ブライアン・ウィルソンについて、「ビデオで見
出版社: 徳間書店(2004-06-21) 単行本: 307 ページ ISBN-10: 4198618747 ISBN-13: 9784198618742 NDC(9): 538.9
施設設備をご利用の際には、店舗にお尋ねください。 公衆無線LANをご利用の際には、当社HPの公衆無線LANご利用注意事項のページをご確認ください。
出版社: パンドラ(2001-12-01) 単行本: 245 ページ ISBN-10: 4768478204 ISBN-13: 9784768478202
ameqlist 翻訳作品集成(Japanese Translation List) 心交社(ShinkoSha)/世界紀行冒険選書 1990-1993年 Publisher Top 『中米ひとり旅』 Nothing to Declare メアリー・モリス(Mary Morris) 『ネパール・チベット珍紀行』 To the Navel of the World ピーター・サマヴィル=ラージ(Peter Somerville-Large) 『ペルシア冒険紀行』 Adventures in Persia ロナルド・シンクレア(Ronald Sinclair) 『世界一周徒歩旅行』 World Walk スティーヴン・M・ニューマン(Steven M. Newman) 『全アマゾン下り -水源から河口まで』 Running the Amazon ジョー・ケイン(Joe Kane) 『ローマに遊
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』はアメリカで2021年5月に刊行されたばかりの大作SF小説。宇宙船<ヘイル・メアリー>号で昏睡状態から目覚めた主人公のライランドは、徐々に記憶を取り戻していき、太陽エネルギーを吸収する粒子の発生という宇宙規模の災厄が発生したこと、太陽系を救うヘイル・メアリープロジェクトの一員として宇宙船に乗り込んだことなどを思い出していく。同じくこの災厄の解決に取り組んでいると思われる異星人との出会いも描かれ、ライランドは徐々に謎の核心に迫っていく。 映画化も進行中 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、ライオンが吠えるロゴでお馴染みのメトロ・ゴールドウィン・メイヤー社が既に映画化の権利を獲得しており、『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018) の脚本や「レゴムービー」シリーズを手掛けてきたフィル・ロード&クリス・ミラー監督が指揮を取る。脚本を手がけるのはドラマ『L
お笑いコンビ「米粒写経」として活動しながら、一橋大学、早稲田大学などで日本語学の非常勤講師を務める。『広辞苑』の第七版では、サブカルチャー分野の執筆を担当。著書に『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』『ヘンな論文』など
「生きていく上で救いのような存在」「涙が止めどなく溢れた」など、発売直後から絶賛の感想が寄せられている『これやこの』。 漫才師で日本語学者でもあるサンキュータツオが、亡くなった人たちのことを題材に描いた17編の随筆集です。 ご自身の大切な人、大事な思い出、後悔や懺悔も含めて、さまざまな思いを巡らせるきっかけになるよう、試し読みを公開します。 黒い店 「古本業界は隙だらけですよ。本が売れなくなったって言っているけど、うちは売り上げあがってますからねえ。十年一日のごとくおんなじことやってて本が売れないなんて言っている連中がいる限り、うちはまだ続けられるんです。だから感謝しないといけませんな、ハッハッハ」 ご主人はパイプの愛好者であった。 パイプに刻みタバコをつめながら、いまの古本業界でまだだれもやっていないことはなにか、ずっと語り続けて、吸いはじめると自慢話とも苦労話ともつかぬ話が続く。 私が
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