ヒト胚の遺伝子改変は、遺伝性疾患の治療につながるとされながらも、倫理上の問題などから米国内ではこれまで実施されていなかった。しかし、米国で初の試みがなされたという情報をMITテクノロジーレビューがつかんだ。 by Steve Connor2017.08.07 25 7 3 0 既知のものとしては米国初となる、遺伝子操作されたヒト胚をつくる試みが、オレゴン州ポートランドの研究チームによって実行されたという情報を、MITテクノロジーレビューがつかんだ。 成果をよく知る人物によれば、オレゴン健康科学大学のシュークラト・ミタリポフ(Shoukhrat Mitalipov)教授が主導した今回の試みは、遺伝子編集技術クリスパー(CRISPR)を使って、多数の1細胞胚のDNAを改変するものだという。 米国の科学者はこれまで、物議を醸す試みを最初に実践する他国の科学者を、畏敬と嫉妬、そして幾分かの警戒心を
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