低予算かつ短いスケジュールながらVFXを駆使して生み出された本作。その不思議な世界観の魅力と、VFXの舞台裏に迫る。 前列左から、加藤有稀デジタルアーティスト、中西妃龍デジタルアーティスト、後列左から、近藤晋也CGディレクター、佐藤信吾CGディレクター、山崎 崇リギングアーティスト、鈴谷 亜紀子CGプロデューサー(以上、オムニバス・ジャパン) <1>深夜ドラマとしての企画と物語の背景 素直に信じられる新しい表現の模索 本作の企画が本格始動したのは2022年8月末。1ヶ月後の9月末に脚本の初稿が上がり、撮影は11月下旬から12月頭まで行われた。オンエアは2023年1月17日と決定していたため、VFXに使える期間はおよそ3週間しかなかったという。「8月の企画決定時からこのスケジュールだったので、各所にご相談しながらこの中でできることを考えていきました」(針谷監督)。 本企画では、VFXの作業に
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