日銀金融研究所長などを歴任、金融政策を専門とする翁邦雄・大妻女子大学特任教授は、ロイターとのインタビューで、日銀が続けている大規模緩和は巨額に膨らんだ財政支出を支えるために継続せざるを得ない政策になっており、日銀だけで出口戦略を考えられる状況ではなくなってきた、と指摘した。写真は東京都で6月20日撮影(2021年 ロイター/Pawel Kopczynski) [東京 9日 ロイター] - 日銀金融研究所長などを歴任、金融政策を専門とする翁邦雄・大妻女子大学特任教授は、ロイターとのインタビューで、日銀が続けている大規模緩和は巨額に膨らんだ財政支出を支えるために継続せざるを得ない政策になっており、日銀だけで出口戦略を考えられる状況ではなくなってきた、と指摘した。また、財政や金融について市場や国民が不安にならない状況をつくることが日銀の重要な役割になっているとの見方を示した。
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