高架橋脚ファンクラブという、おもに高架とか橋とか橋の下部構造とかを愛好する団体が発足しておよそ2年が経過した。橋といえば川。川といえばクルーズ。東京、そして大阪での都市河川クルーズは回を重ね、もはや見るべき橋脚は見尽くしたといっても過言ではない(過言かも)。 ここらでそろそろ行っておこうか、あの日本一の橋に。 瀬戸大橋の四国側と本州側でそれぞれ船をチャーターした。
立体交差好きとしてはいちどは見に行かねばならぬループ。岩黒島という瀬戸内海に浮かぶ小さな島にそれはある。 うだるような夏の日におとずれたその様子をご報告したい。
ダム、それは何かしらの目的の下、水を堰き止める為に作られた構造体。巨大な堤体が偉容を誇るそのダイナミックな光景は、近年、鑑賞の対象として愛好家の注目を集めている。 特に当サイトにおいては、ダム鑑賞の大家、萩原さんが繰り出す種々の記事によって、その魅力が存分に語られているのは周知の通り(→参考記事、他にもよりどりみどり)。 ところで、ダムといえば、近代や現代というイメージが強いと思う。古いものでも、せいぜい明治時代とかだろうか。しかしながら、日本のダムの歴史はそんなに浅いものではない。その黎明は、なんと飛鳥時代にまで遡るというのである。 (木村 岳人) 日本最古のダムは616年頃建造 いきなりではあるが、日本最古のダムは大阪府大阪狭山市にある狭山池(の堤)である。作られたのは、なんと616年頃であるとのこと。初っ端から大本命だ。 飛鳥時代にはコンクリートなどあるはずも無く、その構造は土を盛っ
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