1月2日(土)から、東京国立近代美術館で開催されている、『ウィリアム・ケントリッジ―歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた……』展。「動くドローイング」とも呼べる手描きアニメーション・フィルムの制作で注目を浴びる、ウィリアム・ケントリッジの国内初個展だ。魅力的な作品ぞろいの本展だが、一見すると難解そうなため、いまいち足が向かない方もいるのでは。本稿では、彼の作品が本質的に持っている「キャッチーな魅力」をお伝えすべく、女優の黒川芽以さんと一緒に展覧会を回り、その様子をレポートした。優れた感性で作品を捉える黒川さんの言葉に導かれながら、しばしウィリアム・ケントリッジの作品世界を旅してみてほしい。(注:作品は展覧会での登場順と異なります) 黒川芽以 1987年5月13日東京都生まれ。女優。主な出演映画作品に、『グミ・チョコレート・パイン』(2008年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ
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