1980年代と90年代のホームコンピューティング革命は、大手2社、すなわちAppleとMicrosoftの戦いだった。Appleは当時、新規株式公開(IPO)と「Macintosh」の発表を経て波に乗っていた。 だが、同社は90年代にPC市場のシェアを失い始める。Microsoftは1990年、Macintoshの割安な代替品として「Windows 3.0」を発売した。そして、Appleに大打撃を与えたのは、Macintoshに匹敵するGUIをPCにもたらした「Windows 95」だった。また、Appleは1985年~1996年の間、ビジョンの欠如にも悩まされていた。ビジョナリーリーダーであるSteve Jobs氏が不在だったためだ。Jobs氏は1996年、AppleがNeXTを買収したことでAppleに復帰する。 Appleが自社OSのライセンスをほかのメーカーに供給しないというアプロ
「中国の男性は家事もしてくれるし、女性に優しい人が多いから、中国の女性はそれが当たり前だと思っているのです。文化を超えての結婚生活は、大変なことです」。 私の友人で、日本国内にある中国系企業に勤める中国人女性は、日本人の夫のために母国の女性たちならするはずのない料理を毎日のようにしている。 中国では、女性が強く、意見もはっきり述べる。しかも、共働き世帯ばかりだから、家庭内の仕事は男女平等。料理についていえば、むしろ夫がするのが当たり前だ。男性人口が女性人口を上回るため、中国では男性の生涯未婚率が高い。女性にふられないようにと、一生懸命に料理や洗濯や掃除などをやる男性が多いそうだ。 それでも、私の友人は日本の文化にあわせてわざわざやっている。「家事については夫に自分でするようになんとか仕向けているのですが」とも答えるが。 国際結婚による夫婦生活が長い知人からは、「理解できないところを無理にわ
米AEIアジア研究部長のブルメンソールが、フォリン・ポリシー誌のウェブサイトに2月28日付で、「中国とのサイバー戦争にどう勝つか」と題する論説を書き、最近の中国のサイバー攻撃に手を打つ必要を強調しています。 すなわち、インターネットは今や戦場である。中国は単にサイバー空間を軍事化するのみならず、サイバー戦士を配備し、企業、シンクタンク、メディアに攻勢をかけている。 これは米中間の戦略的競争の一局面である。最近の中国政府発のサイバー攻撃を見ると、サイバーに関する競争には緊急性がある。 ワシントンがサイバー戦争、知的財産権の窃取、スパイ行為、嫌がらせを抑止するために、戦略を開発する時である。簡単に言うと、米は重要インフラなどを守る一方で、中国には代償を支払わせるべきであり、攻勢に出る必要がある。 中国はサイバー軍事能力を重視している。過去20年、中国は米軍の合同作戦に印象づけられ、C4ISR(
2年ほど前から、The Energy Project社では、定例の「コミュニティ・ミーティング」を開いています。そこでは、仕事だけでなく個人的なことも含めて、お互いの近況を報告し合います。ミーティングは、ひとりずつ順番に「今日の気分はどうですか?」などの質問に答えることから始まります。ほかのメンバーは黙って耳を傾けます。 私がこのミーティングの大切さに本当に気づいたのは、チームに危機が訪れたときでした。昨年10月のある週末、チームメンバーのひとりが、23歳になるご子息を亡くしました。大変残念で悲しい出来事でした。月曜日の朝、チームメンバーは会議室に集まりました。チーム全体を、痛み、悲しみ、困惑、恐れが覆っていました。誰もが命の儚さを知り、愛する者たちを想い、悲しみに打ちひしがれた同僚に、同情を寄せていました。 数週間後、休暇をとっていたその同僚が職場に復帰しました。初日にコミュニティ・ミー
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