不倫疑惑の釈明会見の場で引退を発表した音楽プロデューサー、小室哲哉さん(59)の言葉です。辞める必要などまったくない案件であると個人的には思っていますが、そのへんの是非はさておき、会見で最も印象に残ったのは、小室さんが何度も口にした「期待に応える」という言葉。天才には不釣り合いなほどのきまじめさが突き刺さりました。 取材記者としてさまざまな芸能人、著名人の話を聞いていると、プロ意識に関してざっくり2種類のタイプがいることが分かります。お金を頂戴している以上、お客さんや発注者など受け手の「期待に応える」パフォーマンスを提供しなければならないという責任感派と、まず自分が楽しまなければ人を感動させることはできないという「仕事を楽しむ」派です。どちらが正解という話ではないので肌に合う方をチョイスすればいいと思いますが、小室さんは明らかに前者なのだと感じました。 約50分にわたった声明部分だけでも「