実際にこのDNS(住所録)がどのように利用されているのかをみてみましょう。 ある人がWebブラウザを使って「http://example.jp」のホームページにアクセスする場合を考えます(①)。「example.jp」のWebサーバーをみつけるためには、「example.jp」のIPアドレスが必要となります。このIPアドレスを調べるために、DNSが利用されます。 最初は、DNSの一番上にあるルートサーバーに問い合わせを行います。ルートDNSサーバーに、「『example.jp』のIPアドレスは?」と聞くと(②)、「example.jp」の最後の部分、「.jp」の部分に着目して、「『.jp』のDNSサーバーに聞いて」といった返事が返ってきます(③)。ルートサーバーは、トップレベルドメインごとのDNSサーバーがどこにあるか、という情報だけをもっているのです。 その道案内にしたがって、今度は「.