Tokina AT-X 11-20mm F2.8 PRO DX(以下 AT-X11-20mmとする)は、焦点域11-20mmの超広角ズームレンズで、同社のAT-X116 F2.8 PRODX(焦点域11-16mm)で要望が多かった「望遠域をもう少し伸ばしてほしい」というユーザーの声に応えAT-X-116 F2.8 PRO DXの持つ高解像、高コントラストはそのままに設計をすべて見直し望遠域を20mmまで伸ばしたレンズだ。 レンズの特徴としては、一連のTokina広角ズームレンズらしく独特の深い青の発色をするレンズで大きく空を入れた画や湖、海などの撮影では味わい深い独特な一枚になる。また、歪曲收差が非常に少なく縦横軸にくわえ斜めのX軸もほとんどたわむことなく再現する。今回、冬の風景撮影で様々なシチュエーションを撮影したが、どの作例も周辺の流れも少なく解像も良好で、遠景での冬の枯れ木の解像や、