「違法ハウス」とか「脱法ハウス」というシェアハウスが問題になっています。一つの住居を複数人で共有するシェアハウスはゲストハウスをアップグレードにしたもの。敷金・礼金・手数料などが無料、保証人もいらない、ということで若者を中心に利用者が広がっています。トイレや浴室などを共有し、各個室は別々、食堂や談話室などもある、という形が多いらしい。学校の寮とか下宿みたいなもんなんだが、昔はトイレ共同でバスなし四畳半、という格安アパートがたくさんあった。あれのデフレ現代版です。 間取り的には、数十室のものからワンフロアにベッドルームを二つだけ区切った二人用のものまである。こうしたシェアハウスで、消防法や建築関係法などに抵触するものが出てきて、これが社会問題化し始めている、というわけです。きっかけはインターネットカフェ大手企業が経営するシェアハウスで、さまざまな法令違反が見つかったこと。退去時における入居者