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ブックマーク / agora-web.jp (45)

  • 行政は「違法シェアハウス問題」に対処せよ

    「違法ハウス」とか「脱法ハウス」というシェアハウスが問題になっています。一つの住居を複数人で共有するシェアハウスはゲストハウスをアップグレードにしたもの。敷金・礼金・手数料などが無料、保証人もいらない、ということで若者を中心に利用者が広がっています。トイレや浴室などを共有し、各個室は別々、堂や談話室などもある、という形が多いらしい。学校の寮とか下宿みたいなもんなんだが、昔はトイレ共同でバスなし四畳半、という格安アパートがたくさんあった。あれのデフレ現代版です。 間取り的には、数十室のものからワンフロアにベッドルームを二つだけ区切った二人用のものまである。こうしたシェアハウスで、消防法や建築関係法などに抵触するものが出てきて、これが社会問題化し始めている、というわけです。きっかけはインターネットカフェ大手企業が経営するシェアハウスで、さまざまな法令違反が見つかったこと。退去時における入居者

    行政は「違法シェアハウス問題」に対処せよ
    tsfmysd
    tsfmysd 2013/07/17
    シェアハウジングにやたらと釘をさしたがる人たちがまた元気になってしまう……。
  • 家族ぐるみの雇用が「性間格差」をもたらす

    ノア・スミスが安倍首相を賞賛しているポイントは、私もニューズウィークに書いたが、この原因は(外国人がよく誤解する)日の儒教的伝統といった単純な問題ではない。 日の女性は、伝統的には農作業の主な担い手だった。日の農業は「勤勉革命」といわれる労働集約的なもので、女性は育児や家事だけをやっているわけではなかった。速水融氏によれば、1823年に記された農書では、公的な休日は1年間に男性27.5日、女性28.5日だった。 「専業主婦」という奇妙な現象が発生したのは、西洋でも近代以降だが、日では戦後だった。都市化によって女性が農作業から解放される一方、男性がサラリーマンになって頻繁に転勤するようになったからだ。これは市場の変化を内部労働市場で調整するシステムとしてはすぐれていたが、転勤のときはが会社を辞めなければならない。 日的雇用慣行では、男性は定年までの雇用を保障される代わりに残業も転

    家族ぐるみの雇用が「性間格差」をもたらす
  • 女子大生でも分かる、3年間の育児休暇が最悪な結果をもたらす理由。 : アゴラ - ライブドアブログ

    経済 女子大生でも分かる、3年間の育児休暇が最悪な結果をもたらす理由。 「城さんの記事読みましたか? 女性差別ってまだあるんですね……」 先日、知人の女子大学生からこんなメールが届いた。城さんとはもちろん、城繁幸氏の事だ。 ●優秀な女性が雇われない理由 彼女は城氏がJキャストに連載している記事を偶然読んだらしく、「女性が優秀にも関わらず採用されない理由」の内容について、いまだに就職で女性が冷遇されている事に呆れているようだった。しかもその理由が妊娠出産による一時的な戦線離脱というのだから、自分のせいじゃない!と思うのも当然だろう。そしてその後、現在話題になっている育児休暇延長に関する案を総理が発表した。 これから就職活動を始める女子大生にとってはこれほど切実な問題も無い。その学生に育児休暇延長についてどう思うか聞いてみた所、悪い方針ではないと考えているようだった。そこで「自分が経営者

  • 就活って何?

    大学生の就職活動を略して「就活」というそうですが、政府はこれを4年生の4月から始めるように「倫理憲章」の改正を財界に申し入れ、2015年からはそうなるとのことです。今は3年生の12月からなのですが、これが4年からになったら、大学生はちゃんと勉強するようになるのでしょうか? 私はならないと思います。私も多くの大学で教えてきましたが、3年生の後半からは授業になりません。公式の解禁が12月でも、OB訪問など「抜け穴」はいくらでもあるからです。他方、授業に出ても就職の役には立たないので、どっちが大事かは小学生のみなさんでもわかりますね。 これって変だと思いませんか? 3年生で就職が決まるということは、4年生の勉強は会社にとってどうでもいいということです。中にはユニクロ(ファーストリテイリング)のように、1年生の4月2日に内定を出す会社も出てきました。これは「大学の勉強は全部ムダだ」といっているよう

    就活って何?
  • 都市への人口集中には反対する

    久々の投稿だが、久々に池田信夫氏に強く反対する。 池田信夫氏は、人口の都市集中が必要だとしているが、これは、日社会と日経済を弱くする。 人口の都市集中とは、何を指すのかについて、議論が必要であり、都市化率の定義は各国で異なるので、国際比較にも注意が必要だ。ここでは、そのような厳密な定義ではなく、単に、東京都心部などに人口を集中させるべきか否かについて議論したい。 日が東京一極集中を推進すれば、ついに韓国に負ける日がやってくる。 韓国経済と日経済の大きな違いの一つは、ソウルと東京の違いだ。 韓国は、まさにソウル一極集中が進行し続けている。ソウル旧市街は山に囲まれ、平地が少ないことから、海外ファンドによって買い占められると暴騰するという特徴があるだけでなく、広がりがもてない。そこで、郊外に大規模な開発が進んでいる。 問題なのは、ソウル以外の都市の特徴がなくなってきていることで、日の古

    都市への人口集中には反対する
  • 人口の都市集中が必要だ

    東京・大阪・名古屋の3都市で地下鉄の24時間運行を行なうという案が発表された。こんなことは「アベノミクス特区」などと銘打つまでもなく、世界の主要都市では当たり前のことだ。「これで人口の都市集中が進む」という批判もあるようだが、むしろ今やるべき「成長戦略」はさらなる都市化なのだ。 上の図のように、1960年代まで日の人口は大都市圏に集中を続け、それが高度成長の源泉になっていた。しかし70年代から急速に人口集中率が下がり、成長率も下がった。これは一般には石油危機にともなう不況が原因と考えられているが、増田悦佐氏は逆に、田中角栄以来の地方に公共事業を集める政策が都市集中を阻害して成長率を下げたと論じている。 特に今後の人口減少時代には、全国に満遍なく公共事業をばらまく「国土強靱化」なんて、もっての他だ。必要なのは、3大都市圏と地方中核都市に人口を集中し、公共投資やインフラ整備もコンパクトシティ

    人口の都市集中が必要だ
  • 量的緩和の分類学(解説)

    非伝統的な金融政策は、共通して中央銀行のバランスシート規模の膨張を伴うことから、一律に「量的緩和(Quantitative Easing)」と呼ばれることが少なくない。しかし、より詳細にみると、これまでに実施された非伝統的金融政策はそれぞれに固有の特徴をもっており、そのすべてが同一の内容からなるものではない。そして、それぞれの特徴を識別することなしに、何が効いたか何が効かなかったのかを論じることはできない。 そこで、以前に書いたことの繰り返しになる部分もあるけれども、日米でこれまで実施された非伝統的金融政策について、それぞれの特徴を整理しておきたい。 伝統的金融政策が「金利政策」であるのに対して、実際の非伝統的金融政策は中央銀行自身のバランスシート(B/S)を活用する「バランスシート政策」だといえる。ただし、バランスシートには負債側と資産側の2面があり、いずれに力点が置かれているのかを区別

    量的緩和の分類学(解説)
  • 正社員って何?

    の会社には「正社員」という人がいます。そういう肩書きが正式にあるわけではないのですが、「雇用期間に定めのない社員」をそう呼ぶ習慣になっています。雇用期間が決まっていないということは、いつクビになってもおかしくないのですが、実際には定年までやとうことになっていて、これが「終身雇用」とよばれています。 正社員ではないアルバイトやパートなどの契約社員は、「非正規労働者」と呼ばれています。なんだか変な労働者みたいな名前ですが、仕事の内容は正社員と変わらないことが多く、上の図(社会実録データベース調べ)のように労働者の35%は非正規労働者です。それなのに給料は2倍ぐらい違い、1年とか3年の短期契約で、契約が切れたらクビになります。同じ仕事をしているのに、身分保障がない上に給料が半分なんて不公平ですね。 そこで厚生労働省は、労働契約法を改正して「契約社員を5年やとったら正社員にしなさい」と規制しま

    正社員って何?
  • 原子力についての4枚の図

    8月15日に、またニコニコ生放送で原発の討論会に出ることになった。「わかりやすい図を出してくれ」とのことなので、パワーポイントを4枚描いたが、番で使えるかどうかわからないので、せっかくだから紹介しておく。 原発の健康リスクは石炭火力や石油火力より小さい 上の図のように、TWhあたりの死者では、原発が群を抜いて低い。これはチェルノブイリの死者を含むWHOの統計だが、発電にともなう死者の半分は石炭火力によるもので、採掘事故だけで年間1万人を超える。日で原発を全廃すると、大気汚染を含めて年間3000人ぐらい死者が増えるだろう。 原発の社会的コストは高くない これはEU委員会の調査した外部コストとOECDの調査した直接コストを合算した数字(一部修正)だが、環境汚染や健康被害などを勘案すると、原子力のコストは天然ガスとほぼ同じで、再生可能エネルギーより圧倒的に安い。 低線量被曝のリスクは受動喫煙

    原子力についての4枚の図
  • 日本の会社はすべて「ブラック企業」である

    島田裕巳さんの書評を読んで、私も同じような疑問を感じたのでちょっとコメント。 書は私に贈ってきたが、内容が下らないので無視した。ここで「ブラック企業」として著者が指弾しているような実態は、日の会社にはどこでもあるからだ。自慢じゃないが、私も「NC9」のスタッフだったころは、毎月100時間以上の残業はざらだったが、時間外は50時間しか認められなかったので、半分はサービス残業だった。NHKブラック企業なのだ。 それでも日のサラリーマンが辛抱するのは、年功序列でノンワーキング・リッチになって元をとれるという夢があるからだ。こういうインセンティブ構造は、経済学ではよくわかっており、拙著でも日的雇用慣行について次のように書いた。 所有権アプローチの想定する近代の企業は奴隷制の禁止という制約のもとで個人間の契約によって指揮命令系統を作り出す制度であり,この個人の独立性にともなう交渉問題が非効

    日本の会社はすべて「ブラック企業」である
  • 強い円は日本の国益である

    次期首相の最有力候補である安倍晋三総裁が15日に都内で行った公演で、大幅な金融緩和策を実行していくと主張した。その内容は、無制限の量的緩和、インフレ・ターゲット、国債の日銀直接引き受けなど、いわゆる日のリフレ派の政策そのものであった。このような非常にアグレッシブなインフレ政策の発言を受けて、円は売られ、大きく円安方向に進んだ。市場の反応が大きく、さらに様々な有識者から批難にさらされた結果、安倍氏は、今日になってその発言のいくつかを取り消している。 このような安倍氏の発言の背景には、デフレが続くこと、その結果としての円高が日経済を逼迫しているとの認識がある。デフレとは、モノやサービスの価格が下がること、逆に言えば貨幣の価値が上がることだから、貨幣の流通量を増やせば解決すると考えている。よって、日銀の金融緩和策が十分ではないからデフレも円高も是正されないのであり、日銀にさらなる政治的圧力を

  • 反原発デモで社会は変わらない - 『社会を変えるには』

    社会を変えるには (講談社現代新書) 著者:小熊 英二 販売元:講談社 (2012-08-17) 販売元:Amazon.co.jp ★☆☆☆☆ 著者は原発再稼働に反対するデモの「理論的指導者」で、先日その代表が首相に面会したときも同席していた。だから書を読めば、彼らが原発についてどう考え、何を目標にしているのか、「原発ゼロ社会」とはどのようなものかといったビジョンがわかる――と思って読む人は裏切られるだろう。ここにはそういうことは何も書いてないからだ。 著者のは冗漫なことで知られる。『民主と愛国』は966ページ、『1968』に至っては上下巻で2100ページだ。書も新書としては異例の516ページもあるが、それはわかりきった話を延々と繰り返しているからだ。大部分は戦後の学生運動や市民運動の歴史のおさらいで、原子力については「原発で日が破滅する」といった感情論が10ページほど書いてあるだ

  • 2012年は有料電子コンテンツ元年となるか?

    AmazonKindleAppleのiBooksが日でもスタートし、今年は電子書籍元年になる」などということが言われ始めてからすでに数年が経過したが、日では未だに電子書籍は普及していない。楽天のkoboなど、AmazonApple以外からは、電子書籍端末が発売されているが、肝心のコンテンツの方が追いついていない。小説家などのテキスト・ベースの作家は依然として紙の書籍市場に依存しているし、実用書を書いている作家も紙の書籍市場がメインで、電子書籍の方は紙でを出版した時におまけで出して実際に売上もほとんどない、というのが現状だ。日電子書籍が振るわない一方で、出版不況と言われて久しいが、と雑誌の市場規模は未だに1兆8000億円もある。 アメリカでは電子書籍が普及しているようなことが言われているが、その市場規模は未だに1000億円もなく、大きくない。実は、日電子書籍の市場規模

    2012年は有料電子コンテンツ元年となるか?
    tsfmysd
    tsfmysd 2012/08/30
    飯食ってる場合じゃねえッ!
  • 「持ち家と賃貸はどっちが得か?」とか「家賃を払うのはもったいない」とかいまだに言ってる不動産業者やファイナンシャルプランナーは、相当ヤバイ その1 : アゴラ - ライブドアブロ��

    「持ち家と賃貸はどっちが得か?」とか「家賃を払うのはもったいない」とかいまだに言ってる不動産業者やファイナンシャルプランナーは、相当ヤバイ その1 / 記事一覧 今月に入ってから持ち家相談が相次いだ。そこで感じた事を書いてみたいと思う。 ブログの記事を読まれた上で来店されている事も当然影響しているが、お客様は「持ち家と賃貸で金銭的な差は大きくない、問題はリスクだ」という事を良く理解している。そしてリスクがある事を十分承知した上で、そのリスクに私たちは耐えられるか?という部分をシビアに見極めようと相談に来ている。 過去の自分の記事を読んで持ち家推奨派でない事は承知の上で、あえて相談に来る理由は「買えないなら買えないとハッキリ言ってくれそうだから」という事を、持ち家相談に来られた方は必ずといって良いほど口にする。 住宅ローンは借りる事が出来ても返せるかどうかが最大の問題だ。そのときに白に

  • 都市は成長を続け、企業は必ず死を迎える

    アダム・ラシンスキー「インサイド・アップル」で、アップルの今後について行われている議論のくだりで、興味深い理論の紹介があった。企業にも、都市にも、生物と同じ、普遍的な法則が、すべてに貫かれていることを証明しているという。ジョブズは会社が大きくなると官僚機構化してしまうのを嫌った考え方につなげているが、これは企業全般に通じる。 複雑系研究で知られる米サンタフェ研究所の Geoffrey West 氏のこの理論が、非常におもしろい話だったのでご紹介したい。 サンタフェ研究所の物理学者ジェフリー・ウェストは、組織の寿命を研究している。その画期的な業績は、ごく少数の例外を除いて都市は決して死なないという結果を示したことだ。最近では、研究仲間のルイス・ベッテンコートとマーカス・ハミルトンとともに、関心を企業に移し、登記された2万件以上の組織のデータを調査している。ウェストの結論は、「企業は都市とは正

    都市は成長を続け、企業は必ず死を迎える
  • 暇つぶしという重要な問題 - 『暇と退屈の倫理学』

    人生とは何か、という問いに対する答はいろいろあるだろうが、私の答は中学生のころパスカルの『パンセ』を読んだときから同じだ。それは気晴らし(divertissement)である。これは適切な訳語がないが、「人生に意味がないという事実を忘れるために常に何かをして気をまぎらわせること」といった意味である。 パスカルは、兎狩りに行く人を例にとってこれを説明している。狩りは兎を手に入れる手段としては不合理だが、人々の目的は兎をとることではなく、狩りに夢中になって気晴らし(暇つぶし)をすることなのだ。これをパスカルは自己欺瞞と考え、神の中に意味を見出そうとしたが、その著書『キリスト教弁証論』は未完に終わり、断章だけが残された。 それ以来、退屈や暇つぶしについての考察は、西洋哲学の重要なテーマである。ニーチェは退屈をニヒリズムと呼び、それを克服する「超人」を構想した。他方、マルクスは「必然の国」の彼方に

    暇つぶしという重要な問題 - 『暇と退屈の倫理学』
  • 労働の二極化:男女の違いから

    労働の二極化が議論になっています。(辻先生の記事,池田先生の記事) この議論はまさに日経済の論点ではないでしょうか。私もこの議論に関連して,前から気になっていることがあります。それは男女で違いがあり,実は女性の方の変化が重要だということです。新興国との競争,労働人口減少に加えて,女性の就業構造の変化もあると考えます。 まず,産業構造の変化全体を就業者数でみます。下の図は総務省統計局『平成22年 労働力調査年報』から抜粋した産業別就業者数の推移です。そこに経済イベントを書き加えてみました。図の特徴として,例えば高度成長が終わるまで製造業の就業者数が増加する一方,農林業は減っています。このような構造変化が高度成長の要因の一つでした。 (この図の興味深い特徴は,大きな構造変化の流れの中でも,経済ショックが転換のきっかけになっていることです。清算主義と言われるかもしれませんが,やはり不況は経済構

    労働の二極化:男女の違いから
  • ドメイン投票法:なぜ20歳未満は選挙権をもてないのか

    ピーター・ドラッカーの「今後20年から30年において、先進国では人口構造をめぐる諸々の問題が政治の中心となる」(『明日を支配するもの』ダイヤモンド社)という予測通り、いまの日では「政治の高齢化(Political Aging)」が急速に進んでいる。 その結果、孫は祖父母よりも1億円も損をするという世代間格差を引き起こしている。この格差是正には、若い世代の「政治力」を高める必要がある。 その際、東京大学の井堀利宏教授らが提唱する「世代別選挙区」の導入も解決策の一つであるが、アメリカの人口学者であるピーター・ドメイン教授が提唱している「ドメイン投票法(Demeny Voting)」という仕組みも検討に値する。 ドメイン投票法とは、子どもにも選挙権を付与し、親が子どもの代理として投票する仕組みであり、全人口で一定の割合を占める20歳未満に選挙権がない問題の打開策として提唱されたものである。 例

    ドメイン投票法:なぜ20歳未満は選挙権をもてないのか
  • 宮台真司氏の中の日本軍

    七平の話が続きますが、私の「朝日新聞の主張する『東條英機の論理』」という記事に、「竹林の国から:山七平学のすすめ」というブログからちょっとおもしろいTBをもらったので、紹介しておきます。 これは、「是・非」論と「可能・不可能」論の区別ができないという日的思考の弱点を、朝日新聞は未だに克服していないことを、みごとに証明した文章だと思います。この問題は、日人にとっては実に深刻な問題で、山七平氏は、「日は、なぜあんな勝てない戦争に突入したんだろう」という疑問を解くそのカギは、実に、この「是・非」論と「可能・不可能」論の区別ができない日的思考にあったということを、自らの体験に基づいて次のように指摘しています。 私だけでなく多くの人が、事ここに至った根的な原因は、「日人の思考の型」にあるのではないかと考えたのである。そしてほとんどすべての人が指摘したことだが、日的思考は常に「可

    宮台真司氏の中の日本軍
  • なぜ、「東浩紀」は理解されないのか

    『一般意志2.0』が橋下市長の“独裁”を止める?―現代思想家、東浩紀インタビューを読んだ。筆者自身、『一般意志2.0』を手に取りしばし逡巡した後棚に戻したクチだが、東浩紀氏自ら『一般意志2.0』で伝えたかったことやその背景について語っており、「やっぱりちゃんと読まなければ」と思い直すほどに読み応えがあった。 ただ、ここで『一般意志2.0』を読んでもいない人間が中身の話をしても仕方がないので、 哲学・思想の文脈だけで話をしていると議論が広がりを持たないので、そこは一般読者にも読まれるように努力しました。 と「理解できるよう努めた」にもかかわらず、 それにしても、これ、全部のなかに明示的に書いてあることなんです。それなのにそう読まれていない。何故こんなに誤解されているかわかりません。 というように「理解されない」理由について述べたいと思う。 まず、東浩紀とは何者だろうか。Twitterアカ

    なぜ、「東浩紀」は理解されないのか
    tsfmysd
    tsfmysd 2012/02/11
    うわあ、これひどいな。