去年の12月に、麻布に花糸で刺し子をしてみたい、という思いをとりあえず果たせた私。次は、染色アトリエKazuさんの段染めの細糸を使って、また花ふきんを刺したくなっていました。 年末年始の慌ただしさ、遠方に住むひとり暮らしの父への対応と心配。そんな日々の中で、何度も刺し子を中断したこと、それでも隙間時間を見つけては刺し子布に向かっていたことを思い出します。 綺麗な色の糸に触れていると、心が落ち着いてくるのでした。刺し子タイムは、自分をニュートラルに戻す時間だったのかもしれません。 半年以上たちましたが、当時を振り返ってみると、これからどうなってしまうのだろうという悩みや心細さもよみがえってきます。年が明けてから起こった一連の出来事、怒涛のような日々、父を失った悲しみへと続く、忘れられない作品となりました。 今、手に取れば、春を待ちわびるような色合いの、花ふきん。たくさんの小花がにこにこと遊ん
![刺し子10作目は、花あそびの花ふきん - 色あわせ、糸あそび。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3eed8c29a735ee058cde5a2119bb25b9b7eeab92/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Ft%2Ftsukikana%2F20220630%2F20220630160944.jpg)