マンションの1階に巣をかけているツバメ一家を、私は「うちのツバメたち」と呼んでいる。3階の我が家の窓の前に、彼らが羽を休める電線があり、もうすっかり顔なじみになっているからだ。 今年は春の訪れが早かった。そのせいなのかはわからないが、この春、うちのツバメが帰ってきたのは3月。手帳を見ると3月15日だった。いつもより、ずいぶん早い印象だったのを覚えている。私をじっと、見ていたんだよね。 慌ててガラス越しに撮った今年初見のツバメ 4月の巣作り、5月の子育て期を見守ってきた。複雑で楽し気なさえずりが聞こえてくるとベランダに出て、電線の彼らについ声を掛けてしまう私。それでも逃げてしまうことはほとんどなく、のんびり羽繕いなどしている。 6月には、巣立った幼鳥たちも電線にとまって、可愛い顔を見せてくれた。飛び方はまだまだ危なっかしい。気になって、私の観察時間はどんどん長くなっていった。 ムクドリも子育
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