会社ロゴマークは企業と消費者をつなぐ接点であり、事業哲学と経営戦略が込められた看板だ。どのマークにも、経営者たちの熱い思いや知られざる物語が存在する。 1902年に食料品卸商三澤屋商店として創業し、ソースの製造販売を手がけたが、当時はブルドッグ印ではなかった。大正期に入り、ソース発祥の地であるイギリスではブルドッグがシンボル犬として愛され、また大正末期には日本でもブルドッグがペットとして人気を集めていた。 そこで、創業者・小島仲三郎がブルドッグ同様に人々に広く愛されるソースになるようにと、商品名に「ブルドック」を採用した。ちなみに、ブルドッグではなく「ブルドック」としたのは、濁音が続く語感を避けるためだという。 ※週刊ポスト2014年6月27日
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