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ブックマーク / dlit.hatenablog.com (14)

  • 【補足】人文系の文献とか業績についてもうちょっと - dlitの殴り書き

    追記(2018/10/15) 他分野についても情報提供があり,関連記事のまとめを作りました。 dlit.hatenadiary.com 昨日の記事に関する補足を少し。 dlit.hatenablog.com こういう記事ってなかなか読んでもらえないんですよね…でもせっかくなので書いておきます。はてブでいただいたコメントを参考にしたところもありますが,個別のコメントを取り上げることはしません。 b.hatena.ne.jp まず,先の記事にも追記したのですが,下記の記事で日語学関係の査読付き論文誌やその他の文献の種類等について割と突っ込んで紹介しています。上記の記事を早い段階で読んでしまった方はよろしければどうぞ。 dlit.hatenadiary.com 今回の記事も,あくまで私の観測範囲の中のことに対する記述で単なる印象も含んでいますので言語学・日語学の話としてすら一般化できないだろ

    【補足】人文系の文献とか業績についてもうちょっと - dlitの殴り書き
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    ublftbo 2018/10/10
  • 人文系の文献の取り扱いとか業績についてちょっとだけ - dlitの殴り書き

    追記(2018/10/09 20:40ごろ) 記事の公開後だいぶ経ってから思い出したのですが,下記の記事で「まず査読付き論文誌を探す」ことを推奨していたり具体的な雑誌名を挙げていることに気付きました。これこそ良い具体例だったのに最初に示さなかったのはもったいなかったというか,早い段階で読んでいただいた方々には申し訳ないです。言語学・日語学の中でも「日語を対象にした文章研究」というやや狭いトピックですが,著書,論文集や紀要論文との付き合い方についても書いてあるので興味のある方はどうぞ。 dlit.hatenadiary.com はじめに 私の専門は言語学(日語)で研究・教育関係で他の人文社会系や理工系の研究・文化の一部に触れることがあるぐらいなのだけれど(あとアカデミックライティングに関わっている関係で他分野について調べることもある),その狭い範囲ですらいろいろな違いがあってとても「人

    人文系の文献の取り扱いとか業績についてちょっとだけ - dlitの殴り書き
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    ublftbo 2018/10/09
    正直、書いてくださればありがたいな、と思っていました。
  • 大学は「誰にとって」役に立たないのか - dlitの殴り書き

    はじめに このような話題は定期的にというか常にあちこちで話題になっていて傷気味だという人もいるでしょうけれど,誰かが一定量マジレスしておくというのも重要だと思うので書いておきます。 delete-all.hatenablog.com ちなみに,ご存じの方もいるでしょうけれど私は大学の利害関係者(大学教員)ですので,その分差し引いて読んで下さい。 そういえばこの手の話題についったーで言及していたことがありました。 「自分にとって大学の授業は意味がなかった」から「みんなにとって大学の授業は意味がない」という一般化を導くのは簡単ではない、というのは大学で直接/間接的に学べる重要なことの一つだと思うけど大学で勉強してなかったのならしかたない— Takumi TAGAWA (@dlit) December 1, 2016 対象を具体的に考えてみよう このように,「良い」とか「役に立たない」とか「必

    大学は「誰にとって」役に立たないのか - dlitの殴り書き
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    ublftbo 2018/09/27
    ここでたとえば、「役に立つ」を、「合目的的である」と言い換えれば、「いかなる目的に対して」や、「何にとって」「誰にとって」を設定しないと検討や議論が不能である、というのはすぐに分かると思うのですよね。
  • 「人文学はサイエンスではない」ということで良いですか? - dlitの殴り書き

    はじめに 下記の発言によると,「人文学はサイエンスではない」ということですが,他の人文系の研究に関わっている皆さん,それで良いですか? ※この記事では「サイエンス(的)」が何/どういうことを指すのかという点については踏み込みませんが,私が気にしているのは上記発言の直後にある「「新しいことを発見する」のではなく」という点です。 該当するのは以下のうち3つめのツイートですが,前後の文脈もはっておきます。 人文学って色々あるけどその質があるとしたら「人類や社会の記憶を保持すること」やと思うねん。人間が記憶を喪失したらそのアイデンティティは変わってしまう。人類社会のアイデンティティの保持が人文学の機能です。人格とか変えてしまっても今の快楽を享受したい人が人文学を嫌うのはある意味当然— 増田聡 (@smasuda) 2018年1月24日 オレがやってるような同時代的な現象の研究も、かつて考えられて

    「人文学はサイエンスではない」ということで良いですか? - dlitの殴り書き
    ublftbo
    ublftbo 2018/01/25
    ここまで言い切っている感じだと、科学哲学者や科学史家にも突っ込まれそうですね。
  • 2017年に買ったもの:iPad Pro 10.5インチ - dlitの殴り書き

    はじめに 似たようなタイトルの記事たくさんありそう。 ちなみに私がこういう記事を書く場合,だいたいシリーズとしては続きません。 たまにはこういうブログっぽい?記事もいいだろうということで。 この記事ではざっと概要を書きますが,気が向いたらアプリなどのレビューも考えています。Apple製品て言及する人が多いからか検索でさっと良いレビューを探すのが難しくて… 何を買ったか 発売直後ぐらいにiPad Pro 10.5インチ(cellularモデル,シルバー)を購入。ちょうどiPad mini 4の次はiPad Proにしようかなと考えていたところだったので,新しいモデルが出たのが良いきっかけになりました。 Apple PencilとかSmart Keyboardは? Apple PencilもSmart Keyboardも同時に購入しました。 購入の動機として「研究や仕事の手書きメモをタブレット

    2017年に買ったもの:iPad Pro 10.5インチ - dlitの殴り書き
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    ublftbo 2017/12/27
    「サブマシン」が「サブマシンガン」に見えたので、コリラックマを愛でることにします。
  • 気になるタイトル(5): 「根拠なきワクチン批判で救える命を見殺しにしないで」 - dlitの殴り書き

    はじめに 下記の記事は子宮頸がんの原因となるHPVワクチンに対する適切な理解と適切な報道を訴えている解説記事である。記事の最後に付記という形であるが利益相反についても記述があり,好感を持った。 www.buzzfeed.com 内容についてここで何か言及したいというわけではなく,タイトルが気になったので少しメモしておく。 かかり先の違い 「根拠なきワクチン批判で救える命を見殺しにしないで」というタイトルは「根拠なきワクチン批判で」が「救う」にかかる(修飾する)か「見殺しにする」にかかる(修飾する)かの解釈の違いで正反対と言って良いほど意味が変わってしまうのではないか。 「根拠なきワクチン批判で」が 解釈1「救う」にかかる:「根拠なきワクチン批判」で(も)救える命があるのに無視しないでほしい 解釈2「見殺しにする」にかかる:救える命があるのに「根拠なきワクチン批判」によって見殺しにしてしまう

    気になるタイトル(5): 「根拠なきワクチン批判で救える命を見殺しにしないで」 - dlitの殴り書き
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    ublftbo 2017/12/14
    私、こういうのをめっさ考えてタイトルつけます。
  • 問題点を指摘するときは具体例を添えてもらえると嬉しい - dlitの殴り書き

    なんかだいぶ前にも似たようなことを書いた気がする。 anond.hatelabo.jp anond.hatelabo.jp 定期的に見かける意見じゃないだろうか。こういう時に、どのようなことが「ハイエナのように、叩く」「嘲笑」なのか、具体例を挙げてもらえるともやもやする人が減るんではと思うことが多い。 こういう意見に対して、自身でがっつり「批判」もしている人から反論があったりするけど、問題点を指摘したい対象はそのような人たちではないのではないかな(勝手に想像して申し訳ない)。 ここに一つでも具体例の例示があると、「その言い方は確かに問題だ」とか、「いや、これは「批判」ではないけどアリだと思う」とか、話が具体的になるきっかけになると思う(ならないかもしれない)。はてブのコメントじゃなくて増田なら文字数もそんなに気にしなくていいわけだし、直接ブコメのリンクをはらなくても、「たとえば「○○」って

    問題点を指摘するときは具体例を添えてもらえると嬉しい - dlitの殴り書き
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    ublftbo 2016/02/22
    です
  • 人文系、ホンモノの学問、基礎/応用、みたいな話(言語学の研究者から見て) - dlitの殴り書き

    下記のエントリを読んで、たぶん愚痴という側面もあるのだろうなと思ったので、私も愚痴のようなことを書いてみる。結論は特にない。一研究者の実感の記録として呼んでもらえるとよいのかもしれない。 訳が分かっていないのに、「ポモはダメ!」と言いたがる残念な人達 仲正昌樹【第22回】 – 月刊極北 ちなみに、上記の記事に対しても、これから自分が書くことに対しても、愚痴だから(ある程度)批判を免れられると考えているわけではない。 人文系と「事実」の重み 自然科学における論争と違って、人文系の学問の論争は、クリアに決着が付かないことが多い。簡単に言うと、自然科学系の多くの問題は、実験とか計算、事実の観察によって、決着をつけることができるが、人文系では、それに相当するものがない。心理学のように、組織上は文学部に属していても、実験や臨床研究に重きを置く分野もあるが、これは例外だろう。経済学や社会学など、社会科

    人文系、ホンモノの学問、基礎/応用、みたいな話(言語学の研究者から見て) - dlitの殴り書き
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    ublftbo 2015/07/08
  • 自然言語と形式言語と(あと否定に関する文献とか)(追加文献あり) - dlitの殴り書き

    いちゃもんに近いかも。 下記の記事を読んで、細かい表現に引っかかった。 「すべての学生は携帯を持っている」の否定文は? :日経済新聞 「否定文」も誤って理解している人が多い。冒頭の例で説明しよう。「すべての学生は携帯を持っている」の否定文として「すべての学生は携帯を持っていない」という人がいるが、これは間違いである。 「すべての学生は携帯を持っている」の否定文は? :日経済新聞 形式言語の方が、特定の事柄(特に論理関係や量化が関わるもの)を表す場合、自然言語より厳密に表現できる(ことがある)ということにはそれほど異論はない*1。 気になるのはそれを「誤り」「間違い」であると言っている点。もちろん「数学から見ると」ということなのかもしれないし、新聞に載った記事なので、一般向けに分かりやすい表現を選んでいるということもあるのかもしれない。それでも、「正しい/誤り・間違い」という表現は“強過

    自然言語と形式言語と(あと否定に関する文献とか)(追加文献あり) - dlitの殴り書き
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    ublftbo 2015/01/07
    高度に抽象的な構造である形式論理的概念でもって、現象に引きずられて解釈される自然言語による表現の正誤を云々する、という所が反発を喰らったのかな、と思います。
  • ムーがよくて江戸しぐさがいけない理由と批判の方に先に出会ってしまう問題 - dlitの殴り書き

    ムーがよくて江戸しぐさがいけない理由は「江戸しぐさは教科書に載っている(ウソなのに公的なお墨付きで教えられている)」からでは。— 谷田貝 和男 (@foxhanger) September 19, 2014 「『江戸しぐさ』批判」ってのは、ウソが公的な権威の元に広められていることを批判しているのだと思っていましたが。— 谷田貝 和男 (@foxhanger) September 19, 2014 そもそも「子供に道徳を教えるならウソも方便」みたいな考えを公教育に持ち込んじゃいけないと思いますよ。— 谷田貝 和男 (@foxhanger) September 19, 2014 確かに現在の江戸しぐさの大きな問題の一つとして公教育い込んでいるというのは外せない論点だと思うけど、たとえ公教育に入り込んでなかったとしても、歴史(学)に関わる人たちは「これはいけない」と考えるのではないかな(実際

    ムーがよくて江戸しぐさがいけない理由と批判の方に先に出会ってしまう問題 - dlitの殴り書き
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    ublftbo 2014/09/20
    メディアとコンテンツの違い
  • 「ニセ科学批判ってなんで…」って思ったらまずこちらをどうぞ - dlitの殴り書き

    ニセ科学クラスタはこういうのとか「マイナスイオン」とかはあまり騒がないんだな。ホメオパなんかより社会的影響は大きいと思うんだけどね。大企業には逆らわないのか? 「「空間除菌」根拠なし 消費者庁、17社に措置命令」http://t.co/yDKBY4JHaT— 青谷三郎 (@aotanisaburou) 2014, 3月 27 ニセ科学批判ってどうして~しないの?をはじめ、なんかよくわからないとか、いらっときたという方は下記のまとめに行ってみると、わかることがあるかも。 ニセ科学批判まとめ %作成中 - トップページ このまとめに反映されていないようなニセ科学批判の活動や議論もたくさんありますし、ここ数年の資料や記事なんかの情報はたぶん載ってないですけど、その分シンプルでわかりやすいんじゃないかと思います。 このまとめを読んでも読みたい情報がなかったとか、さらにフラストレーションがたまったと

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    ublftbo 2014/03/28
  • 現代において研究を「知的遊戯」と言われると… - dlitの殴り書き

    高度な論文でなければ注目されず、不勉強と冷笑されもするだろうが、難解な言葉で自己陶酔する世界観が学術界に広がっていないだろうか。 来、研究は人、社会に役立つべきものと思うが、ネット上の論文には個人的な知的遊戯に浸っている物が少なからず散見される。 STAP細胞をめぐる一連の大騒動 - 西日新聞 もしこれが「研究者は知的遊戯に興じていてよい」というような状況・社会の中での発言だったらそれほど研究者からの反発はないかもしれない(そのかわりこの記事の言いたいこともいまいちわからなくなるかも)。 たとえば、「お前らがやってることは知的遊戯だけどたまに役に立つことあるし、もしかしたら将来必要になるかもしれないから全力で遊んでて」って感じの了解があったら、研究者も胸をはって「生涯をかけて知的遊戯に興じてます」と言えるんじゃないかな。 ただ、現代はそうではないですよね。 「よくわからんことで遊んでな

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    ublftbo 2014/03/25
  • 論文の「取り下げ(withdraw)」と「撤回(retract)」についてのメディアの方とのやりとり - dlitの殴り書き

    下記の記事に NatureやScienceなどの科学誌による論文の”取り下げ"とは? - | Technity 「取り下げ」は"withdraw"の訳で"retraction"は「撤回」とするのが多い気がするが(記事内では「撤回」も使われていてあまり区別してないのかな):https://t.co/V6dnFthB4N / “NatureやS…” http://t.co/yC6N2B0Nql— Takumi TAGAWA (@dlit) 2014, 3月 14 というコメントをしたところ、編集の方から反応があって良いやりとりができたと思ったので記録も兼ねて。 背景 後でまとめるツイッターでのやりとりでも出てきますけど、研究者によっては「取り下げ(withdraw)」と「撤回(retract)」ではかなり印象が違うのではないかと思います(形式的には上のツイートでリンクしてるElsevierのペ

    論文の「取り下げ(withdraw)」と「撤回(retract)」についてのメディアの方とのやりとり - dlitの殴り書き
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    ublftbo 2014/03/14
  • 気になるタイトル(1): 国家公務員のボーナスに関する記事から感じたタイトルの威力 - dlitの殴り書き

    国家公務員に夏ボーナス 3年ぶり増 http://t.co/2tHktCdWJ2— 47NEWS (@47news) June 28, 2013 ツイッター上だけ見ても、「なんで増えてるんだおかしい」みたいな反応があるが、記事を読むと 東日大震災の復興財源を確保するため、特別職を含む国家公務員給与は2012年4月から2年間、特別減額されており、過去20年で昨夏に次ぐ低い水準となった。 国家公務員に夏ボーナス 3年ぶり増 - 47NEWS(よんななニュース) と書いてある。つまり昨年が上に書いてあるような事情でかなり低く、それよりちょっと増えたというお話。しかも、記事内には原因として平均年齢の上昇があることも書かれている。 こういうのを見るとタイトルって重要だし気をつかって付けてほしいよなと思う。 似たようなタイトル 【Yahoo!ニュース 経済】 国家公務員ボーナス、平均増 http:/

    気になるタイトル(1): 国家公務員のボーナスに関する記事から感じたタイトルの威力 - dlitの殴り書き
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    ublftbo 2013/06/28
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