温暖化対策に関する国際会議、COP25に参加するため、アメリカのバージニア州からスペインに向け、大西洋を渡ったグレタ・トゥーンベリさん。グレタさんは、飛行機を使わず、鉄道や、船で移動しています。グレタさんがきっかけで、ヨーロッパでは、「Flygskam(スウェーデン語)=”飛び恥“」、飛ぶのは恥だという言葉まで生まれ、若者を中心に鉄道で旅行しようという動きが広がっています。 パリのリヨン駅。7月に取材すると、バカンスの時期を迎えて、南方面に向かう人たちで賑わっていました。飛行機ではなく、あえて鉄道を選んだ人たちの姿も多いようでした。 「国内では飛行機には乗りません。この夏はそれでも行けるとこにしたんです」 EUの試算では航空機が排出する温室効果ガスは鉄道の20倍、航空機は環境への負担が大きいとされているのです。 この「飛び恥」運動が盛んな国の一つがグレタさんの母国でもある北欧のスウェーデン