宮城教育大学は、他の3大学と協働して「いじめ防止支援(BP)プロジェクト」を進めている。このほど、同学の研究テーマである「特別支援教育といじめ」に関する調査と経過を発表した。それによれば、中学校でのからかいが他校種と比べて多かった。 同学では、通常学級における発達障害児へのいじめ問題を研究。平成27年度に行った同児童に関するいじめの実態調査では、宮城県内の公立小・中・高校教員から、トラブルの状況やいじめられる子の特徴などを聞いた。 トラブルの状況では、「からかわれる」が小学校で22%、中学校で57%、高校で34%。「話している時に周囲の反応が素っ気ない」が小学校で26%、中学校で42%、高校で21%など。からかいや排斥、過剰な注意や叱責を受ける例が、特に中学校で多かった。 いじめられる子の特徴では、「自分からふざけて周りの子にちょっかいを出す」が小学校で52%、中学校で47%、高校で15%