飲食店業界では今年4月にくら寿司の店長が自殺、すき家ではパート従業員が死亡する事件が起き、労働環境が注目されている。Aさんが勤務しているファミリーレストランのココスも同様に劣悪な労働環境にあるという。Aさんは絶対匿名を条件にココスで行われているブラックな勤務実態を語った。 ココスは1980年に茨城県に第1号店を開店。茨城県を中心にチェーン展開をしていた。2000年に運営会社の「カスミグループ」がココスを含む外食部門を売却し、現在のゼンショーホールディングスの傘下に入った。これをきっかけに急速に店舗を拡大。現在は全国に500店舗以上を展開する大型ファミリーレストランである。 「睡眠時間もろくに確保できない日が続いて、運転中に…」 同じゼンショーホールディングスの傘下であるすき家では2022年1月にパート従業員の58歳の女性が死亡する事故が起きている。1人で洗い物から接客、調理まですべてを行う