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写真と書評に関するushiwatatのブックマーク (11)

  • 『キャパの十字架』の姉妹編 『キャパへの追走』 - HONZ

    ロバート・キャパというカメラマンが第一次インドシナ戦争の取材中、地雷の爆発に巻き込まれて死んでから半世紀以上が経つ。だが彼が撮った写真は依然として人気が高く2013年に横浜美術館で行われた写真展には5万6千人以上の入場者があったという。 キャパの評伝を翻訳し、彼の出世作となった「崩れ落ちる兵士」に疑問を抱いていた沢木耕太郎は、「旅するカメラマン」であったキャパの足跡を追う旅に出る。訪れた土地、泊まったホテル、見た風景の“今”を写すためでもある。キャパが激しい一生の中で捉えた一瞬の現場に立ち、彼の人生を追走し追想する。 1913年、キャパはハンガリーのブダペストでユダヤ人の両親の下に生まれた。ベルリンでカメラマンの修業中、ナチス化するドイツからウィーンへ逃亡し、その後パリに住まう。そこで後の写真家集団「マグナム」となる仲間たちと知り合った。キャパの人生を方向付けた恋人、ゲルダ・タローと出会っ

    『キャパの十字架』の姉妹編 『キャパへの追走』 - HONZ
  • 鬼海弘雄『誰をも少し好きになる日』がすばらしい! - mmpoloの日記

    鬼海弘雄『誰をも少し好きになる日』(文藝春秋)を読む。これがとてもすばらしい。『文学界』の2011年9月号から3年間連載したもの。連載時の形は分からないが、書ではエッセイが3ページに写真が2葉2ページという構成になっている。鬼海の写真は何度も見てきたが、いずれも興味深い。浅草寺の境内で市井の人をもう40年以上撮影している。その写真集も何冊も作られている。何年か前は1年間雑誌『ちくま』の表紙にも使われていた。今回はそれらの写真とインドなどの写真を使っている。エッセイと写真は必ずしも関連しない。 さて、このエッセイが舌を巻くほど巧いのだ。わずか3ページという少ない分量で、知人であったりわずかに接触した人たちの人生をみごとにスケッチしている。 鬼海はある日の午後3時近くに現像作業を終えて多摩川に散歩に出かけた。 草木の生い茂る小径からは見えないのだが、一段高い所にあるグラウンドから野球の試合を

    鬼海弘雄『誰をも少し好きになる日』がすばらしい! - mmpoloの日記
  • 大作家のすごい顔 『文士の時代』 - HONZ

    坂口安吾が、ちらかった部屋で原稿用紙を前にこちらを睨む。バーのカウンターで明るい表情の太宰治が談笑している。めったにないクローズアップの川端康成の瞳が何かを見据えている……記憶にある、印象的な日の大作家の顔は、この人の手によるものがほんとうに多い。その人物こそ、「文壇の篠山紀信」こと(と勝手に命名してみたが)、写真家の林忠彦だ。 この林さん自身が、大正7(1918)年生まれで、亡くなったのが平成2(1990)年なので、映し出されているのは、主に昭和の時代に活躍した作家たち、といえるだろう。 「男性を尊敬すべし」と書いた黒板を指差す小悪魔的な有吉佐和子(以下、敬称略)や、可憐さがこぼれんばかりのうら若き瀬戸内寂聴など、美しさが目を引くものもあれば、男の色気とはこういうものかと唸らされる檀一雄、いまなら「壁ドン」してくれそうな(わからない方はググってください)ほどかっこいい、五木寛之と野坂昭

    大作家のすごい顔 『文士の時代』 - HONZ
  • 『愛を科学で測った男』 愛情と孤独のあいだ - HONZ

    書は、サルによる実験を通じて「愛情」の研究を行ったハリー・ハーロウ教授の伝記である。 著者は、「霊長類を動物実験として用いることについての倫理問題」を論じた連載でピュリッツアー賞を受賞し、当初はハーロウ教授が行った実験について批判的であった人だ。しかし、その後、「育児放棄」の破壊的な影響について連載した際に考え直す。 結局のところ、これはハリー・ハーロウの業績だわ。 書の表紙は、有名な「代理母」研究におけえる写真だ。布が貼られた人形を“母親”だと思い、しがみついている赤ちゃんサルは、あまりに印象的で切ない。実際には、単なる「布おむつ」であっても同じ結果が得られる実験だった。しかし、ハーロウ教授は、頭と顔が必要だと言った。人にとってなにかリアルな物を付加し、愛情について考えて欲しかったのだ。 今となっては信じられない話だが、1950年代当時は、母親と子どもは「授乳のみで結びついた関係」で

    『愛を科学で測った男』 愛情と孤独のあいだ - HONZ
  • 『キャパの十字架』 - 沈黙のミステリー - HONZ

    そんな静かな書き出しに誘われてこの写真を目にした時には、この構図、この画角、太陽の位置、山の稜線、銃の角度、兵士の影に、ここまで深い意味が含まれているとは想像できなかった。ましてや一人の男の生きた軌跡が、陰影まで刻みこまれているとは… 「崩れ落ちる兵士」 ー それは写真機というものが発明されて以来、最も有名になった写真の一枚である。中でも、写真が報道の主要な手段となって発達したフォト・ジャーナリズムの分野においては、これ以上繰り返し印刷された写真はないとも言われてきた。 スペイン戦争時に共和国軍兵士が敵である反乱軍の銃弾に当たって倒れるところを撮ったとされるこの写真は、雄弁であった。やがて崩壊するスペイン共和国の運命を予告するものとなり、実際に崩壊してからは、そのために戦った兵士たちの栄光と悲惨を象徴する写真となって世界中に広く流布されることになるのだ。 だが、この写真を撮ったとされるロバ

    『キャパの十字架』 - 沈黙のミステリー - HONZ
  • 価格.com - 『お勧めの写真集は』 デジタル一眼カメラのクチコミ掲示板

    現在、主にネコに関する写真集と、いわゆるスナップショットについての写真集を購入し、勉強していますが、 1.印刷がきれいな写真集 2.写真を撮る上で、このを持っていないともぐりだぞという写真集 を探しています。 1については、吉村和敏さんの「マジックアワー」や森山大道さんの「S' 特別限定版」や荒木経惟さんの「遺作 空2 」などかなあ(後半2冊はえらく高いですが…) 2については、荒木経惟さんの「センチメンタルな旅・冬の旅」、ロバート・フランクさんの「The Americans [Special Edition]」などを所有しています。 ネコに関する写真集は結構買っているのですが、スナップ撮影の参考になるような写真集を挙げて頂ければ幸いです。 Amazon.co.jpで手に入るものが望ましいのですが、今のところ廃番になっているもの結構です。 写真集名/作者/出版社があれば、ありがたいです。

    価格.com - 『お勧めの写真集は』 デジタル一眼カメラのクチコミ掲示板
  • 劇薬度No.1の写真集「死体のある光景」

    「死体のある光景」、死体の写真集、無修正。よいこはゼッタイ見ちゃダメ。このエントリもグロいので注意。 ときおり、自分を確かめるためにrottenなどを巡るんだけど、インパク度が減っているような…。相当エグいのもOKなんだが、この写真集にはまいった。カリフォルニアの殺人捜査刑事が個人観賞用に収集した膨大な「死体のある風景」のスクラップ。趣味とはいえ、モロ出し死体画像の鑑賞は、ずいぶん変わっておりますな。 ページを繰る。 こちら(カメラ)を向いてはいるものの、もう命がない顔を、まじまじと見る。 見られることを意識しなくなった体と、そこに刻まれた痕を見る。メッタ刺しにされた挙句、深深と抉られた売春婦の腹部と、剥き出しにされた陰部を見る。若く美しい女の裸が、森の中で宙吊りになっているのを見る。爆発した上半身と、意外にちゃんと付いている足を見る。はみ出した大腸を見る。はみ出た脳を見る。首吊り自殺現場

    劇薬度No.1の写真集「死体のある光景」
  • Passion For The Future: スナップ写真のルールとマナー

    スナップ写真のルールとマナー スポンサード リンク ・スナップ写真のルールとマナー スナップ写真を撮影するときの疑問に対して、日写真家協会の著作権委員と協会顧問弁護士が実例を挙げながら、答えて指導する。こんなとき写真を撮っていいのだろうか、撮影した写真を公開していいのだろうか?、という疑問にマナーとルールそして法律の観点から、明解に答えてくれる。 たとえば、 「歩行者天国で大道芸をしている人を撮りました。まわりには、たくさんの人が写っています。アップではないのですが、みんなの顔ははっきりと分かります。肖像権があるといわれたらと思うと、発表することに躊躇してしまいます。また、大道芸をしている人にも断っていないので、心配なのですが。」 という疑問に対して、自由に出入りできる路上で、多くの人に無料で見せている大道芸は、撮影は自由。多くの場合、写ってしまった見物客も肖像権は主張できない、という

    ushiwatat
    ushiwatat 2007/09/18
    撮った写真と肖像権に関して。
  • http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1109.html

  • 猫好きの心をワシづかみ「作家の猫」

    表紙は中島らもの「とらちゃん」。作家に愛されたたちのアルバム。「あの」コワモテの文豪が、の前ではぐにゃぐにゃになってて、面白い。夏目漱石の「吾輩」からアーネスト・ヘミングウェイの「ボイシー」まで、という視点でとらえなおすと意外な発見がある。 実は漱石は嫌い。「吾輩」のモデルとなった名無しは実在したようだが、出世作に貢献したからもっと大事にしてしかるべきなのにもかかわらず、「胡堂百話」(野村胡堂)ではこんなことを言っている。 「吾輩」の三代目が死んだ後、書斎を訪ねた野村胡堂が次のを飼うのか質問すると、「それなのです。私は、実は、好きじゃあないのです。世間では、よっぽど好きのように思っているが、犬のほうが、ずっと、好きです」 さらに、漱石の次男、夏目伸六の「の墓」には夫婦そろって好きでなかったと書かれている。「吾輩」に名前が無いのには、ちゃんと理由があったのね。 南方熊楠の「

    猫好きの心をワシづかみ「作家の猫」
    ushiwatat
    ushiwatat 2007/05/21
    青木玉・常磐新平・夏目房之介『作家の猫』(平凡社コロナ・ブックス)書評。
  • http://www.yukan-fuji.com/archives/2007/05/post_9409.html

    ushiwatat
    ushiwatat 2007/05/21
    樋口進『輝ける文士たち』に収められた写真のエピソードなど。
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