日本経済新聞の2/20朝刊、科学面の記事から。 薄い雲から人工降雨、九大など 厚み1キロで実験成功 九州大学などの研究グループ(代表・真木太一 九大教授)は、比較的薄い雲から人工的に雨を降らせる実験に成功した。これまでは雲の厚みが2、3キロメートル以上必要だったが、1キロメートル程度でも雨が降ることを実証した。雨をダムなどに降らせて水不足の解消などに役立てる基礎的な成果だ。 実験には防衛大学校やユタ州立大学、海上自衛隊が酸化した。2月初旬、長崎県の壱岐上空で、飛行機から二酸化炭素の液体(液体炭酸)約1キログラムを雲の底にまいた。 液体炭酸は大気中の水蒸気を冷やし、雨のタネになる氷の結晶を大量に作った。約1時間後に液体炭酸をまいた雲だけが、福岡県と佐賀県の県境でみぞれを降らせたことをレーダーで確かめた。雨量は1時間当たり約1ミリだった。 雲が山にさしかかる前に液体炭酸を雲に含ませると、雨量が
いよいよ容器包装リサイクル法の改正にむけてのヒアリングは始まったようだ。そのうちヒアリングに呼ばれるので、それに向けて論点を整理しつつある。現時点での中間結果を示してみたい。 以下、論点をまとめて示し、その後、それぞれについて、若干の議論を行う。そして、最後に、各主体向けへのメッセージを出して終わりたい。 論点のリスト: (1)リサイクルとは、元来、地球の磨り減り方をより少なくする効果があることを絶対的条件とする行為である。 (2)しかし、それ以外の効用として、雇用の確保、信条の実施などを目的とする場合も有りうるが、上記の条件(1)も同時に満足することが常識である。 (3)リサイクルは、コスト的に無理であっても、(1)、(2)に記す効用を優先させて行うべき行為である。 (4)リサイクルの仕組みに要するコストは、最終的に消費者が負担すべきものである。 (5)リサイクルは、循環型社会基本法に述
月で採掘したヘリウム3を核融合発電の燃料に(1) 2007年6月 7日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) John Lasker 2007年06月07日 米航空宇宙局(NASA)が2006年12月4日(米国時間)に発表した月面基地計画は、本格的な火星探査への道を開くことになるだろう。だが、この計画によって大きな恩恵を受けるのは、地球上のエネルギー業界かもしれない。 というのは、NASAが温めている200種類の目標の中に、核融合炉で使用する燃料を月で採掘するという提案があるからだ。核融合炉は未来の発電技術と目されており、実証実験は成功しているが、商用化にはまだ数十年かかるとみられている。 この核融合発電に利用でき、安全で環境にやさしい燃料として期待されているのがヘリウム3だ。ヘリウム3は地球上にはごくわずかしかないものの、月には豊富に存在している。 そのため科学者
第107回 日本はエネルギー大国になれるか 実現間近に迫った核融合発電 この5月27日に、東大立花ゼミの主催で、ちょっと面白いことを企画している。 5月27日は東大五月祭の最終日だが、この日、本郷キャンパスの工学部2号館(安田講堂すぐ隣の大きな建物)で、日本の核融合研究を代表する学者たち6人を招んで、 “徹底討論・核融合 『点火&アフター』 ロードマップとタイムテーブル” という一大討論会を開こうとしている。「点火」とは何かというと、核融合の火が点くということである。 核融合は、夢のエネルギーとずっと呼ばれてきた。水素、重水素といったどこにでもあるありふれた物質を燃料ににして、とてつもないエネルギーを取りだすことができる。核融合発電に成功したら、人類はもうエネルギー問題で悩むことがなくなるとまでいわれてきた。 また核融合発電は、安全性がきわめて高い。原子炉のように暴走す
政府は食料供給体制の在り方を検討する「国民食料会議」(仮称)を設置する。関係省庁と有識者で構成し、低迷する食料自給率を引き上げるための具体的な方策や、自給率の長期的な数値目標などを決める。 今週中に首相官邸で開く政府の食料・農業・農村政策推進本部で、松岡利勝農相が安倍晋三首相に設置を提案。近く発足する。 日経「食料自給率、長期目標を設定・政府が会議設置へ」 食料自給率を高めるとは、 外国から輸入すれば安いand/or質のいいものが食べられるにもかかわらず、 国産の高いand/or質の悪いものをあえて食べる、 ことを意味するわけです。 会議でどのようなことを議論するのかは知りませんが、高い食料自給率が意味するのはそうしたことだと明確にした上で議論してほしいものです。国産の方が質がいいとか安全だとかといった評価が世間的には成立しているのでしょうけれど、現状の食料自給率はそれを前提とした消費者の
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