私は、自他共に認める映画狂で、特に好きなのは1930~40年代のアメリカ映画。なぜなら、映画を駄目にしたのは赤狩りとテレビだと信じているからである。その私が気に入っている映画の1つに、『素晴らしき哉、人生』というのがある。1946年、フランク・キャプラの監督による白黒のファンタジック・コメディで、主演のジェームズ・ステュアートは、人が好すぎて損ばかりしている事業家ジョージという役どころ。ジョージは、年老いた伯父の凡ミスで大金を失ってしまい、破産の危機に瀕する。破産したら監獄行きは免れない。誰一人助けてくれる人もなく、窮地に立った彼は自分を呪い、自殺しようと考える。その時天国から派遣されたお爺さんの天使が、天上のヨゼフと図って、ジョージが生まれて来なかった世界を彼の眼前に現出させて見せる。彼に救われなかったために子供の時に死んでしまった弟。心痛の余り上の空になり、ジョージに誤りを指摘されなか
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