テレビ朝日「報道ステーション」の関係者は、4月10日発売の月刊『文藝春秋』5月号を読んで、ホッと胸をなでおろしたかも知れない。その号の上杉隆さんの署名記事で古舘伊知郎さんの隠し取りテープの内容が公表されるという噂が業界を駆け巡っていたからだ。 しかもその内容は、例えば『FLASH』4月21日号によれば、「『俺のバックには組がついているんだ』と発言したものもあるという。しかも古舘氏は具体的な反社会勢力や特定人物の個人名も挙げているといわれ、これが事実で、それが暴露されたらキャスター生命は終わりになってしまいます」というのだった。 『週刊文春』4月9日号も同様の話を掲載しており、「報ステ」関係者は、そんなテープがあるはずがない、と確信しつつも、やはり戦々恐々としていたらしい。 ところが実際に発売された『文藝春秋』で暴露されていた隠し取りテープの内容はといえば、こうだった。 「これで俺の喋り手人