「宗教至上主義」を超えて――日本の中東理解のあり方を問う 『「アラブの心臓」に何が起きているのか』編者、青山弘之氏インタビュー 情報 #新刊インタビュー#アラブの心臓#現代中東 「アラブの春」、シリア内戦、イスラーム国の台頭……。数え上げればきりがないほどの事件が、近年、中東では起きている。しかし、日本での中東に関する報道を見れば、「イスラーム過激派」、「宗派対立」といった言葉がマジックワードのように使われ、中東を「理解不能なものとして理解した気になる」ことが当たり前になっているようだ。 こうした現状に一石を投じる試みが、昨年12月に出版された『「アラブの心臓」に何が起きているのか 現代中東の実像』(岩波書店)だ。編者の青山弘之氏に、現代中東政治の読み解き方、そして日本における中東理解のあり方について、インタビューを行った。(聞き手・構成 / 向山直佑) ――タイトルに使われている「アラブ
2015.08.03 Mon 「危険なそろばん勘定」――エルドアン、PKK、シリア SYNODOSが選ぶ「日本語で読む世界のメディア」(東京外国語大学) PKKに対してはじめられた爆撃の連鎖は、本来はHDPに圧力をかけ、近い将来シリアでPYDやYPGをも標的とするという目的をもった「解決策」の序文に過ぎない。(Cengiz Candar) タイイプ・エルドアンがインジルリキ空港を使わせる代わりにアメリカからえた「クレジットカード」の有効期限は、一部の人が考えているように、長くはないかもしれない。(エルドアンは)アメリカと始められたかにみえるISに対する、明らかに限定的で不承不承の協力関係を、本来の意味で、「トルコ対クルド紛争」にかえ、これを内政における自身の権力闘争の道具に替えてしまった。 トルコの側からは非常にはっきりと見えていたこの「すり替え」は、国外からも、徐々により多くの人により認
1954年千葉県生まれ。79年東京大学工学部卒業。80年日本共産党に入職。准中央委員、書記局員、党書記局長を経て2000年より党委員長。93年衆院初当選。当選8回(比例・南関東ブロック)。著書に『日本共産党とはどんな党か』、『激動する世界と科学的社会主義』など。 5週目の金曜日に特別企画を無料でお届けする恒例の5金スペシャル。今回の5金では日本共産党委員長の志位和夫氏をゲストに迎え、安倍政権による解釈改憲法案の審議が進むなど、戦後70年、日本の政治が大きな節目を迎える中、われわれは今、共産党にどこまで何を期待できるかを議論した。 安倍政権が推進する集団的自衛権の行使を認める安保法案については、民主、維新、共産、社民、生活の野党5党はここまで、結束して反対の姿勢を貫いている。志位氏は市民の強い反対によって法案を廃案に持ち込むことを目指すと力説するが、実際のところ数に優る政権与党に対抗する具体
内部告発ウィキリークスは7月31日、アメリカの国家安全保障局によって日本の首相官邸や経産省など主要な政府機関が盗聴され、通商交渉や気候変動、原子力政策などをめぐる日本政府の内部情報が漏洩していたことをうかがわせる文書を公開した。しかも、アメリカは盗聴によって得た情報をFive Eyes(5つの眼)と呼ばれるオーストラリア、カナダ、英国、ニュージーランドの政府当局と共有していたという。 日本時間8月1日午後の時点では、アメリカ政府はこの件については確認を避けているが、NSAはドイツのメルケル首相やフランスの歴代大統領の盗聴を行っていたことが既に明らかになっている。軍事同盟国でもある日本に対しても、同様の盗聴行為を行っていたとすれば、本来であれば両国関係に少なからず影響が及ぶ、重大事件にならなければおかしい。 ところが安倍政権は、アメリカとの同盟強化のために憲法解釈を変えてまで、集団的自衛権の
現在、2,490 名の方にご賛同いただいています!(2023/11/27 13:00現在) 森川 貞夫(市民スポーツ&文化研究所) 心からあなた方の「声明書」に賛同します。 山下 えりこ 私は広島県出身です。 平和公園、平和式典が身近にありましたが結婚し広島を離れると少し距離ができたように感じていました。 小学二年生の息子に、今世界はどうなってると思う?とそれだけ質問したところ戦争でみんながつらい。と答えました。この子達の未来が、世界の子どもたちの未来が明るくなる為に賛同し、『わたしのやめて』を伝えていきます。 永田 浩三(武蔵大学社会学部教授) イスラエル軍による地上侵攻が間近に迫る今、ガザの人々のいのちは風前の灯にあります。これは虐殺と言っても過言ではありません。一方、ハマスによる今回の奇襲攻撃もまた、正当化できない「虐殺」に当たります。どうすれば、ガザの民衆の側から解決の道が見いだせ
「アベシンゾーから未来を守れ」。高校生たちの訴えが若者の聖地に切なく響いた。=2日、渋谷 写真:島崎ろでぃ= 「憲法守れ」「集団的自衛権は要らない」・・・若い声が高らかにシュプレヒコールをあげる。そこにいるのは学校の制服を着た少年少女だった。 彼らは、いま現在は高校生だ。だが、安保法制成立後の将来、兵隊になっているかもしれない。 「戦争には行きたくない」。アベシンゾーへの反発が彼らを駆り立てたのか。制服の少年少女たちが「戦争法案反対」を訴えて、きょう、渋谷の繁華街をデモ行進した。 都内の高校2年生(男子)はストレートに危機感を表した。「(安保法案が)通っちゃうと僕たちが戦争に行かなきゃならなくなる。徴兵制は絶対ダメ」と。 「高校生に政治はタブーという風潮があるが、小さな声を集めてタブーを壊したい」と語るのは、千葉県船橋市から参加した女子高校生(2年)だ。 彼女の友人には経済的な事情から「自
◆ウイグル語の歌とメッセージで呼びかけ 武装組織イスラム国(IS)には、アジア各地からの戦闘員も加わっている。そこには中国からのウイグル人もいることは、写真特集「ISアジア人戦闘員」で紹介した。ことしに入るとウイグル人の子どもが登場する映像まで公開されている。一連の映像から判断すると、中国・新疆から第三国を経由してシリア入りしたとみられる。ISは、戦闘員志願の男性だけでなく、女性や子どもも含む家族ごと支配地域に受け入れ、「集団移住」をさせるシステムを作ろうとしているようだ。【解説:坂本卓】 〔動画〕「来たれ 友よ」(ウイグル語) (01分53秒) うまく再生できない場合はブラウザの更新ボタンかF5キーを押してください (転載禁止 - モバイル版では再生できません) シリアへの移住を呼びかけるウイグル語のナシード。様々な国からの戦闘員や子どもの姿が映し出され、「家族移住」を意識させる内容に
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