EU=ヨーロッパ連合は難民や移民の流入を抑えるため、経由地となるトルコとの首脳会議を開き、すべての難民と移民をいったんトルコに送り返し、保護が必要な難民だけをトルコから直接EU側に移住させる案を検討することを決めました。 この中で、トルコは、経済的な目的の移民だけでなく紛争地のシリアなどからの難民も合わせていったんトルコ側に送り返し、保護が必要と認められる難民だけをEU各国に直接移住させる新たな案を示しました。そして、その条件として、トルコ国内の難民を支援するためEUが表明した3700億円の支援を倍増することや、トルコのEU加盟に向けた交渉を加速させ、ことし6月末までにEU域内に渡航するトルコ国民に対してビザを免除することを求めました。 会議のあとの記者会見で、EUのトゥスク大統領は「トルコの提案は問題解決の突破口になるだろう」と述べて、内容を詳しく検討し、来週開くEU首脳会議で合意を目指
ロシアの全面的な援護で一気に形勢逆転。かつての敵も停戦合意も利用してアサド政権が有利な内戦終結に王手をかけた 内戦が続くシリアでパワーバランスに変化が起きている。昨年9月、ロシアがシリア空爆に踏み切ったことが決め手となり、形勢は確実にアサド政権側に有利に傾いている。国連の仲介によるシリア和平協議中もシリア政府軍の攻勢は続いた。ロシア軍の戦闘機が反政府派の拠点を空爆して援護するなか、政府軍はイラン革命防衛隊の後ろ盾を得て、反政府派が支配する北部の要衝アレッポを包囲した。 「シリア軍機は銃を使う。ロケット弾を撃ち込んでいるのはロシア軍機だ」と、アレッポ在住の神経外科医ラミ・カラジは言う。「この4日間は精神的につらかった。毎日少なくとも2~3回は爆撃が行われ、1日に40~50人が病院に搬送された」 政府軍はアレッポに近いヌブルとザハラの制圧に乗り出し、アレッポとトルコを結ぶ反政府派の補給路を遮断
【エルサレム大治朋子】トルコの裁判所の決定で政府管理下に置かれた同国最大紙ザマン(英字紙含め約65万部)が6日、その後初の新聞を発行した。近年、政権批判の急先鋒(せんぽう)となってきた同紙の1面記事は、エルドアン大統領の女性集会への参加など政府の宣伝的内容が大半となり、早くも露骨な様変わりを見せている。 「政府管理下、最初の紙面はエルドアン支援の論調」。イスラエルのリベラル系メディア、ハーレツ紙は6日、そう酷評した。1面記事は、エルドアン氏が女性の日の記念集会で参加女性の手を取る様子や、政府による30億ドル規模の橋の建設計画などを詳報している。AFP通信などによると、6日付の新聞制作は裁判所指名の管財人らが担当した模様。
緊急停止した関西電力高浜原発4号機(手前)。奥は3号機=福井県高浜町で2016年2月29日午後4時37分、本社ヘリから貝塚太一撮影 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)を巡り、隣県の滋賀県内の住民29人が運転の差し止めを求めた仮処分申請で、大津地裁(山本善彦裁判長)は9日、「安全性が確保されていることについて(関電側は)説明を尽くしていない」などとして、申し立てを認める決定を出した。3号機は原子力規制委員会の新規制基準に適合したと認定されて1月末に再稼働したばかりだが、仮処分は即座に効力が発生するため、関電は10日、停止作業を始める。稼働中の原発の運転を停止させる仮処分決定は初めて。 関電は決定を不服として、保全異議申し立てと仮処分の執行停止の申し立てを同地裁にする方針。しかし、判断には一定の期間がかかるため、いったん原発を止める。10日午前10時に着手し、午後8時ごろに停止する予定
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く