【ローマ福島良典】欧州で相次ぐテロを受け、アフリカや中東から欧州を目指す難民・移民の「玄関口」に位置するイタリアがテロネットワークの摘発に力を入れている。同国当局は1日、空港攻撃を計画していたとされるパキスタン人を国外追放にし、3日には武装組織に合流しようとしていたシリア人を逮捕した。過激派組織「イスラム国」(IS)系組織がイタリアを将来の標的として警告する中、地元当局は警戒を強めている。 パキスタンへの国外追放になったのはイタリア北部ミラノ郊外に住んでいた元クリケット伊代表選手のパキスタン人、アフタブ・ファルーク容疑者(26)。伊紙コリエレ・デラ・セラによると、ミラノ郊外のオリオ・アル・セリオ空港を標的に据え、「飛行機をやるのは難しくない」と電話で友人と話していたという。
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