シリア首都ダマスカス近郊にある東グータの病院で、深刻な栄養失調に苦しむ乳児(2017年10月21日撮影)。(c)AFP/Amer ALMOHIBANY 【10月24日 AFP】国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は23日、シリアの首都ダマスカス(Damascus)近郊に位置する反体制派掌握地域で、政府軍の包囲が続く東グータ(Eastern Ghouta)地区の子供1100人余りが急性栄養失調に陥っていることを明らかにした。 AFPの取材に応じたユニセフのモニカ・アワド(Monica Awad)広報担当官は、過去3か月間に行われた調査により、1114人の子供がさまざまな栄養不良状態にあることが判明したと説明。うち232人が、危険度が最も高く、救命のための緊急治療が必要とされる「重度急性栄養失調」だった。 残る882人は中程度の栄養失調状態で、さらに1500人の子供が栄養失調の危険にさらされ