◆クルド・YPG動画に登場~イスラム国(IS)との前線地域 4月22日、シリアのクルド組織・人民防衛隊(YPG)は「日本人」(または日系)戦闘員と思われる青年が登場する動画を公開した。映像で青年はラシードを名乗り、タイトルにはラシード・ジャポンヤとある。(動画字幕では別表記レシット・ジャパンヤ)。名前は組織内部名と思われる。ジャポンヤとは日本を指し、青年が日本人かまたは日系であることを伺わせる。YPGが「日本人」として戦闘員を紹介したのはこれが初めて。 【動画・日本語訳】YPG「日本人」とされる戦闘員(2017/04/22)一部意訳 YPGの広報動画に登場したラシードを名乗る青年。映像ではアメリカ英語に近い発音で話しており、日本国籍なのか、日系で欧米など外国籍保持者なのかは不明。英語の発音から日系の可能性か。(YPG広報部映像) 【追記:後日、シリア現地で直接本人に会い、日系米国人とわか
◆「イスラム法」を独自解釈して布告 【この記事には残酷な写真が含まれます】 フロリダ銃撃事件は、容疑者の動機や背景は今もって不明な部分が多いが、武装組織イスラム国(IS)系メディアは事件直後に「イスラム国戦闘員が同性愛者ナイトクラブを攻撃」と伝え、襲撃を称賛した。ISはこれまで支配地域で同性愛者の公開処刑をあいついでおこなっている。ISが同性愛を罪とし「死刑」と規定する根拠は何か。そしてどのように刑が執行されるのか。この記事は、IS支配地域の実態を伝えることが目的である。同性愛についてはイスラム諸国や法学者でも様々に見解が異なり、ISの極端な宗教解釈が、イスラムの全般的なものとは受け取らないでいただきたい。(この記事には後編もあります)【前編】【後編】 これはIS出版部門ヒンマが発行したパンフレットで、シャリーア(イスラム法)とハッド刑に関するもの。一般にシャリーアとは、コーランと預言者ム
◆バグダディに忠誠誓いジハード戦士へ【動画+写真37枚】 イスラム国(IS)の軍事キャンプでの教練を終えた新兵は、必ず指導者バグダディに忠誠を誓う忠誠式をする。このあと「ジハード戦士」として各戦線に配置されていく。今回は、軍事教練達成と忠誠についてとりあげてみたい。バグダディへの忠誠は、アフリカやフィリピンにまで及びつつある。 動画のロードに時間がかかる場合があります 【IS動画・日本語訳】セイフ・バハル軍事キャンプ(2015/09) 一部意訳・転載禁止 2015年9月公開のセイフ・アル・バハル軍事キャンプの動画映像。フラート県はISが勝手に作った県で、イラク西部とシリア国境にまたがる地域に位置する。当時はISがシリア・イラクでまだ広範に勢力基盤を保持していた時期。48秒目からがIS軍事キャンプの歌。また、前々回の映像と同じアブ・ハムザ・ムハジールのスピーチ(2008年)が使われている。映
◆ヌスラ戦線も映像駆使し外国からの志願者勧誘 イスラム国 (IS)は、プロパガンダ映像を効果的に利用することで知られるが、ヌスラ戦線も映像をいくつも制作してきた。これはヌスラ戦線が昨年公開した映像で、外国人を戦闘員に勧誘する目的でつくられたもの。 動画のロードに時間がかかる場合があります 【ヌスラ戦線・動画1・日本語訳】「戦列に加わろう」(出撃編)(転載禁止) ヌスラ戦線の広報動画「戦列に加わろう」(出撃編)。シリア・アレッポ広報部門の制作。アッラーが守ってくれると鼓舞したり、ウンマ(イスラム共同体)のための殉教への覚悟などはISと同じだ。ISと異なるのは、革命(セウラ)という表現を使っているところ。逆にISがよく使う「カリフ国の兵士」という言葉は聞かれない。 メディア戦略に力を入れるイスラム国(IS)と比べてシンプルなものの、近年はドローンやアクションカム(GoPro)を使った映像も交え
◆制圧後のモスルで「カリフ」名乗る 武装組織イスラム国(IS)のアブ・バクル・バグダディ指導者が、6月に制圧したイラク・モスルのモスクで、「カリフ」を宣言する映像が公開された。映像には「イスラム国・カリフ・信徒の長」とあり、バグダディは「私が指導者として任じられた」としている。このプロパガンダ映像には宗教的言辞が並んでいるが、「宗教」の名のもとに斬首や住民殺戮を繰り返す過激組織である実態にも留意していただきたい。ISは何を根拠に戦っているのか。その思考や背景を読み解くため検証資料として全文を掲載する。。「カリフ就任」に関するテキスト部分は下のほうの赤文字の箇所。(一部意訳) 映像はイスラム国(IS)の公式メディア部門フルカーンによって公開された。動画は全編21分。撮影されたのは7月4日と見られる。この金曜礼拝の場所は、ISが6月に制圧したイラク・モスル市内にあるアル・ヌーリ・モスクとされる
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