7月17日、モルガン・スタンレーはイタリアの銀行が抱える不良債権の比率を欧州の平均水準まで抑えるには10年かかる可能性があるとの見方を示した。写真はモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナの本店入口。6月撮影(2017年 ロイター/Stefano Rellandini) モルガン・スタンレーは17日、イタリアの銀行が抱える不良債権の比率を欧州の平均水準まで抑えるには10年かかる可能性があるとの見方を示した。「バッドバンク」とも呼ぶ、銀行から不良債権を買い取る資産管理会社の整備が助けになるかもしれないと述べた。 2014年に景気後退を脱したイタリアは、銀行が3490億ユーロ(4000億ドル)の不良債権を抱える。欧州全体の3分の1を占める額だ。司法制度の問題や緩慢な経済成長を背景に融資の回収に苦戦している。 ただ州政府による資本注入や、世界最古の銀行であるモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・
イタリア政府は28日、移民を自国の港に運んでくる外国船の入港を禁止すると警告した。同国のマウリツィオ・マッサリ欧州連合(EU)大使はEUに、「持続できない」状態だと通達した。パオロ・ジェンティローニ伊首相は、他の欧州諸国が「そっぽを向いている」と非難している。 過去4日の間で推定1万人が北アフリカからイタリアを目指したと思われる。今年に入りすでに7万3000人以上(昨年同期比14%増)の移民がイタリアに上陸した。 イタリア沿岸警備隊は、各国や複数の援助団体による救助活動を調整している。小型船などで地中海を渡ろうとする移民の救助には、非営利団体(NPO)も参加。非営利団体の船はドイツやマルタなど他のEU加盟国の船籍を登録していることが多い。
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