金庫や鍵は大切なものを守るためにある。では何から、どうやって守るのか。人々の知恵や意識、そして歴史を実感できるのが「金庫と鍵の博物館」の醍醐味だ。私は東京都墨田区の杉山金庫店の3代目。主に先代の父が集めた古今東西の錠前や金庫は200を下らない。墨田区の呼びかけで1986年に小さな博物館として公開を始め、現在は店も館長も自分が引き継いでいる。古代エジプトの模造錠から江戸時代の千両箱、昭和初期の
![金庫と鍵 守る古今の知恵 古代エジプトから近代まで、東西の200点を紹介 杉山泰史 - 日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/461aa4e48aaac252ee52ce20289409a6d2d3090d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Farticle-image-ix.nikkei.com%2Fhttps%253A%252F%252Fimgix-proxy.n8s.jp%252FDSKZZO6048572002052022000000-1.jpg%3Fixlib%3Djs-3.8.0%26auto%3Dformat%252Ccompress%26fit%3Dcrop%26bg%3DFFFFFF%26w%3D1200%26h%3D630%26s%3De43d8b3afbaa83aba1af6664315d21e1)
金庫や鍵は大切なものを守るためにある。では何から、どうやって守るのか。人々の知恵や意識、そして歴史を実感できるのが「金庫と鍵の博物館」の醍醐味だ。私は東京都墨田区の杉山金庫店の3代目。主に先代の父が集めた古今東西の錠前や金庫は200を下らない。墨田区の呼びかけで1986年に小さな博物館として公開を始め、現在は店も館長も自分が引き継いでいる。古代エジプトの模造錠から江戸時代の千両箱、昭和初期の
「墨田区にある『金庫と鍵の博物館』がちょっとおもしろそうなんですよ」 夏のさなか、日々マネーネタを追っている価格.comマネー編集部との打ち合わせで出たのがこの話題。なんでも、「世界に1台の昭和12年頃の機密金庫」や「古代エジプトの模造錠」、「江戸時代の因幡錠」などをはじめ、金庫の逸品が陳列してある博物館なのだとか。マネーと金庫は古くから切っても切れない関係だし、キャッシュレス時代の今、あえて金庫に注目してみるのもおもしろそう、ということでさっそく取材にうかがうことに。少々長めの記事ですが、マネー読み物としてお気軽にお楽しみください。 そういえば、ドラマとか映画で聴診器を使って金庫を破るシーンがありますよね。これについてもぜひ聞いてみたいところ 東京の下町にある「金庫と鍵の博物館」 東京・墨田区にある「金庫と鍵の博物館」。大正時代から続く老舗「杉山金庫店」に併設されています。取材に対応して
この原稿は、長いあいだ愛用するワープロで、打っている。つい先日のテレビによると、1980年代末にパソコンが普及し始めたころ、ワープロがなくなるかどうかについて、メーカーにアンケートがあったそうだ。すると各社とも、共存できるとの回答だった、という。ところが現実には、21世紀を迎えてパソコンが一気に普及し、ワープロは市場から駆逐されてしまった。それを予見したわけではないが、97年に作家専業になった
福井県の山深い場所に、その集落はある。京都府、滋賀県との県境に近く、県道35号から南に伸びる頼りない一本道しか交通手段はない。都会の喧騒とはかけ離れたこの場所に、かつて9世帯が暮らす永谷集落があった。 その平穏な村にダム計画が持ち上がったのは、今から40年前の話だ。ダムが完成すれば、集落は水没して消滅する。穏やかな日々を過ごしていた住民たちは、賛成派・反対派に分かれて対立したが、最終的には全世帯が移転し、集落は無人となった――。
第28回 南小谷駅 - 平岩駅 <令和の新時代を迎えた今、名実共に「戦後」が終わり、2020年代は新しい世代が新しい日本を築いていくことになるだろう。その新時代の幕開けを、飾らない日常を歩きながら体感したい。そう思って、東京の晴海埠頭から、新潟県糸魚川市の日本海を目指して歩き始めた。> ◆トンネルが連続する国道を避けて・・・ 約2年半かけて東京から日本海を目指して歩き継いで来たこの旅も、ゴール間近だ。今回は、長野県最後の特急停車駅、南小谷(みなみおたり)駅から歩き始め、新潟県境を目指す。ずっと日本列島の東西の境目にある大地溝帯、フォッサマグナに沿って歩いているのだが、このあたりの地形はその西端の糸魚川静岡構造線の真上ということになる。 実際に歩いてみると、北アルプスから日本海に注ぐ姫川が、ちょうど糸魚川静岡構造線を視覚的に認識できるような形で谷底を流れている。その川沿いを通る国道148号を
「営業すればするほど赤字が増えてしまう」 「これ以上営業を継続できない」 北アルプスで山小屋を営む経営者の悲痛な声です。NHKが行ったアンケート結果からは、コロナ禍で山小屋の経営悪化だけにとどまらない大きな課題も見えてきました。 (映像センター山岳取材班カメラマン 岡部馨 奥田悠/ニュースウオッチ9ディレクター 安食昌義) 標高3000メートル級の山々が連なる北アルプスには、豊かな自然を求めて年間およそ850万人が訪れます。 多くの山小屋では春から秋にかけて登山者を受け入れていますが、去年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて休業したり、営業期間を短縮したりするなどの対応を余儀なくされてきました。 コロナ禍2年目のことし、本格的な夏山シーズンが始まるのを前に北アルプスの山小屋はどのような状況になっているのか。NHKではアンケートを実施しました。 調査では「北アルプス山小屋協会」に所属する9
新型コロナウイルスが首都の道路事情に影を落としている。東京都内の2020年の交通事故死者数は53年ぶりに全国で最悪を記録、緊急事態宣言などで交通量が変動するなか、車の速度超過や危険な横断が目立った。環境の変化は事故の増加に関わるとされる。コロナ禍の収束は見通せず、運転手と歩行者双方に細心の注意が求められている。東京都江戸川区北小岩の交差点に20年5月上旬、時速60㌔の制限速度を超えたワゴン車が
見渡す限りの田んぼの真ん中にぽつんと鳥居が立っている。ただ、神社はない。JR福井駅から自動車で約20分の福井市東郷地区。そこにかつてあった大森神社の鳥居だけが残る。2003年には足羽川の桜並木などとともに福井市の景観重要建築物に指定された。高さ3メートルほどの鳥居は福井市の名産だった青みがかった石材「笏谷(しゃくだに)石」でつくられている。近くに建物は存在せず、季節や時間によって見え方は変わる
「公共交通機関に乗るのが怖くなって」。横浜市の会社員、仲裕介さん(35)は新型コロナウイルスの感染が広がりだしてから、電動キックスケーターに乗る機会が増えた。自宅周辺であればなるべく公共交通機関は使わない。歩道の人混みを尻目に、時速20~30キロメートルで車道を滑り抜ける。電動スケーターは原付き免許があれば公道での走行が可能。最高時速は40キロメートルほどで、1度のバッテリー充電で約50キロメ
全国の漁港などで放置された船が住民や漁師らの悩みの種になっている。漁の妨げとなり、災害時には流失して二次被害を呼ぶ恐れもある。放置船が覚醒剤の密輸に使われたり、不正に転売されたりする犯罪も発覚した。国が2022年度の「放置船ゼロ」を掲げるなか、自治体の撤去作業は進んでいない。長崎市内の埋め立て地「皇后島」の一角に、赤銅色のさびに覆われた廃船が浮かんでいる。廃船の周りにはアサリを捕りにくる人がい
もう世界がパニックです。 僕は中程度の花粉症なのですが、電車の中でクシャミしたら、見ず知らずのオッサンに睨みつけられ(・д・)チッと舌打ちされました。 マスクしてるのに。 北斗の拳の描く「世紀末」を、まさか21世紀の山手線で見つけるとは。 「正常性バイアス」にかかるのも1つでは?不確かな情報を書くのは避けるとして、有識者の語る「正しく怖がる」ってなかなか難しいですよね。 そもそも、何が正しいのかが分からない。テレビでは新型インフルエンザの検査をしろって言うてるし、ネットでは全員検査したら医療機関が崩壊するって言うてる。 不要不急の外出は控えろと政治家たちが言っているのに、その政治家は立食パーティをしている。 どっちを鵜呑みにして良いか分からないって頭抱えていたら、意識高い系から「自分の頭で考えられない情弱」とdisられる。 不安ですよね。 どうしたら良いか分からない人は、本当にどうしたら良
新型コロナウイルスの感染が拡大し国内でもマスクの需要が大幅に増える中、マスクメーカー各社は増産の対応をとっていますが、注文の多さに対して供給が追いつかない状態が続いています。 このうち、大手日用品メーカーのユニ・チャームは、マスクを生産している国内の複数の工場で24時間体制で増産を続けていますが、注文の多さに供給が追いついていないということです。 また、中国にある工場でも10日からマスクの生産を再開しましたが、従業員の健康状態を確認しながらの対応となり、どの程度の生産ができるかは分からないとしています。 医薬品メーカーの玉川衛材も、先週から中国 上海郊外にある工場でマスクの生産を再開しましたが、いつから日本向けに出荷できるかはまだ見通せないとしています。 王子ネピアは、国内の工場で従業員を増やして増産にあたっていますが、注文に対して供給が追いついていないということです。 各社は当面、増産体
「こんぴらさん」で知られる香川県琴平町の金刀比羅宮(ことひらぐう)の参拝客を乗せ、長い石段を上る「石段かご」が来年1月で営業を終える。担ぐ人が3人に減り、最高齢は69歳。若手も見つからず、高齢者らのお参りを支えたなじみの光景が見られなくなる。 【写真】「最後の記念に」と参道の店員を乗せる担ぎ手たち=2019年12月27日午後1時51分、香川県琴平町、多知川節子撮影 金刀比羅宮は山の中腹にあり、本宮まで785段の石段を上る。石段かごは、竹や木でできた「山かご」を2人で担ぎ、365段の大門まで運んできた。現在は上りが5300円、往復が6800円。 1970年から1業者のみが営業する。不景気で客が減り、3年ほどやめた時期もあったが、代表の田中武彦さん(72)が83年に復活させた。88年の瀬戸大橋開通後は、日に21回往復したこともあった。
滋賀県で日本紅斑熱による死亡例先日、「マダニにかまれ男性死亡」というショッキングなニュースが報道されました。 滋賀県に住む50代男性が、日本紅斑熱という感染症で亡くなったというものです。今年は他にも広島県や静岡県で日本紅斑熱による死亡例が相次いでおり、警戒が必要です。 日本紅斑熱とは、マダニが媒介する感染症で西日本を中心に発生しています。 今回、滋賀県で初めて日本紅斑熱の症例が報告されましたが、隣の三重県は日本紅斑熱が最も多い地域の一つであり、日本紅斑熱を媒介すると考えられているフタトゲチマダニやキチマダニは全国的に分布していますので、程度の違いはあれどどの地域でも日本紅斑熱に罹患する可能性はあると考えておいた方が良いでしょう。 またマダニの活動性の高い夏から秋にかけて感染例が増えることが知られており、特に10月は日本紅斑熱の報告が多い月です。 日本紅斑熱の都道府県別患者報告状況および診断
2004年にベストセラーとなった「洞窟オジさん」(小学館)をご存じだろうか。当時13歳だった少年が家出し、57歳で発見されるまでの43年間、人知れず洞窟や森の中で過ごした日々を描いた1冊である。 洞窟オジさん (小学館文庫) 作者: 加村一馬 出版社/メーカー: 小学館 メディア: 文庫 廃坑となった洞窟で雨風をしのぎ、腹が減れば狩りや採取、魚釣りで食料を調達。少年は人間が作り出した便利なシステムから遠くかけ離れたところで自然と格闘し、命をつないできた。 長い野宿生活の中で、彼はいったい何をどうやって食べ、生きてきたのか。究極のサバイバルライフは十数年前になぜ終わりを迎えたのか。73歳となった現在、どういった暮らしをしているのか。「洞窟オジさん」こと加村一馬さんに話をうかがった。しばしの「家出」にお付き合い願いたい。 話す人:加村一馬(かむらかずま)さん 昭和21年8月31日生まれ。群馬県
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