スイス連邦は住民が周辺列強国の支配から逃れ、「自治と独立」を目的として同盟を締結したことに起源を発する。したがって現在も系統を異にする人々が、四つの言語を使いながら一つの国を構成している多様性の国である。このような国のなりたちは制度面にも色濃く現れており、連邦制や半直接民主制などの特色あるしくみをもっている。連邦制をとるスイスでは州が大きな権限をもつため、地方行財政については厳密には州の数だけ制度が存在するともいえる。また、住民が直接政治へ参加する半直接民主制が発達し、特に住民集会などのユニークな制度が現在も機能している。 本書は、パリ事務所が平成5年3月から6月にかけて収集した資料を、渡辺克巳所長補佐がとりまとめ執筆したものである。資料はフランス語のものを中心に、ドイツ語、英語のものも収集した。本書がスイスの地方行財政に関する基礎資料として地方自治関係者、地方制度研究者の方々の参考
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